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あのゲームメーカーの社名の由来は?「セガ→SERVICEとGAMESの頭2文字」「ナムコ→中村製作所の英語の頭文字」

『セガ』や『スクウェア・エニックス』といった、日本の有名ゲームメーカーたち。皆さんはこれらのゲームメーカーの社名の由来というのをご存じですか? 今回は、ゲームメーカーの社名の由来を紹介します。

【面白い由来を持つ地名を調べてみました】

●セガ
メガドライブやセガサターンなどを発売し、ゲーム業界を代表するメーカーの一つ『セガ(SEGA)』。広報さんに社名の由来を伺ったところ、

「『ゲームをサービスする会社』ということで、SERVICEとGAMESという単語から。それぞれの単語のアルファベット2文字ずつを合わせて『SEGA』となった」

とのことです。意外とシンプルな由来なんですね。

●カプコン
『モンスターハンター』シリーズなどで知られ、今年6月11日に創業30周年を迎えたゲームメーカーの『カプコン』。広報さんによると社名の由来は、

「当時もてはやされていたパーソナルコンピューターに向こうを張るつもりで考案した『カプセルコンピュータ』の略称」

とのことでした。

また、「カプセル」という名称は、「当社のゲームソフトが、『遊び』を詰め込んだカプセルであるという意味を持つとともに、人々に楽しんでいただくゲームコンテンツを、違法なコピー品・粗悪な模造品から守り抜く硬い外殻で保護したい、という思いが反映されている」のだそうです。

●スクウェア(現:スクウェア・エニックス)
『スクウェア・エニックス』の広報さんにスクウェアの由来を伺いました。

『スクウェア・エニックス』の前身である『スクウェア』の社名にはゴルフのアドレスやグリップで使われる『スクウェア』をそのまま使いました。英語の『SQUARE』には、『正方形』『広場』『頑固な』『きちんとした』などの意味があり、ゴルフ用語としては「飛球線に対して90度に正対している状態」を指します。問題に対して逃げ腰ではなく、直視していく企業体を目指す意味でこう名付けられました」

こうした理由でスクウェアという名前になったそうです。また、広報さんによると、

「ゲームソフトの開発現場は、そのプロジェクトに賛同するクリエーターたちが集まる広場、すなわち『スクウェア』です。スクウェアという名前には、先端機器が整備された製作環境の中で、クリエーターたちが豊かな感性と創造力を発揮し、世界に通用するエンターテインメントを提供する国際的企業となる思いが込められています」

とのことでした。

●エニックス(現:スクウェア・エニックス)
こちらも『スクウェア・エニックス』の広報さんに由来を伺ったところ、『エニックス』というのは

「『エニアック』と『フェニックス』を合わせた言葉」

なんだそうです。エニアックは世界初の汎用(はんよう)コンピューター、フェニックスは不死鳥という意味ですね。

●ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)
『バンダイナムコゲームス』の広報さんに社名の由来を伺いました。

「『バンダイナムコゲームス』は、2006年にバンダイとナムコのゲームコンテンツ事業を統合して設立した会社です。『バンダイナムコゲームス』の前身である『ナムコ』は、さらに前身である『中村製作所(NAKAMURA AMUSEMENT MACHINE COMPANY)』の頭文字を取って、『NAMCO(ナムコ)』となりました」

『バンダイナムコゲームス』の歴史は、元は中村製作所という会社だったのですね。

こうした社名の由来をひもとくとなかなか面白いものですよね。ゲームメーカーだけでなく、日本のさまざまな会社名の由来を調べてみるのも楽しいかもしれませんね!

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年07月26日に公開されたものです

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