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海外で役立つこんなトラブルどうする集「パスポートなくした」「カード落とした」

「パスポートをなくしてしまった!」「クレジットカードを落とした!」。注意していても、こういったトラブルが起こってしまうものです。ですが、いざこういったトラブルに遭遇したときはどうすればいいのでしょうか? 身近なトラブルの対処法を紹介します。

パスポートをなくしたときは?

「家にあるはずのパスポートがどこにもない! なくした!」という場合。普通に保管していればなかなかないことですが、引っ越しの際にどこかにいってしまうケースもまれにあるそうです。

この場合は、まず自分の住んでいる所轄の警察署に紛失(盗難)届を提出します。その際、警察署で紛失届を提出した旨を立証する書類を発行してもらいましょう。

次に、最寄りのパスポート申請窓口で「紛失一般旅券等届出書」を、パスポート用と同じサイズの写真1枚と、警察署で発行してもらった立証書類とともに提出します(住民登録をしていない地域での申請の場合は住民票の写しも必要)。提出の際、身分が確認できる書類の提示も必要です。これで紛失したパスポートが失効となります。

ちなみに、海外で紛失・盗難に遭った場合は、最寄りの警察署に届け出て、紛失・盗難届の受理証明書をもらいます。 受理証明書を持って現地の日本大使館(領事館)へ行き、再発給や、「帰国のための渡航書」の発給の申請をしましょう。

パスポートの再発行ですが、新規取得と同じ手順を踏まないといけません。すぐに発行できないので注意が必要です。

クレジットカードを落とした、なくしたときは?

クレジットカードを落とした際、当たり前ですが他の人に悪用されないようにしないといけません。そのために、カードの停止が最優先です。クレジットカード会社に連絡して紛失した旨を伝えましょう。カード紛失の場合などは、通常の問い合わせ番号とは別の番号の場合がありますから、焦らずしっかりと確認しましょう。その後、警察に紛失届を提出します。

カードの停止を行うと、当然ながらそのカードは使用できませんので、公共料金などのクレジット支払いもできなくなります。急を要することではありませんが、そちらに連絡するのも忘れずに。

後日、カード会社から再発行の書類が届くので、カードの再発行申請をしましょう。もし万が一、カードを停止するまでの間に悪用されて損害が発生した場合でも、しっかりと届け出をしていれば負担してくれます(会社によって異なります)。

「手続きが面倒だし……」「もしすぐに見つかったら……」と思うかもしれませんが、悪用された場合を考えるとやはりすぐに停止するのが無難かもしれませんね。

スマホを水没させてしまった場合

お風呂やトイレでスマホを使用していて、うっかり水没させてしまったらどうすればいいか。基本的に、電子機器を水没させてしまうとアウトですが、うまく乾燥させれば何とか電源が入るようになるまで回復する可能性はあります。

スマホを水から引き上げたら、まずはしっかりと乾いたタオルで水分を拭き取ります。その後、電源がまだ入っている状態ならオフにします。電源を切ったら、カバーを外して電池パックなどを取り外します。電池パックなどがぬれていたら、内部にもがっつり水が入っている証拠です。電池パックなども乾いたタオルで拭き、乾燥させます。

あとは、本体にドライヤーをやや遠めから当て続け、とにかく乾燥させます。ドライヤーだけでなく、天日で長時間乾燥させてもいいです。最低でも2日以上乾燥させるのがベストです。

しっかり乾燥させたら、電源を入れましょう。もし運よく電源が入ったら、すぐにデータのバックアップを取りましょう。一度水没したスマホはその後も正常に動くか分かりません。可能なら早めに交換することをお勧めします。

しかし、乾燥させても電源が入らないことがほとんどです。水没させないように普段から気を付けることが大事ですね。

三つの「こんなときどうすれば!?」というパターンを紹介しました。パスポートの紛失はそうそう起こらないでしょうけど、クレジットカードやスマホの場合は日常で使う頻度が高いだけに、トラブルに遭う可能性も高いですよね。もしこういう事態に陥った場合のために、対処法をしっかりと覚えておきたいですね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年07月16日に公開されたものです

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