子どもへの絵本の読み聞かせは代々引き継がれる? 子どもの絵本と教育に関する調査。メディケア生命保険株式会社
メディケア生命保険株式会社は「子どもの絵本と教育に関する調査」を携帯電話によるモバイルリサーチで実施した。調査機関は2013年6月8日~6月12日の5日間、対象者は20歳~59歳の小学3年生以下の子どもを持つ男女1,000名。
パパ・ママ自身が子どもの頃に『読み聞かせをしてもらった』世代は20代が6割強、子どもへ『週に1日以上』読み聞かせをする頻度は未就学児が半数以上、小学生に上がると28.6%と大幅に低下することがわかった。
子どもの頃に絵本の読み聞かせを「してもらった層」と「してもらっていない層」を比較したところ、『週に1日以上』読み聞かせをする親は「してもらった層」は56.8%と読み聞かせが「なかった層」の37.3%を大幅に上回った。特に父親に読み聞かせをしてもらった層では73.3%が『週に1日以上』読み聞かせをすると回答し、父親の育児参加の影響力の高さが窺い知れる結果となった。
絵本の読み聞かせで期待する効果に関しては、パパ「スキンシップ」53.2%、ママ「本に慣れ親しむ習慣」64.0%と、子どもと本を通してコミュニケーションを期待する父親と、母親側は本を好きになることや、子どもの発達を期待することがわかった。
読み聞かせたい絵本について聞いたところ、最も多かったのは「日本のおはなし・物語絵本」で52.6%、「しつけ絵本」が39.2%と物語や、しつけについて聞かせたい傾向に、小学生になると「防災絵本」26.2%や「交通安全絵本」33.5%の割合が高くなり、防災や、交通安全を絵本で学ばせたいという親心が見て取れた。
子どもの頃の読み聞かせが将来の人格・性格や能力に影響があるかについては、【家族愛】73.5%【優しさ】66.2%【コミュニケーション能力】、【倫理観】63.4%など、絵本が色々な分野で子どもに影響を与えると考える親が多かった。
※この記事は2013年07月12日に公開されたものです