クーポンは商品購入に影響大?半数以上が利用不可で購入しなかった経験あり
スマートフォン・モバイルマーケティングを行っている、MMD研究所は、クーポンを利用したことがある、20歳以上の500人(フィーチャーフォン利用者250人、スマートフォン利用者250人)を対象に、「クーポンの利用に関する実態調査」を実施。クーポンがあることの購入への影響度や、クーポンを知る場面、利用店舗などを調べた。調査期間は2月21日~2月24日。
●購入・申し込みへの影響度は、新規・継続ともに8割以上
クーポンがあることで、商品の購入やサービスの申し込みにどれくらい影響するかを聞いたところ、新規購入・申込時では、「影響する」(「とても影響する(32.8%)」、「やや影響する(52.8%)」の合計)と回答した人が85.6%にのぼった。
また、継続購入・申込時の影響度についても、85.6%が「影響する」(「とても影響する(31.0%)」、「やや影響する(54.6%)」の合計)と回答している。
●クーポン情報を知る場面は、利用端末によって違いがある
フィーチャーフォン利用者、スマートフォン利用者それぞれに、クーポン情報を知る場面について質問したところ、ともに「PCサイト(フィーチャーフォン利用者:70.8%、スマートフォン利用者:67.6%)」が最多。
2位以下は、所有デバイスでの違いが出ており、フィーチャーフォン利用者は「折り込みチラシ(51.6%)」、「フリーペーパー(46.8%)」、スマートフォン利用者は、「スマートフォンサイト(56%)」、「スマートフォンアプリ(51.2%)」となった。
差が顕著にあらわれているのは、「モバイルサイトでクーポン情報を知る(26%)」と、「スマートフォンサイトでクーポン情報を知る(56%)」で、スマートフォンを利用することで、クーポン情報を知る機会が増えていることがわかる。
また、最も利用頻度の高いクーポンの取得元をそれぞれに聞いたところ、フィーチャーフォン利用者は上から「PCサイト(30%)」、「折り込みチラシ(20%)」、「モバイルサイト(11.2%)と回答。一方スマートフォン利用者は、「スマートフォンアプリ(24.4%)、「スマートフォンサイト(23.2%)」、「PCサイト(15.2%)となった。
なお、店舗でクーポンを利用しようとしたが、利用しなかった(できなかった)と回答した人を対象に、クーポンが利用できなかったことで、商品・サービスの購入・申し込みをしなかった経験について聞いたところ、フィーチャーフォン利用者の52.9%、スマートフォン利用者の56.4%が「購入・申し込みをしなかったことがある」と回答した。
※この記事は2013年04月30日に公開されたものです