主婦の99%が購入時食品期限を確認。一方、期限切れも8割にのぼる
フィールドマーケティング支援サービスを提供しているソフトブレーン・フィールドは、20代~60代の既婚女性会員479名を対象に「主婦の食品期限の意識調査」を実施。食品の廃棄ロス削減に対する意識が高まるなか、主婦の食品期限に関する調査結果をまとめた。調査期間は3月14日~3月20日。
●既婚女性のほとんどが期限表示を意識している
食品の期限表示である「消費期限」と「賞味期限(品質保持期限)」の違いに関しては、「違いを説明できる」が44.5%、「なんとなく知っている」が50.3%だった。また、約95%にのぼる既婚女性が期限表示を意識しており、食品の期限表示に関する理解もかなり浸透していることがわかる。
●購入時、約6割の人が食品期限を必ずチェック
購入時に食品期限を確認している割合は99%(「必ず確認している(64.1%)」、「商品によって確認している(34.9%)」の合計)。また、商品のとり方については、「期限をチェックして新しい商品をとっている」が71.0%、「奥からとっている」が16.1%、「手前からとっている」が12.9%となり、期限の新しい商品を選んで購入している様子がうかがえる。
「手前の商品の賞味期限と奥の商品の賞味期限をチェックして、新しいものを購入しています(30代)」などの意見が寄せられている一方で、「廃棄商品を減らすために、商品を手前から取ろうという運動があることを何かで読み感銘を受けた。それ以来、なるべくその日に使うものは期限内であれば古いものを買うようにしている(50代)」など、店舗での廃棄ロスを減らすため手前からとっている、というコメントもみられた。
●値引き商品は積極的に購入
期限が近くなり値引きされている商品の購入意欲については、「なるべく購入する」が19.4%、「すぐに食べる場合は購入する」が79.5%となり、値引き商品を購入すると答えた人は約99%。
値引き前の通常売価の商品は、鮮度の高いものを選んで購入する傾向が高い一方で、値引きでお買い得になっていれば、率先して値引き商品を購入していると考えられる。
●購入後、賞味期限の意識は低下傾向
自宅保管時の期限切れについては、約82%(「よくある(15.7%)」、「たまにある(66.0%)」の合計)の家庭で、食品の期限切れが発生。購入時に賞味期限を意識している割合は、99%にのぼっているにも関わらず、購入後の期限切れが多くの家庭で起きていることから、購入後、賞味期限の意識や管理が甘くなっていることがうかがえる。
※この記事は2013年04月11日に公開されたものです