「トイレに盛り塩はダメ」といわれる理由は? 盛り塩のNG例とおすすめの置き場所を解説
盛り塩は邪気を払ってくれるとされており、いろいろな場所に置かれます。中にはトイレに盛り塩を置いている人もいるでしょう。しかし、実は「トイレに盛り塩を置くのはダメ」といわれる場合も。この記事では、トイレに盛り塩がダメといわれる理由を解説します。
「トイレに盛り塩はダメ」といわれる理由
なぜ「トイレに盛り塩はダメ」といわれているのでしょうか? その理由は以下の通りです。
(1)塩が厄をため込むから
トイレは家の中でも特に厄をため込みやすく、風水において「不浄の場」と呼ばれる場所です。
そして、盛り塩は風水的に空間の厄を吸収する性質を持ちます。まめに取り換えれば空間の厄を落としてくれますが、放置すると厄をため込むことになりかねません。
そのため、トイレに盛り塩を置きっぱなしにすると厄をため込んだまま空間に悪い気が充満してしまうと考えられているのです。
もしトイレに盛り塩を置きたいなら、まめに交換することをおすすめします。特に初期のうちはトイレに悪い気が滞っている可能性があるため、なるべくひんぱんに交換した方が良いでしょう。
(2)盛り塩に頼って掃除をおろそかにするから
トイレに盛り塩を置くと、盛り塩の浄化効果に頼って掃除をおろそかにしてしまう可能性があります。
盛り塩はきれいな場所に置いてこそ、より高い効果を発揮してくれます。はじめから汚れているトイレに盛り塩を置いても、あまり効果は見込めないでしょう。
「盛り塩で浄化しているからOK」ではなく、「盛り塩を置くからこそまめな掃除が大切」なのです。
他にもある! 盛り塩のNG例
トイレに盛り塩を置く以外にも、NGとされる盛り塩の置き方や扱い方があります。盛り塩を置く前にチェックしておきましょう。
(1)鬼門と裏鬼門の両方に置く
鬼門とは北東のことで、鬼が出入りする方向といわれています。その反対の南西が裏鬼門で、鬼門と同じく不吉な方角とされています。
不吉な方角と聞くと盛り塩を置きたくなるかもしれませんが、鬼門と裏鬼門に盛り塩を置くと、鬼が出られなくなってかえって悪い気がたまると考えられているため要注意です。
ただし、「不吉な方位だからこそ悪い気が入ってこないように盛り塩を置くべきだ」という説もあります。
そのため、一概に「鬼門と裏鬼門に盛り塩を置くのはNG」とはいえないものの、気になる人はやめておいたほうが良いでしょう。
(2)寝室の枕元に置く
先ほども述べたように、盛り塩は置きっぱなしにすると邪気の温床になりかねません。
寝室の枕元に盛り塩を置いておくと、いつのまにか邪気がたまって寝ている人に影響を及ぼすという説もあります。特に寝ている間は無防備なので、邪気に抵抗できず危険といわれています。
もし気になるなら、寝室の枕元に盛り塩を置くのはやめておきましょう。寝室に盛り塩を置きたいなら、部屋の隅か神棚に置くことをおすすめします。
(3)置いた盛り塩を食用に使う
使用済みの盛り塩には邪気がたまっているとされているため、「もったいないから」といっても食用にするのはNGです。体内に悪い気を取り込んでしまうかもしれません。
使い終わった古い盛り塩は、生ごみに捨てるか水道に流すかして処分しましょう。
盛り塩を置くのにおすすめの場所は?
続いて、盛り塩を置くのにおすすめの場所を紹介します。
(1)玄関
風水において、玄関は新しい気の入り口であり、古い気が出ていくとても大切な場所です。
そんな玄関に盛り塩を置くことで、悪い気が入ってくるのを防ぎ、良い気だけを家の中にとどめられるでしょう。その結果、家全体の気が良いものになり、運気アップが狙えます。
(2)台所
台所などの水回りは、運気が滞りやすいといわれています。また、台所では水と火を使うため、対立する2つのエネルギーが存在して気が乱れがちです。
乱れがちな気を整えるためには、盛り塩を置くのが効果的といわれています。台所に盛り塩を置く場合、シンクのそばではなく床の隅がおすすめです。
(3)お風呂場
お風呂場でも、水と水を沸かす火を使うため、気が乱れやすいといわれています。また、お風呂場は身を清める大切な場所。
お風呂場に盛り塩を置いておくと、気を整えて外から入ってきた邪気を払うのに効果的であると考えられています。
ただし、シャワーなどの水が当たると盛り塩が崩れてしまうため、水が当たらない場所に置きましょう。
トイレに盛り塩を置くならまめな掃除と交換が大切
盛り塩は置くだけで効果が得られるというわけではなく、汚れた場所に置いたり長期間放置したりすると逆効果になる可能性も。
特にトイレは悪い気がたまりやすく、放置すると盛り塩が悪い気の温床になってしまうかもしれません。
ただし、「トイレには悪い気がたまりやすいからこそ盛り塩を置くべき」という考え方もあります。もし盛り塩を置くなら、まめに掃除して盛り塩を新しくしましょう。
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