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目の保養の意味と使い方。言い換え表現も紹介(例文つき)

あん茉莉安

「目の保養」はよく聞く慣用句ですが、意味を説明するとなると言葉に詰まってしまう人はいるかもしれません。この記事では、「目の保養」の意味と由来を確認した上で、使い方や言い換え表現を例文と共に紹介します。

「目の保養」はよく使われる慣用句の1つ。しかし、意味を曖昧にしか把握していない人もいるでしょう。

この記事では、「目の保養」の意味と由来を確認した上で、使い方や類語を例文と共に紹介します。

目の保養の意味と由来

意味は「うつくしいものを見て楽しむ」

「目の保養」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

目の保養

読み方:めのほよう

美しいものや綺麗なものを見て楽しむこと。多くは美しい風景や美しい女性を見て楽しむことを指す。

出典:『実用日本語表現辞典』

辞書にあるように、「目の保養」とは「うつくしいものを見て楽しむこと」で、その対象はもの、風景、人などさまざまです。

由来は「目で見て心を楽しませる」

「目の保養」の由来を考えるために、「保養」の意味を確認してみましょう。辞書では以下のように解説されています。

ほ‐よう〔‐ヤウ〕【保養】

[名](スル)

1 からだを休ませて健康を養うこと。養生すること。「山の温泉で―する」「―地」

2 心をなぐさめ楽しむこと。「目の―になる」

(『デジタル大辞泉』小学館)

上記の通り、「保養」には、体だけでなく心をなぐさめ楽しむという意味もあります。

うつくしいものを見ると良い気分になったり癒やされたりすることから、「きれいなものを目で見て心をなぐさめ楽しむこと」を「目の保養」と表現するようになったのでしょう。

目の保養の使い方(例文つき)

「目の保養」の意味を確認したところで、使い方も見ていきましょう。

ここからは、「目の保養」が使えるシーンと例文を紹介します。

(1)うつくしい景色を見て感動した時

山頂からの眺望や満開の桜並木など、うつくしい景色を見て感動した時、「目の保養」が使えます。

例文

・「この前登山に行ったけど、紅葉が見ごろで目の保養になったよ」

(2)価値があるものを見た時

ミュージカルや貴重な芸術作品など、自分にとって価値があるうつくしいものを見た時も、「目の保養」が使えます。

例文

・「先日見に行った演劇のパフォーマンスは、まさに目の保養だった」

・「あの美術館で展示されているゴッホの作品は、本当に目の保養になる」

(3)イケメンやきれいな女性を見た時

「目の保養」は、「イケメン」「美人」と感じる人を見てほれぼれした時にも使えます。

例文

・「さっきのお店の人、すごくイケメンだったね! 目の保養になっちゃった」

・「職場のきれいな先輩に会うたび、目の保養だなって思うよ」

(4)好きなキャラクターを見た時

現実のものだけでなく、アニメやマンガの好きなキャラクター(推し)を見て幸せな気分になった時も、「目の保養」と表現できます。

例文

・「は~、推しは本当に目の保養になるなぁ」

「目の保養」の言い換え表現は? 類語を紹介

「目の保養」にはいくつかの類語があります。

(1)「目の正月」

正月といえば、おめでたい年間行事の1つ。うつくしいものや貴重なものを見て正月のような喜ばしい気分になった時、「目の正月」「目正月」と表現できます。

例文

・「こんなに素晴らしい作品はめったに見られないよ。目の正月だね」

・「彼女のうつくしいドレス姿は、まさに目正月だった」

(2)「眼福(がんぷく)」

「眼福」は、文字通り「眼(め)」に「福」がやってきた喜びを表現する言葉です。うつくしいものや珍しいものを見た時に使えます。

例文

・「あんなイケメンを間近で見られて眼福だ」

・「貴重な作品を見て、眼福にあずかった気分だよ」

目の保養とはうつくしいものを見て楽しむこと

本文中で紹介したように、「目の保養」とは「きれいなものやうつくしいものをみて楽しむこと」をいいます。その対象は芸術作品や人、景色などさまざま。

「保養」は心をなぐさめ楽しむことを意味する言葉ですが、確かにうつくしいものを見ると、それが何であれ癒やされるものですよね。

きれいなものや価値のあるものを見て幸せな気分になったら、「目の保養」「目の正月」「眼福」といったフレーズで喜びを表現してみてください。

(あん茉莉安)

※画像はイメージです

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