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さみしがりやの特徴8つ(男女共通) 原因や心理、克服法を紹介

小日向るり子

男女ともに、「自分はさみしがりやだ」と思っている人はいると思います。では、さみしがりやな人には具体的にどんな特徴があるのでしょうか。心理カウンセラーの小日向るり子さんに、さみしがりやになる原因や心理、克服法について解説してもらいます。

自分はさみしがりやだと感じていませんか?

1人になった時にふと強いさみしさを感じ、「もしかして自分はさみしがりやなのだろうか?」と思う人もいれば、いつも心にさみしい気持ちを抱えていてどうにかしたいと思っている人もいるかもしれませんね。

今回はさみしがりやな人の特徴や原因を掘り下げ、克服のポイントまで紹介していきたいと思います。

さみしがりやな人の特徴8つ【男女共通】

まずは、さみしがりやな人の特徴を紹介します。

(1)1人の時間が苦手

誰かと一緒にいてもさみしい気持ちになる瞬間はあるものですが、やはり1人でいる時の方がさみしさを感じやすいです。

そのため、さみしがりやな人は1人の時間を苦手だと感じている人が多いです。

(2)通話やチャットが好き

さみしがりやな人は、電話やスカイプなどでのチャット、LINEでのコミュニケーションが好きな傾向があります。

リアルに会っていなくても、オンラインで「人とつながっている」という状態であれば安心できるからです。

この安心感をなるべく長く感じていたいため、話題が終わりそうになると次の話題を提供するといったことも多いです。

(3)LINEがいつ既読になるかとても気になる

送信内容が返信を必要とするものでなくても、自分が送信したLINEがいつ既読になるかがとても気になってしまいます。

LINEが既読になるまでの時間の長短で、相手の中での自分の存在の大きさを確かめようとしている場合もあります。

そのため既読になるまでは不安で、既読になるのが早ければ早いほど安心します。

(4)スケジュールが埋まっていないと不安になる

さみしがりやな人は、スケジュールが埋まっていないと不安になりがちです。

特に休日に予定がないことは強い不安につながることも多いため、休みの日は数カ月先までスケジュールが埋まっているという人も珍しくありません。

(5)複数人で楽しそうにしている人のSNSを見て嫉妬する

食事会やイベントなど、複数人で楽しそうにしている様子をSNSで見ると嫉妬を感じることがあるのも、さみしがりやな人の特徴です。

自分と仲が良い共通の友人たちが自分抜きで盛り上がっている様子を見ると嫉妬を感じるのは比較的一般的な心理状態です。

しかし、さみしがりやの人はそれが自分の知らない人であっても嫉妬を感じてしまう傾向があります。

(6)SNSで自分通信をするのが好き

さみしがりやな人は、「今日は○○してます」「○○を食べに来ました」といった自分通信を、頻繁にSNSに投稿しがちです。

興味を持った誰かが反応してくれれば、それがきっかけとなって人とつながることができるからです。

(7)ノリが良い

1人になる時間をなるべくつくりたくないので、さみしがりやな人はあまりお誘いを断りません。

また、次回も誘ってもらえるように飲み会などの場では明るい盛り上げ役になることも多く、周囲の人からは「ノリが良くて明るい人」と評されていることも多いです。

(8)スマホが手放せない

急にお誘いがあったり、LINEや電話が来たりした時にスマホがなければ、すぐに応じることができません。

連絡に気づくのが遅れて人とつながる機会を失ってしまうと、さみしい気持ちを感じてしまいます。

そうならないように、スマホがなかなか手放せなくなります。

さみしがりやになる原因と心理3つ

では、さみしがりやな性格にはどんな心理や原因が隠れているのでしょうか。

(1)見捨てられることへの強い不安がある

幼少期に親などの主な養育者から「ありのままを愛される」という体験が希薄な場合、他人から見捨てられることに対して過度な不安を感じるようになりがちです。

自分の成育歴を振り返ってみて心当たりのある人は、さみしがりやな自分を責めないでくださいね。

(2)自分に自信がない

自分の存在を肯定的に捉える感情を「自己肯定感」といいますが、さみしがりやな人はこの自己肯定感が低い傾向があります。

自分で自分を肯定することが難しいため、「誰かが自分と一緒にいてくれる=自分を好きだから一緒にいてくれる=自分を肯定してくれている」という体験を求めます。

(3)周囲にたくさん人がいる環境で育った

大家族や寮など常にたくさんの人に囲まれて育っても、いつかはそうした環境から離れる時が来るものです。

これまで周囲にいた人が多ければ多いほど「1人の環境」においてさみしさを感じやすくなります。

さみしがりやな性格の克服法4つ

自分の課題を解決したいと思った時は、具体的な行動により解決する方法と、自分の感情に焦点を当てて解決する方法があります。

今回は「行動編」と「感情編」に分け、それぞれについて克服法をいくつか紹介しますので、自分にできそうなものからやってみましょう。

行動編

まずは、行動面でさみしがりやな性格を克服する方法を紹介します。

(1)スマホデトックスの日をつくる

1人でいる時間に慣れるために、スマホに触れない日をつくってみましょう。

スマホが全く手放せない人がいきなり丸1日デトックスデーをつくると失敗してしまうことが多いので、そうした人は「週に1回午前中だけ」、など無理のないところから始めてみてください。

(2)1人で出かけてみる

飲食店や日帰り温泉、ショッピングなど、好きだけど1人では行けなかった場所に行ってみましょう。

今は1人客に配慮したお店や施設がたくさんあります。勇気を出して行ってみたら自分以外でも1人で来ている人はたくさんいるということに気づくはず。

なりたい自分(=1人で出かけられる自分)になるためには、なりたい人の近くに行くことが一番の近道です。

感情編

次に、感情面でのさみしがりやな性格の克服方法を紹介します。

(1)さみしい時は「さみしい」と言う

さみしがりやな人の中には、そんな自分が嫌で、頑張って常に明るい人を演じたり、「別に1人でも平気だけど」といった雰囲気を出したりする人も多いです。

しかし、そうすると気を張っていた反動で、1人になった時に余計にさみしさが募ってしまいます。

さみしい時は「さみしいからもう少しお話しよう」「1人じゃさみしいから一緒に行ってくれないかな?」と素直に言ってみましょう。

さみしい感情を認めてそれを素直に吐き出すことで、楽になることもあります。

(2)1人で過ごした自分を褒めてあげる

1日の終わりに1人で過ごした時間を思い出し、それを自分で褒めてあげましょう。

例えば「今日は午後から1人で3時間映画を見た、私すごいね」といった感じです。

1日の終わりに自分を褒めることで、安らかな気持ちで眠ることができるでしょう。

さみしさを癒やしてくれるのは他人だけではない

人は1人で生きていけませんから「さみしい」という感情があることは自然なことです。ですので、さみしいという感情が湧いてもそれを否定することはありません。

ただ、さみしさはいつも誰かによってでしか満たされないものではないこと、自分1人でも癒やせることを、ぜひ忘れないでくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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