ワールドカップ決勝戦「ドイツ対アルゼンチン」SNS上の“勝利国”はアルゼンチン
ヤフーは、「Yahoo!検索」および「リアルタイム検索」のデータを元に、2014年6月13日から7月14日まで行われた「2014 FIFA ワールドカップブラジル大会」に関する調査を行った。(データ集計対象期間:6月13日~7月14日)
【ブラジルをも圧倒した優勝国ドイツの強さの秘密 そして、日本がドイツサッカーから学ぶべきこととは】
●「ブラジル」は「南アフリカ」に比べて選手名や対戦相手とともに検索されていた
「ブラジル」と共に検索されている言葉の上位10語までみると、10ワード中4件もブラジルと対戦する国を検索しており、上位30語まで拡げると「ネイマール」選手や「オスカル」選手などの選手名も検索されている。
前回開催国の南アフリカと共に検索された言葉には、対戦国や選手名は入っておらず、今大会はサッカー強豪国ブラジルの代表選手や試合への関心が高かったようだ。
●決勝戦の日につぶやかれたヒーローはMVP
TwitterやFacebookの投稿を検索できる「リアルタイム検索」で、決勝戦ドイツVSアルゼンチンの試合が行われた日の選手名の投稿数は、第1位はアルゼンチンの「リオネル メッシ」選手で、第2位の決勝点をゴールしたドイツの「マリオ ゲッツェ」選手の投稿数67,788を2倍以上上回る145,471という結果になった。
3位はドイツ鉄壁のゴールキーパー、「マヌエル ノイアー」選手の66,488で上位3選手と4位以下の選手を大きく引き離している。
●日本代表選手はやはりこの人
日本戦があった日につぶやかれた日本代表選手名のツイート数の第1位は、本田選手で、2位の香川選手に比べて1.5倍以上だった。日本戦3試合における本田選手の「共起語」を調査すると、初戦は、先制ゴールを決めたことから「シュート」や「先制」、逆転された後は流れを変えた「ドログバ」選手や「逆転負け」などがつぶやかれた。
また、予選敗退が決まった最終戦のコロンビア戦では、次回のワールドカップに期待した「4年後」という言葉も見られた。
●ネイマールをケガさせてしまったスニガ選手の運命は
準々決勝の試合中、開催地ブラジルの期待を背負った「ネイマール」選手を、ファールで骨折させてしまったコロンビアの「フアン スニガ」選手。それまでのツイート数は約200~300を推移していたのが、一気に約8,500まで増加した。
「共起語」をみると、「命」や「出国」などの言葉もつぶやかれ、スニガ選手本人が危険に晒されるのではないかという思いがあったようだ。