【焼き芋リメイク】甘さと香ばしさが引き立つ！ 焼き芋スイーツレシピ5選

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

じっくりと時間をかけて火を通すことで、とろけるような食感と甘さになる焼き芋。特に寒い季節には、アツアツで体も温まる焼き芋が恋しくなりますよね。我が家でも手ごろなさつまいもが手に入ると、おうちで焼き芋を焼いたり、お店で購入したりもします。

焼き芋はずっしりとして、ある程度の太さや重みのあるさつまいもで作ったほうがおいしいですよね。甘味が強いおいしい焼き芋ほど、意外にお腹にたまって満腹になり、中途半端に残ってしまって困ることも……。

そんなときは残った量に合わせて、リメイクしてみてはどうでしょうか。さつまいもを使ってイチから作るよりも時短で、焼き芋ならではの風味も加わってくるのでイイですよ♪

今回はリメイクして作れる焼き芋スイーツをご紹介しますので、余ったときに試してみてくださいね。

焼き芋は大きさや甘さにばらつきがあり、リメイクするときには個体差があることを前提に使う必要があります。

さつまいもを普通にゆでたものよりも甘みが強く、焼いたことで香ばしい香りもついています。さつまいもの甘みが引き出されているので、砂糖なども少なくて済みますが、個体差があるので、レシピの分量は目安として量を調整するようにしましょう。

しっとり系、ほくほく系、ねっとり系など、品種によっても食感が違います。リメイクするときには、甘味だけでなく水分量や固さも影響するため、メニューによっては向き不向きがあることも。

つぶしてフィリングにするような使い方は、どの系統の焼き芋でもできますが、カットしたものを使う場合は、ねっとり食感のものはカットしにくく、できてもつぶれやすいのであまり向いていません。つぶして使う場合も、加熱して水分を飛ばし、扱いやすい固さに調整することも大切です。

使用する焼き芋のタイプによって、臨機応変に対応する必要があります。

やわらかい焼き芋は、そのままキャラメリゼにすると崩れやすいので、先にバターで焼いてからキャラメルソテーにしました。バターのコクとキャラメルの甘くて香ばしい味が加わり、洋風の大学芋のような味。軽く塩を振って甘さを引き締めると、塩バターキャラメル味に♪

材料
・焼き芋……輪切り5枚
・バター……10g
・砂糖……大さじ1
・水……小さじ1
・塩……少々
・アーモンド……1粒

※焼き芋はお好みの厚みで。焼き芋の量によってキャラメルの材料を増減してください。

作り方
① フライパンにバターを入れて溶かし、焼き芋の両面カリッとなるまで焼く。
② いったん取り出し、フライパンに砂糖と水を入れて色づくまで加熱する。
③ 茶色くなってきたら焼き芋を戻し、両面に絡める。
④ 刻んだアーモンドと塩をふりかける。

※焼き芋はやわらかいので優しく扱い、バターでしっかり焼くことで崩れにくくします。

外はバリッと、中はしっとり。焼き芋ならではの濃厚な味わいになります。甘さを控えたい場合は、キャラメルなしでバターソテーだけにして、ごま塩をふっても◎

さつまいものスイーツといえばスイートポテト。焼き芋はすでに加熱してあるので、皮をむいてすぐにつぶして味つけでき、短時間で完成。ちょっとつまんで食べられるよう小ぶりに作っておくと、おやつやお弁当にもぴったりです。

材料（8個分）
・焼き芋……150g
・卵黄……1個分
・牛乳……大さじ1
・バター……10g
・練乳……小さじ2
・砂糖……小さじ2
・黒ごま……適量

※卵黄は生地に加える分と表面に塗る分を合わせた分量です。

作り方
① 焼き芋の皮を剥き、卵黄（塗る用の分を少し取り置き）、牛乳、練乳、砂糖を加えてつぶしながら混ぜる。
② 弱火にかけながら練り、まとめやすい固さになったらバターを加えて混ぜる。
③ 絞り袋に詰め、オーブンペーパーを敷いた鉄板の上に絞りだす。
④ 指を水で濡らし、表面を整える。
⑤ 卵黄を表面に塗って黒ごまをつける。
⑥ 230℃に予熱したオーブンで10分焼く。

※焼き芋はしっとりしていることが多く、水分を飛ばしても手で丸めにくいので絞り出していますが、丸められるようならそのまま丸めてOKです。口金を使って絞り出しクッキーのように仕上げても◎

やわらかく、しっとりしたスイートポテトです。ふわっと香ばしい香りがするのがイイですよ♪

焼き芋のしっとりとした質感のおかげで、卵や生クリームを泡立てなくてもクリーミーなアイスになります。材料を順番に加えて混ぜるだけの簡単レシピです♪

材料
・焼き芋……150g
・卵……1個
・生クリーム……100ml
・牛乳……50ml
・砂糖……大さじ2～3
・バニラエッセンス……数滴

作り方
① 焼き芋の皮をむいてからつぶし、卵、砂糖、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる。
② 生クリームを数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
③ 牛乳を数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
④ 容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
⑤ 固まるまでに2～3回混ぜる。

※焼き芋を濾すと、仕上がりがなめらかに。お芋のツブツブ食感をあえて残すのもアリ。お好みでどうぞ。

冷凍庫から出してすぐは固いかもしれませんが、しばらく置くとすくいやすくなってきます。

焼き芋の香ばしさとキャラメルの香ばしさがちょっと似ているので、キャラメルソースとの相性は抜群！ あんこや白玉団子を添えて、和風にしてもイイですよ♪

手が込んだパイも冷凍シートを使えば簡単。焼き芋を使えば、中に詰めるフィリングもあっという間に用意できます。短時間で作れるわりに本格派のスイートポテトパイになるので、余った焼き芋のリメイクとは気がつかれないかも。

材料（4個分）
・焼き芋……100～120g
・冷凍パイシート……2枚
・卵黄……1/2個分
・バター……10g
・牛乳……大さじ1
・砂糖……大さじ1～2
・バニラエッセンス……数滴

作り方
① 焼き芋の皮をむいてからつぶし、バター、牛乳、砂糖を加えて弱火で練る。まとめやすい固さになったら冷ましておく。
② 冷凍パイシートを半解凍し、縦横をカットしてそれぞれ4等分にする。フォークで何ヶ所か刺し、半分の4枚は中に5本の切り込みを入れる。
③ オーブンの鉄板に切り込みのないほうの4枚を並べ、①をのせる。
④ 切込みのあるほうを上に被せ、端をフォークで押さえて1周する。
⑤ 卵黄を溶いてハケで塗る。
⑥ 220℃に予熱したオーブンで10分焼いてから、温度を180℃に下げて10～15分焼く。

※冷凍パイシートは半解凍くらいが扱いやすいです。もしやわらかくなってしまったら、冷蔵庫で冷やしてしっかりさせると作業しやすくなります。
※端はひらかないようにしっかりフォークで押さえつけて閉じるようにしましょう。

お好みでシナモンを加えたり、クリームチーズも一緒に入れたり、中のフィリングはアレンジしてもイイですよね。 焼きたてはアツアツなので、火傷しないように気をつけてください。

さつまいもとごまって本当によく合いますよね。少し手間はかかりますが、焼き芋で芋餡を作ってごま団子にしてみました。香ばしいごまの香りと、甘さ控えめの芋餡の組み合わせがおいしいので、ぜひ作ってみてほしい一品。

材料（5個分）
・焼き芋……80～100g
・白玉粉……50g
・水……大さじ3くらい
・はちみつ……小さじ2
・ごま油……小さじ1/4
・白ごま……適量
・揚げ油……適量

※水の量は白玉粉が耳たぶの固さになるように調整してください。少しずつ加えて様子を見ながら練ってください。

作り方
① 焼き芋の皮をむいてからつぶし、はちみつとごま油を加えてまとめやすい固さになるまで弱火で練る。
② 白玉粉に水を加えて、耳たぶの固さに練る。
③ 5等分にして丸める。
④ ラップの上にのせて、上にもラップを被せて伸ばす。
⑤ 上のラップをはがして①をのせる。
⑥ 下に敷いたラップで巾着包みにする。
⑦ 手で丸めて形を整える。
⑧ ごまを表面にまぶし、手でしっかり押さえて馴染ませる。
⑨ 揚げ油で転がしながら揚げる。

※白玉粉はベタつくので、ラップを使って伸ばしまとめます。シワシワになりますが、手でコロコロ丸められるようになるので大丈夫。ごまをまぶすとベタつくこともありません。
※白玉粉が緩くなりすぎたら、粉を足して調整してください。べちゃべちゃだと丸められません。
※火が通ってくると膨らんで破裂することがありますが、冷めてくると閉じてきます。温度は唐揚げなどを揚げるよりも低めでじっくりと。割れてきたら向きを変えたり、早めに引き上げるようにしてください。

揚げてごまの香ばしさをUPさせ、芋餡にもごま油を少し加えて、ごまの香りがさらにUP！ 揚げたてはおいしいけれど、かなり熱いので火傷注意。お餅部分がとろ～り芋餡と合わさって、何とも言えないおいしさです。

お餅部分は薄めなので、しっかりもちもち食感がほしい場合は、白玉粉を増量してくださいね。

焼き芋はじっくり時間をかけて火を通すことで、さつま芋の甘みを引き出し、香ばしい香りもおいしさとなります。

中途半端に残ってしまったときには、少し手を加えることで、短時間にできるリメイクスイーツがたくさん！ 今回ご紹介したレシピを参考にアレンジを加えて、もっと好みの味にするのもオススメです。

甘さや水分量など個体差があるので、調整しながら使ってみてくださいね♪