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2023年12月23日 11:35 更新

ホクホク派?ねっとり派?さつまいもの選び方と焼き芋をおいしく作るポイント

香ばしくて甘い焼き芋は、おうちでも作ることができます。おいしさを引き出すポイントを押さえれば、意外と簡単に作ることができるので、焼きたてアツアツの焼き芋をぜひ堪能してください♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒い冬に食べるアツアツで甘い焼き芋。さつまいもの品種によってねっとり系やほくほく系があり、近年のブームのせいか、今ではスーパーやコンビニなどでも食べることができるようになりましたよね。

さつま芋

焼き芋をお店で家族の人数分購入すると、なかなかいいお値段がしますが、おうちで作ってしまえばかなり割安に味わうことができます。

作り方はポイントを押さえればとても簡単。たくさん手に入ったときはおうち焼き芋をやってみて♪

さつまいもの選び方

さつま芋

作り方の前に、さつまいもの選び方も押さえておきましょう。さつまいもの品種によって仕上がりが変わってきます。

作るときのポイントは、あくまでも個々のさつまいもの味を引き出すだけなので、さつまいも選びが最も重要なんです。

品種

さつまいもはたくさんの品種が流通しています。ほくほく系、しっとり系、ねっとり系など好みに合わせて選ぶと◎。しっとり系とねっとり系は似ているので、作り方や個体差でどちらとも言えないことも。

■ほくほく系……紅あずま
■しっとり系……紅はるか、鳴門金時、シルクスイート
■ねっとり系……安納芋

大きさ

お店で作られている大きな焼き芋を、おうちで再現するのはちょっと難しい場合もあります。中まで火が通りにくいことと、加熱器具のサイズ的に焼けないこともあるので、焼きやすく食べやすい小ぶりなものがオススメ。

ふっくらして、ずっしりとした重みがあるものは、瑞々しさを保っている印。

ひげ

さつまいもの繊維が多ければ口に残って食べにくかったり、滑らかさに欠けてしまいますよね。ひげがたくさん出ているものは、そのまま繊維も多い可能性大。焼きいもにするなら固いひげがないものを選ぶといいですよ。

皮の状態

丸ごと焼くため、中がどうなっているのかは割ってみないとわかりませんが、皮にハリがあり、色つやがよいものは鮮度がよい印。逆に変色していれば、傷んでいるかどうかの判断にもなります。

皮に黒っぽい色の塊がついているものは、切ったときに染み出てくる白い汁が変色したもの。傷んでいるわけではないので安心してください。

時期

さつまいもは収穫後に追熟すると甘味が増します。9〜10月は収穫して間もないころなので、まだしっかり追熟できていない可能性があります。さつまいも掘りで自分で掘ったものは、2~3週間置いてから食べるようにしてみてください。

焼き芋をおいしく作るポイント

焼き芋 グリル

せっかく作ってもイマイチな味だとガッカリしてしまいますよね。焼き芋をおいしく仕上げるためのポイントもしっかり押さえておきましょう!

甘味

さつまいもから甘味を引き出すにはじっくりと時間をかけて、低温で加熱することが大切です。さつまいものでん粉が酵素により糖に変わることで甘味が増すのですが、この酵素が活性化するのが65~70℃くらい。そのため、酵素が活発になる温度を長く保つことで、甘味を最大限引き出すことができます。

しかも酵素は高温になると力が弱まってしまいます。高温で一気に過熱してしまうと、酵素が上手く働けず、デンプンが糖に変わらないまま、甘味が足りない仕上がりになってしまいます。

水分

加熱調理によって水分が抜けてしまうことはありますよね。パサついてしまえば、せっっかくの焼き芋のおいしさも半減してしまいます。そうならないために、焼く前にさつまいもを洗った後は水分は拭かずにそのまま使用。必要ならアルミホイルで包んで水分が逃げないようにします。

また、焼きすぎて水分が抜けてしまう場合もあります。丸ごと焼くため、中まで火が通ったかどうかは見てもわかりにくいので、串を刺して通るかどうかで確認してみてください。

香ばしさ

焼き芋のおいしさは香ばしさも重要ポイント。単に火が通っただけでは焼き芋本来の味わいではありません。

アルミホイルで包むことは焦げの防止にはなりますが、香ばしく皮が焼けないことも。そんなときはアルミホイルを剥がして、皮がパリッとするまで焼いてみてください。

焼き芋の作り方

1. BBQコンロ

BBQ 焼き芋

キャンプブームもあってBBQコンロを持っているご家庭も増えてきました。日常的にできる方法ではありませんが、炭火で作る焼き芋って……本当においしいんです。初めて焼いてみたときには、あまりのおいしさに感動!

ご自宅の庭やキャンプでBBQをする機会があったら、ぜひ焼き芋も作ってみてください。

BBQ 焼き芋

下準備
炭火で焼くため、焼きすぎてパサついたり、焦げたりしないようにしっかり対策することが必須です。

まずはキッチンペーパー2枚を濡らして軽く絞ってさつまいもを包み、さらにアルミホイルで包んだら準備完了です。

BBQ 焼き芋

作り方
BBQコンロの中の火力があまり強くない隅っこに置きます。あとは普通にBBQ を楽しんで、30分程度たったら火が通ったかどうか串を刺して確認。まだ固いようなら向きを変えたりして、さらに焼いてみてください。

我が家の場合、BBQがひと通り終わったころに固さを確認し、火力が落ち着いた残り火で焼き加減を調整すると、いい感じに焼きあがります。火力が強い場所に置いてしまうと、アルミホイルで包んでいても焦げてしまうことがあるので注意。

安いさつまいもがとろけるような蜜芋状態になって、衝撃を受けるくらいのおいしさでした。

炭火で焼くので香ばしさもしっかり楽しめますよ。

2. オーブン

焼き芋 オーブン

日常的に使う家電で焼き芋が焼けると一気にハードルが下がり、気軽に作ることができるようになります。

オススメなのはオーブン。手間は最小限で、加熱時間や温度も細かく設定できるので、スイッチを入れたらほったらかしで焼き芋が作れちゃいます♪

アルミホイルで包む方法

焼き芋 オーブン

下準備
洗ったさつまいもを塗れたままアルミホイルで包みます。

作り方
160℃に予熱したオーブンで90分焼き、そのまま放置して余熱でじっくり火を通します。加熱時間は大きさによっても変わるので、中まで柔らかくなっていなかったら加熱時間を追加してください。

焼き芋 オーブン

オーブンで焼いたさつまいもは、オーブンにお任せで手間もかからず、しっかり甘味が引き出された焼き芋になります。ただし、アルミホイルで包んで焼いた場合は香ばしさが控えめに。

焼き芋 オーブン

パリッと香ばしい皮にしたい場合は、仕上げにアルミホイルを剥がして、10分程度焼いてみてください。

アルミホイルを使わない方法

焼き芋 オーブン

香ばしさ重視で作るならアルミホイルなしでそのまま焼く方法が◎。我が家ではこちらの方法でよく作ります。とにかく皮がおいしく仕上がります。

下準備
さつまいもを洗い、フォークで何ヶ所か刺しておく。

作り方
220℃に予熱したオーブンで40~50分焼く。

アルミホイルで包むものより設定温度は高くして焼きますが、皮は香ばしく、甘みも十分引き出され、焼き芋のおいしさを十分堪能できます。ただし、端などは水分が抜けて固くなることもあるので、焼き方はお好みで選んでくださいね。

3. グリル

焼き芋 グリル

オーブンがない場合は魚焼きグリルでもOK! 片面焼きグリルの場合、さつまいも全体にまんべんなく熱を伝えるのは難しいため、途中でひっくり返す作業が必要です。オーブンよりも短時間で焼き芋らしい味に仕上がります。

オーブンとは違い、熱源が近く、高さに制限があります。小ぶりサイズのものが適しています。

焼き芋 グリル

下準備
さつまいもを洗って、濡れたままアルミホイルで包みます。グリルの場合は、熱源が近くて焦げやすいため、アルミホイルで包むのがベスト。

作り方
中火で15~20分焼き、ひっくり返してさらに15~20分焼きます。両面焼き機能があればひっくり返さず、30~40分でOKです。串を刺してまだ固かったら追加加熱してください。

オーブンと同様、アルミホイルで包むことで焦げ防止になりますが、皮の香ばしさは十分に出ません。パリッと仕上げるには、アルミホイルを剥がして仕上げに10分程度焼いてみてください。

まとめ

焼き芋はおうちでも意外と簡単に作れてしまいます。まずはどんな焼き芋に仕上げたいか、好みの品種のさつまいもを選び、ご自宅でできる方法で作ってみてください。

やはり炭火で焼くのが一番おいしいですが、オーブンでも焼き芋らしい香ばしさや甘味のある焼き芋ができます。オーブンがなければ魚焼きグリルでも焼けるので、それぞれに合った方法で作ってみてくださいね。

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