「ルイ」 の意味と使える漢字例、男女赤ちゃんの人気＆珍しい名前一覧、「ルイ」の名づけに込める願いや注意点

「ルイ」と聞くと誰を思い浮かべますか。ルイ14世、花沢類、山田ルイ53世など、人それぞれだと思います。外国人の名前というイメージがあるかもしれませんが、日本人にも意外と多いのです。

また最近では、男女ともに名づけが可能なジェンダーレスネームが流行中です。「ルイ」もそのひとつで、男の子でも女の子でも違和感のない名前なので、性別が分からない段階で名前を決めても問題ないでしょう。

ベネッセコーポレーションが発表した「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング2021」で、「ルイ」は男の子の読み部門で23位にランクインしています。前年度が30位だったことからも、人気の高さが伺えます。

オコエ瑠偉（おこえるい／野球選手）
栗原類（くりはらるい／モデル・タレント）
佐光塁（さこうるい／元サッカー選手）
八村塁（はちむらるい／NBAバスケットボール選手）
広畑塁（ひろはたるい／野球選手）
春日流い（かすがるい／バレーボール選手）
寿るい（ことぶきるい／モデル）
豊田瑠衣（とよだるい／アナウンサー）
野中瑠衣（のなかるい／バレーボール選手）
宮崎瑠依（みやざきるい／女優）
花沢類（はなざわるい／漫画『花より男子』キャラクター）

同類、類似などに使われる「類」。意味は、互いに似た性質やまとまり、たぐいです。
この漢字は、「米」と「犬」、「貢」から成り立ちます。人も犬も、米もその区別を認めにくいことから、「にる」を意味する「類」になりました。これらのことから、「類は友を呼ぶ」ということわざも納得できますね。いつも周りに仲間がいて笑っている人生を歩めますようになど願いを込めましょう。

野球好きなら馴染み深い「塁」。一塁、本塁打、盗塁など様々な野球用語が思い浮かびます。
意味としては、土を積み重ね防御とした陣地。野球のベースです。もともと、「塁」は「壘」の省略形。「畾」は、重ねることを表わします。それに「土」を合わせることで、とりでの意味を持つようになりました。「努力を重ねられる人になってほしい」など願いを込めて名づけると良いでしょう。

琉球にも用いられる「琉」は、琉璃という宝石を意味します。「琉」の「王」は、美しい石を表します。それに「りゅう」の音を持つ「㐬」が合わさり「琉」になりました。
この漢字は、1997年から人名に使えるようになりました。よって若い人にしか名前に入っていない漢字です。「美しい宝石のように、輝く人生を送ってほしい」などの願いが浮かびますね。

瑠璃色に使われる「瑠」の漢字。先に挙げた「琉」と雰囲気が似ています。実は、「瑠」は「琉」の異体字。「王」は、美しい宝石の瑠璃を表します。この石を当てた字の元は、吠瑠璃（ばいるり）です。
この漢字が名前に使えるようになったのは1976年。「琉」よりも相当早いので、年配の方でも親しみやすいでしょう。深い青色の宝石「瑠璃」のように、多くの人々に愛される人間になってほしいと希望を持って。

「留まる」に使われる「留」の漢字も「ル」と読めます。その場所にとめて置くという意味を持ちます。流れる意味を持つ「丣」と「田」を合わせて、田畑に流れる水が「とどまる」ことを表しています。
穏やかな印象を与えてくれる漢字から、和やかな人生を歩めるようになど願いをこめられます。

水が流れるという意味の「流」。この漢字は、さんずいと子が羊水と共に急に生まれ出る様子から成り立ちます。時の流れに身を任せつつ、時代に沿った生き方ができるようになどの願いを込めて名づけましょう。

衣服に使われる「衣」は、身にまとうものや着物を指します。この漢字は、昔の着物の袖を合わせた状態を表わしていると言われています。また、人を表わす下の部分となべ蓋が合わさり、体を覆うの意味を持ったという説も。体を覆う衣服のように、温かみのある人間になってほしいと願って使うのもいいですね。

依頼の「依」の漢字も、名前には人気の漢字ですよね。意味は、寄りかかるや頼りです。成り立ちは、例が乗り移った衣を介し、例を引き継ぐ儀式から「依る」となったとも。さらに、衣類に身を隠す＝頼るの意味になったという説もあります。
「どんな困難な状態でも人々に頼りにされ、信頼される人になれるように」という願いが込められます。

偉人や偉いといった熟語に使われる「偉」。この漢字は、優れているや大きくて立派であるといった意味を持ちます。人偏と「はなれる」を意味する「韋」を合わせることで、人並外れた、優れているになりました。たゆまぬ努力を重ね、立派な大人になって欲しいという願いがあります。

唯一無二という四字熟語でも使われる「唯」。神へ祝詞を入れる器の「口」と、神の使者と考えられた鳥の「隹」を合わせた漢字です。唯一大切な我が子に、名づけるにはぴったりの漢字ですよね。大勢の中でも、個性が光る唯一無二の存在になれることでしょう。

よく見かける漢字の「伊」ですが、言葉としては馴染みの薄い「かれ・これ」を意味します。しかしかつては、「聖職者」を指していました。これは漢字の成り立ちと深い関係があります。神聖な杖を手に持っている様を示す「尹」と、人偏を合わせることで「治める人」＝聖職者という意味を持つように。

しかし時は流れ、「かれ・これ」や「イタリア」の当て字として用いられるようになったのです。「伊」がイタリアをイメージすることから、モダンでおしゃれな人になれますように、国際的に活躍してほしいなどが浮かびます。

生命や生きるなどの意味がある「生」の漢字。発芽を意味する上の部分と、土を合わせた漢字です。草が地面から生えている様を表しています。願いとしては、「どんな状況でも生き抜く力をもって歩んでほしい」や「生き生きと目を輝かせて邁進してほしい」などです。

「以後」「以上」に用いられる漢字「以」。意味は「仕事をする」から転じて「用いる」、「おもう」、「ゆえに」などです。
この漢字の成り立ちは、人が耜（すき）を持って農作業をする様子から。名づけの際には、目的をもって歩むべき道へ進んでほしいなどの願いが込められるでしょう。

・塁
・類
・瑠威
・留位
・流偉
・琉倭
・瑠二
・琉伊
・琉以
・瑠偉
・瑠惟
・塁生
・琉唯
・琉位
・瑠泉
・瑠一
・瑠倭
・瑠已

・累
・琉依
・瑠以
・瑠伊
・留生
・流衣
・留依
・瑠衣
・瑠唯
・瑠莞
・瑠斐
・瑠生
・留憂
・琉惟
・留唯
・瑠伊
・瑠愛

これまでいろいろな「ルイ」の漢字の候補を挙げました。「ルイ」と読む漢字のみならず、「ル」も「イ」も種類が豊富。だからこそ迷う人も多いはず。そこで「るい」や「ルイ」も検討してみてください。
響きがどこか海外風な「ルイ」も、平仮名やカタカナならば違和感を覚える人も少ないはず。ひらがなの「るい」ならかわいらしく、カタカナの「ルイ」ならおしゃれな名前になりますよ。

「ルイ」は英語圏やフランス語圏でとても人気の名前です。例えば英語圏では、「Louis」と表記され、「ルイ」「ルイス」などと呼ばれるそう。英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の次男は、ルイ王子。英国では、伝統的な名前であることが伺えますね。
日本人の感覚では、英語で「RUI」と書くことが普通です。しかし渡航ビザなど公的な書類でなければ、「Louis」と書いてみるのも良いでしょう。より親しみやすく人気者になれそうですよ。

サッカー選手やバスケットボール選手、野球選手など多くの著名人に、「ルイ」の名前は使われています。
我が子に「ルイ」と名づけたいけれど、海外風すぎるかもと心配する必要はありません。むしろ古くから名前に用いられ、日本社会に定着しているのです。どうか、あなたの感性で素敵な「ルイ」の名前をつけてあげてくださいね。