自分のお墓を持たない人は約4割。気になる現代のお墓事情

従来ではお墓を持つことが一般的でしたが、最近ではお墓の管理が負担にならないよう、生前にお墓を整理するなど、お墓を持たない人も増えてきているようです。今回は、関西一円に霊園・納骨堂事業を展開する葬送・供養のトータルサービス企業、ヤシロが実施した「お墓に関する意識調査」から、現代のお墓事情についてご紹介します。

15世帯に1世帯が自宅に遺骨を保管

自宅の保管している遺骨について聞いてみると、「保管していない」と回答した人が85.1％。また、「納骨する予定だが今は自宅で保管」が5.2％、「納骨する予定はなく、自宅で保管」が1.9％、全体の7.1％（約1,800名）が自宅に家族・親族の遺骨を保管していることがわかりました。これを世帯に換算すると、15世帯に1世帯の割合になります。

納骨しない主な理由

次に、納骨しない理由として、「身近に感じていたい」「お墓がまだない」「時期がまだ」がそれぞれ1割前後という結果に。一方、アンケートの結果、特に理由はないが納骨していない、という人が2割いることもわかりました。

自分のお墓がない人は4割以上。「購入を検討」はおよそ5％の結果に

最後に、自分自身のお墓に対して「ある」と答えた人は42.3％、「ない」と答えた人は41.2％という結果になりました。さらに、「ない」と回答した人の中で、お墓の購入を検討している人は5.8％と、生前に自分のお墓を準備する意識はまだまだ低いようです。

調査概要

調査対象：関西在住の40歳～79歳までの男女
調査期間：2020年5月24日～5月27日（事前調査）、2020年5月29日〜6月3日（本調査）
有効回答数：25,347人
調査方法：インターネット調査
調査主体：ヤシロ
https://www.yasiro.co.jp/

（詠葉）

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※この記事は2022年09月12日に公開されたものです