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孤独を感じる本当の理由とは? つらい気持ちを解消する5つの方法

大塚統子(心理カウンセラー)

孤独を感じた時の対処法5つ

孤独な時に必要なのは、人から自分に向けられた優しい思いに気が付いたり、自分から人と関わったりしていくことです。

ひとりぼっちの寂しさに焦点を当てるのではなく、気持ちのつながりがあることに焦点を当てていきましょう。

(1)家族や友達に連絡する

自分から誰かに連絡を取ってみましょう。

この時、その瞬間の寂しさを紛らわせようとするのではなく、「連絡を取りたいと思える人がいる」「連絡したら応えてくれる人がいる」という幸せを意識してみましょう。

(2)与えられたものに気付く

誰かが自分にしてくれたこと、自分に向けてくれた温かい気持ちに感謝してみましょう。

人は1人では生きられません。必ず誰かに支えてもらっています。

例えば、一膳のご飯を食べるためにも、稲を育ててくれた人、お店まで運んでくれた人……たくさんの人が関わってくれています。自分に与えられているものに気が付くと、ひとりぼっちではないと思いやすいでしょう。

(3)自分が先に笑顔を見せる

近寄りがたい雰囲気がある人には、あえて関わりたいとは思わないでしょう。笑顔でいれば、少なくとも「怒っていない」と相手に伝わります。

また、笑顔を向けてくれる人には、笑顔を返したくなる人が多いものです。

自分が先に笑顔を見せる、あいさつする、話しかける、お礼を言うなどを心掛けてみましょう。そうすることで自分から人とのつながりをつくることができるでしょう。

(4)誰かの役に立つことをする

「自分は誰かの役に立てている」と思えると、孤独ではなくなります。

例えば、ペットを飼ってお世話をするとか、募金をして知らない人の役に立つことだってできるでしょう。

自分以外の誰かに興味を持って、「自分にできることをしよう」と行動すると、寂しさを抜け出せるでしょう。

(5)夢中になれる趣味を見つける

特にすることもなくボーっと考える時間があると、孤独感で寂しくなる人もいます。

他のことを忘れて夢中になれる「好きなこと」を探し、打ち込んでみましょう。

また、気軽にできる筋トレやストレッチ、10分間のお掃除などで体を動かすのもいいでしょう。運動すると、気分が変わりやすいものですよ。

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