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片付く部屋で使いたいカゴ活用のポイント

部屋は片付けたいけれど、戸棚にしまうと忘れる。そんなときに使いたいのがカゴなのですが、どれがいいのか分からないという声をよく耳にします。片付くチャンスを逃したくないから、今すぐ役に立つ活用法を紹介しましょう。

室内で気軽に片付ける
「また使うから」と、部屋に出したままになりやすいものはありませんか?たとえば、読みかけの雑誌、食べかけの袋菓子、脱いだ部屋着など、わざわざクローゼットや戸棚にしまう必要はないけれど、どう扱ったらいいのか分からないアイテムがあると思います。そういったものを片付けるために使いたいのがカゴ。部屋にあっても邪魔にならず、見た目にもオシャレに仕上げることができます。

衣類のようにかさ張るものは大きいカゴを使って床置きに、サプリメントや郵便物にはテーブルに置いても邪魔にならないサイズを使います。フタのないカゴは中身が見えて抵抗があるという場合は、キッチンクロスや手拭いで目隠しすればOK。戸棚に入りきらなくて困りがちな食品やトイレットペーパーといった、ストック品の収納にカゴを利用してもいいでしょう。

選びやすいのは籐と竹素材
カゴというと籐のものをイメージする人が多いことでしょう。その他にはパイン材を使った北欧のもの、ヤシの葉で編んだモロッコ製のマルシェバッグ、竹製でもアジア風なものもあれば日本の民芸品もあって、素材や編み方の違いでカゴの種類は多種多様。価格については、100円ショップで買えるものから1万円以上の高価な品もあります。

そのため、アフリカやヨーロッパ、アジアといった、世界各地のカゴをコレクションする人もいるほどです。でも、ごく普通に日常使いをするなら、部屋の中で気軽に使える価格と素材のものを選びましょう。竹や籐のものは手に入れやすく、どんな部屋にも馴染むという点でお勧め。カゴの内側が布張りになっているものなら、衣類を入れても傷まないので安心です。

使いみちに合わせたカゴ選び
収納用品として販売されているカゴは、実用的に加工されています。モノを入れても形がゆがまないように、芯材としてワイヤーを入れたものや、丸くなりやすい角を四角い形に成形したものなど、天然素材の欠点を改善した製品もあります。頑丈で四角いボックス形状のカゴは、積み重ねができるので実用的。反対に見た目優先なら、丸みのある楕円形のカゴがオシャレです。

色を取り入れるなら、天然素材に着色したカゴや、クラフトテープを縦横交互に交差させたカゴがあります。浴室などの水廻りには、メタル製でハンドル付きのカゴに、シャンプーやボディソープを入れておくのもいい手です。部屋で使うなら、ファッション用のカゴバッグを、持ち運びのできる収納用品として転用してもいいでしょう。持ち手をドアノブやフックに引っ掛けて使えば、収納場所をとらないので省スペース。まずは、手持ちのバッグでカゴ収納を試してみるのも一案です。

すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)、「無印良品で覚える収納のコツ」など著書・監修書多数。【片付けちゃお】http://suharahiloco.wordpress.com/

※この記事は2015年08月25日に公開されたものです

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