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光熱費増を抑えるエアコンの上手な使い方

近年の猛暑では室内でも熱中症になることもあるため、エアコンを使わないわけにはいきません。でも、暑さが続くと、気になるのが電気代。身体にもお財布にも優しく、効率良くエアコンを使うための方法をお届けします。

■まず部屋に帰ってきたら…
外出から帰ってきた蒸し風呂のような部屋。「暑い!」とすぐにエアコンをつけたくなるかもしれませんが、その前にまずは部屋の中から熱気を追い出しましょう。熱気のこもった部屋の温度をエアコンだけで下げようとするのは、効率がよくありません。すべての窓をいったん開けて換気をし、扇風機やサーキュレーター、換気扇を回して、室内の空気を循環させます。扇風機やサーキュレーターは上に向けて、天井近くに溜まった熱い空気を動かし、その後窓に向けて、熱気を外に追い出すようにします。部屋の熱気がなくなってから窓を閉めて、エアコンをオン。でも、すぐには部屋が冷えません。涼しくなるのを待つ間に、シャワーやお風呂で汗を流しておくのがおすすめ。汗の不快感がなくなるだけでも一気に涼しくなったように感じられます。このとき、お湯の温度はぬるめの35℃前後が◎。冷たすぎると、身体の表面が冷え、発汗が止まり、むしろ暑さを感じてしまいます。

■エアコンを使っているときには…
エアコンを使うときには、扇風機やサーキュレーターと併用するのが効率アップの基本です。同じ温度でも、風があると体感温度が2~3℃下がると言われています。また、空気を循環させることで、部屋全体の温度を均一にし、エアコンの効率を上げることができます。このとき、扇風機はエアコンの下に、首を上向きにして置くと、冷風が室内を循環し、より涼しく感じられます。また、エアコンの設定温度は、外気温-5℃以内というのが身体に優しいと言われています。それでは暑く感じるというのであれば、冷蔵庫で冷やしたぬれタオルや保冷剤を用意し、首の回りや脇の下、足の裏などを冷やすと、体温がすっと下がります。化粧水などを入れたスプレーを顔や首筋にかけると、気化熱の効果で涼しさアップ。市販品でも涼しさを感じさせる枕やシーツ、ネッククーラーやジェルシート、スプレーなど様々ありますので、活用してみてもいいですね。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト

※この記事は2015年07月13日に公開されたものです

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