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仕事のトラブルを回避!「フェイルセーフ」を使った戦略とは?

「今度のプレゼンは完璧に準備をして、資料もしっかりそろえたから大丈夫!」と思っていても、イレギュラーな質問がくると、慌ててしまい、本来の力が出せなくなって、結果的に失敗に終わってしまう……。そんな事態にならないために、どんなことを事前に心がければ良いのでしょうか?

【うまい仕事の振り方「その仕事の目的を伝える」「責任の所在を伝える」】

「どうしよう!」という事態に陥ってしまったら

「よし! 準備はばっちり!」と思っていても、自分の想定していた以外のことが起こると、誰しもが多少ながら慌ててしまうものです。しかし、その「え!? どうしよう……!」という気持ちを早く静め、冷静に対応する方法があります。

それが「フェイルセーフ」です。

緊急事態に対する備え「フェイルセーフ」

もともと「フェイルセーフ」とは、飛行機や電車、装置やシステムが何らかの誤作動を起こした際に、事故を防ぎ、安全な動作へと制御することを言います。たとえば、飛行機。エンジンがなんらかのアクシデントで一つ故障しても、予備エンジンが作動することにより、事故を防ぐ働きをし、鉄道の場合は、ブレーキが故障したときは、非常ブレーキがかかるようになっています。

アクシデントが起こったとしても、安全に処理できるように考えられた設計を「フェイルセーフ」と呼ぶのです。

仕事の中での「フェイルセーフ」ってどうすればいいの?

では、この「フェイルセーフ」を仕事の中へどんな風に取り入れれば、思わぬ事態にも冷静に対応できるようになるのでしょうか? 一番大切なことは、自分の考えを信じきらないこと。「絶対に完璧だ!」と自信を持ちすぎてしまうことにより、「起こるかもしれない不測の事態」を想像しにくくなってしまいます。

「人間なんだから、完璧はない。どういう事態が起こり得るだろうか?」と一度、頭の中でシミュレーションしてみましょう。そのシミュレーションが緻密であればあるほど、的確な対応を判断することができます。また、「きっと予想していなかったことも起こるだろうな」と常に心がけ、心にゆとりを持ちましょう。

そうすることにより、あわてて失敗するような事態を防ぐことが出来ます。

このように、常に理想の流れ以外のシミュレーションを行い、「もしかしたら、これ以外のことも起こるかもしれない」と想像することにより、アクシデント、トラブルが起こったとしても、冷静で柔軟な対応ができるよう心掛けましょう。

※この記事は2014年11月30日に公開されたものです

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