訃報を聞いたら……これだけは知っておいて損はない、通夜・告別式の常識
年を重ねると、冠婚葬祭に参列する機会も自然と増えますよね。でも、突然の訃報が舞い込むと、慌てふためいてしまう人も多かったりして……。そこで今回は、社会人として知っておくべき通夜・告別式の常識をご紹介しましょう。
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「通夜」と「告別式」、どっちに行くか迷ったら?
突然、知り合いの訃報が届いたら、当然「最後のお別れ」に行こうと思いますよね。でもその際に、「通夜と告別式、どちらに参列したらいいの?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。その場合、迷ったら告別式に参列するのが正解です。
というのも、通夜とは元来、遺族や親族、ごく親しい人だけが集まって死者を弔う儀式であるから。故人とよっぽどの親しい間柄でなければ、通夜ではなく告別式でお別れをするのが一般的なマナーなのです。
「通夜」しか都合がつかなかったら?
告別式に参列するのがマナーとは言え、仕事が忙しい人たちにとって、昼間に行われる告別式は、なかなか都合がつきにくいもの。一方、通夜は夕方や夜に行われるので、「通夜だけなら駆けつけられるのに……」という人も結構いるはずです。
その際は、仕方ないのでせめて通夜にだけでも参列するようにしましょう。どちらにも参列しないよりも、都合がつく方に参列する方が、「礼をつくした」と見られます。ただし、故人と本当に親しい間柄であったのなら、どちらか一方とは言わず、できる限り両方に参列するのが望ましいのですが……。
突然の訃報で、仕事先から通夜に駆けつける場合の服装は?
葬儀と言えば、喪服を着るのが一般的なマナーですが、実は通夜では着用する必要はありません。むしろ昔は、「死を予期していた」ように見えるということで、通夜に喪服を着て行くのはかえってマナー違反になるとされていました。
ですから、突然の訃報で、仕事先から通夜に駆けつけることになっても、「喪服がない!」と慌てないでください。ビジネススーツや、地味な色のワンピースであれば特に問題はありません。後は、結婚指輪以外のアクセサリーを外し、メイクを控えめにするなどを心がければOKです。
訃報とは、突然やってくるもの。そのときになって、慌てて「どうしよう?」と頭がパニックにならないように、上記のマナーはぜひ覚えておきましょうね!
※この記事は2014年10月21日に公開されたものです