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「猫かん」は悲しい敗北宣言!? 意外と知らない大相撲用語・6選

古くから日本の神事であるとともに、武道としても親しまれてきたのが「相撲」です。相撲の歴史は非常に古く、古事記や日本書紀にて描かれた「神話」が起源なのだそう。そんな相撲の世界にも、実は様々な業界用語が根付いています。なかなか接する機会がない用語を、まとめて紹介します。

あごをかます

頼まれごとをされたとき、キッパリと断ることを、相撲業界の隠語で「あごをかます」と言います。もともと「かます」とは相撲の立会時に、直角に曲げた肘を相手のあごに当て、相手の上半身を起こすことを言います。勝負が始まったとたんにガツンと来る攻撃が、受け入れる意思がないことを示していると言われています。

按摩の笛

「口に入る物なら按摩の笛でも」ということわざをご存じですか? これは「なんでも食べ、意地汚いこと」を示すもので、相撲の世界でも近い意味で使われています。「何でも食べ、食い意地が張っていること」を「按摩の笛」と言いますが、身体づくりも重要な相撲界では、大切な素質だと言えるのかもしれません。

いかをきめる

いかはとっさの事態が起きたとき、スミを吐いて、すぐにその場から姿をくらまします。こんな仕草から、相撲の世界では「勝ち逃げすること」を「いかをきめる」と言うそうです。

たこになる

「いか」に続いて、今度は「たこ」。こちらは「思い上がって天狗になり、周囲の忠告やアドバイスを受け入れない状態」を示す言葉です。

かわいがる

「かわいがる」とは、「相撲の稽古でしごくこと」を示します。厳しい勝負の世界を勝ち抜くために練習は必須。これも親方や先輩力士からの愛情なのでしょうか。

猫かん

相撲の世界で「猫かん」は、「手も足も出ないこと」を言います。これはまさに「完敗」です。応援している力士の「猫かん」だけは、見たくないものです。

※画像は本文と関係ありません

(ファナティック)

※この記事は2014年08月22日に公開されたものです

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