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あなたはいくつ覚えている?スーパーファミコンで発売されたスクエニの珠玉のソフトたち『アルカエスト』

スーパーファミコン全盛期だった1990年代は、数多くの名作ゲームが誕生した時期でもあります。

【途中でクリアを諦めたゲーム37.6%「スーマリ」「ドラクエ」「魔界村」】

特にスクウェアとエニックス(現:スクウェア・エニックス)からは、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストといった有名なRPG以外にも、多くの人が「あれは名作だった」というソフトが発売されています。今回は、そうしたスクエニがスーパーファミコン時代に発売した、知る人ぞ知る名作ソフトたちを紹介します。

正統派が多い?スクウェアのソフトたち

まずは、スクウェアのソフトを4本紹介します。

●『アルカエスト』(1993年発売)
1993年に発売されたステージクリア型のアクションゲームです。ステージは全部で8つあり、キーアイテムを手に入れたり、ステージボスを倒すことでゲームが進行。難易度調整はできますが、全体的な難易度はそこまで高くありませんでした。

また、操作性も良く、サクサクプレーできるのも特徴。ボリュームはそこまで大きくなかったので、楽しめるかどうかはプレーヤーの遊び方次第のゲームでした。

●『バハムート ラグーン』(1996年発売)
1996年の2月に発売されたシミュレーションRPG。強大な帝国に立ち向かう王道ストーリーや、主人公たちのパートナーとなるドラゴンを成長させて強くする「育成要素」も楽しめるのがポイントでした。しかし、皆さんの記憶に残っているのは主人公を慕うヒロインの王女「ヨヨ」でしょう。

詳細はネタバレなので割愛しますが、プレー経験のある人は、「サラマンダーより ずっとはやい!」といえば何のことか分かるでしょう(笑)。

●『ルドラの秘宝』(1996年発売)
ゲーム業界が、次世代機にすっかりシフトしつつあった1996年に発売されたRPG。世間では3Dグラフィックがもてはやされていましたが、本作の戦闘シーンは2Dグラフィックの限界に挑戦したかと思うほどキャラクターがヌルヌルと動きます。

敵味方それぞれで独特の動きを持っていたりします。特に言霊詠唱の動きは必見。グラフィックだけでなく、複数の主人公をプレーすることでゲーム内世界の謎を知ることができるなど、ストーリーも秀逸でした。

●『ライブ・ア・ライブ』(1994年発売)
複数の主人公の物語を楽しめるオムニバス形式のRPG。主人公それぞれを、青山剛昌や小林よしのりといった人気漫画家がデザインしたことも、当時話題になりました。単発ソフトですが、今でもFFやロマサガなどの人気シリーズに負けないほどの人気を持つ作品です。

いまだにリメイクを希望する声が後を絶ちません。個人的には、「SF編」のパニックホラー感が大好きでした。

ちょっと捻ったストーリーのエニックスのゲームたち

続いて、エニックスの名作ソフトを4本紹介します。

●『46億年物語 ~はるかなるエデンへ~』(1992年発売)
地球に誕生した生命体の一つを操作し、他の生命体を倒して進化を繰り返していく……というちょっと変わったアクションRPG。魚類から両生類、恐竜……と進化していき、最終的に人間に進化することや、空想の生物に進化することも可能でした。

後に発売された『動物番長』や『TOKYO JUNGLE』などはこのゲームに近いものがありますね。

●『ガイア幻想紀』(1993年発売)
実際とは歴史の異なる地球を舞台に、不思議な能力を持つ少年の冒険を描いたアクションRPG。一応地球が舞台だけあって、登場するダンジョンは「アンコール・ワット」や「万里の長城」といった実在する遺跡をモデルにしています。

グラフィックやメインキャラクターたちは明るい感じですが、ストーリーやイベントは全体的に重く、人の生き死にを描いている部分も少なくありません。スルメゲーなので、数回プレーすると「なるほど!」という場面もありました。

●『天地創造』(1995年発売)
フィールドに点在するダンジョンを攻略することで物語が進行するアクションRPGです。「天地創造」というタイトルのとおり、主人公の行動で大地や生き物などが復活します。都市を発展させたりすることでイベントなどが起こりますが、中にはネガティブな内容のものも多く、「現実を考えさせられる」こともしばしば……。

やりこみ要素が多く盛り込まれているので、長く楽しめるゲームでもありました。

●『スラップスティック』(1994年発売)
発明家の少年が、自ら作ったロボットたちとともに、世界征服をたくらむ悪の軍団と戦う、という内容のRPG。ストーリーやシステムは正統派RPGそのもので、安心して遊べました。登場人物の性格やイベントの演出などはギャグ要素満載。

作品全体の明るいイメージを強くしています。ロボットのカスタマイズ要素なども特徴です。ロボットそれぞれに名前が付けられるので、アレコレ考えた人も多いのではないでしょうか?

というわけで、スーパーファミコン時代にスクウェアとエニックスから発売された「知る人ぞ知る名作ゲーム」を紹介しました。最新ゲーム機のダウンロードコンテンツで発売されているものもあるので、ぜひプレーしてみてください。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2014年06月17日に公開されたものです

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