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自宅をレストランに―「CookApp(クックアップ)」で新しいソーシャルイベントが実現するサービス

ジュゼッペ・マローンさんはニューヨークに住む29歳の男性。今日は自宅アパートでディナーパーティーを開催しています。まずは参加者に美味しいニョッキの作り方を教え、その後ワインとカクテルを楽しみながらの豪華な3コースメニューを振舞います。

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これは最近、ニューヨークで始まったソーシャルイベントのワンシーン。マローンさんは以前「リッツホテル」でも働いた経験を持ち、いつか自分の店を持ちたいと考えています。そして参加者はまったく知らない初対面の人ばかりです。

これはアルゼンチン出身のベンシャー企業クックアップ(CookApp、coolapp.com)が仲介するサービスで、自宅を一夜だけレストランに変え、自分の料理を振る舞い新しい人と出会う機会を提供します。今年の2月から始まったばかりのサービスですが、これまでに57のイベントを開催しているそうです。

自宅パーティを開催する“シェフ”たちに事前審査を受ける必要もあるとか。

ニューヨークといえばおしゃれなレストランも星の数ほどありますが、大きな部屋には家賃が高すぎて住みにくいという背景もありホームパーティ風のイベントは非常にニッチは体験でお金を出してでもという人は多いといいます。

また800万人の住むクロスカルチャーな土壌では、人は常に新しいものを求める一方で、もっと親密に人と触れ合える出会いの場も貴重なのも確か。実際、クックアップの利用者にはこの土地に来たばかりで知り合いがあまりいない人たちだそうです。

恋愛の出会いというよりは同じ興味を持つ人たちが集える場の提供と言ったほうがよさそう。共同創設者のリバス氏が語るとおり「クックアップは新しくこの街に来た人同士を結ぶ」サービスなのです。

CookApp allows Chefs to turn apartments into Pop-UP Restaurants
http://www.nydailynews.com/life-style/eats/cookapp-chefs-turn-apartments-restaurants-article-1.1805970

※この記事は2014年06月12日に公開されたものです

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