お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

今、火星が熱い!国立天文台に火星の見つけ方を聞きました!

火星は地球のお隣の惑星です。最近では、「片道切符だけど火星行きの移住希望者募集」といった、火星がらみの話がありました。

【地球は本当に「水の惑星」なの?地球上にある水のたった0.01%しか使えない】

火星ってどんな星?

「水金地火木土天海(冥)」と、太陽系の各惑星を、太陽に近い順に覚えた人も多いことでしょう。

火星は、地球の外側を公転する、太陽系の第4番惑星です。その公転周期は687日ですから、地球時間でいえば「1.88年」かけて太陽の周りを回っています。

ちなみに自転周期は24.6229時間で、地球時間では「1.026日」なので、地球の自転周期とほとんど変わりません。

大きさでいうと、直径は地球の約半分、質量は地球の10分の1ほどです。火星はコンパクトな惑星なのです。

また、火星といえば「Red Planet」というぐらい、赤茶けた風景で有名です。これは地表の土に酸化鉄が大量に含まれているせいです。つまり、火星の赤い色は「赤さび」の色なのですね。

地球まで約9,200万キロメートルに近づいた!

さて、火星と地球はそれぞれ公転周期が違いますので、近づいたり遠ざかったりしているわけです。接近する周期はだいたい780日ごとです。地球時間でいえば「2年2カ月」に1回最接近しているわけです。

また、周期は上記のとおりなのですが、火星が楕円(だえん)軌道を回っているために、最接近ごとにその距離が違っています。2003年8月27日には、その距離が約5,600万キロメートルまで近づきました。

今回の2014年の4月14日の最接近では約9,200万キロメートルまで地球に近づきました。2003年と比べると離れていますが、それでも大きな火星が見られる機会には違いありません。

ちなみに、2003年に匹敵するほど、地球と火星の距離が縮まる次の機会は2018年7月31日だそうです。

⇒『自然科学研究機構 国立天文台』の公式サイト
http://www.nao.ac.jp/

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年04月15日に公開されたものです

SHARE