「経営者は、ばれない限り消費者を利用」と捉える日本の消費者の割合は57％

市場調査会社の株式会社カンター・ジャパンは、日本を含む22カ国の市場トレンドと将来予測情報「グローバル・モニター」調査を実施し、結果を発表した。

同調査は、今年の2月から4月にかけて主にインターネット経由(国により対面調査)で行った。以下で取り上げるのは、14カ国(日本、中国、韓国、タイ、インドネシア、インド、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ロシア)の結果となる。

同調査において、日本の消費者に、2つの選択肢「大半の経営者は、ばれない限り機会さえあれば消費者を利用している」、「(わずかな例外はあるが、)経営者は、消費者に対し極めて公正かつ健全なビジネスを行っている」から該当するものを選択してもらったところ、「ばれない限り消費者を利用」と評価した人の割合は57％で、「公正かつ健全」と評価した人の割合(43％)を上回った。

次に、同じ質問の回答で「大半の経営者は、ばれない限り機会さえあれば消費者を利用している」を選択した人の割合について、日本とそれ以外の国々の結果を比較した。日本は先進国の中では低いほうで、フランス(83％)、ロシア(83％)、イギリス(81％)、ドイツ(80％)では8割を超えた。一方、日本よりも割合が低いのは、タイ(21％)やインドネシア(32％)など、他のアジアの国々となった。

※この記事は2013年11月14日に公開されたものです