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発売からずいぶんたっているけど、根強いファンのいるゲームたち「街」「タクティクスオウガ」「ポピュラス」

これまで数多くのゲームソフトが発売されてきましたが、その中にはいまだに根強いファンのいるゲームも多くあります。今回は、そうした今でもコアなファンのいる名作ゲームたちを紹介します。

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コアなファンの多い名作ゲームたち

●『サウンドノベル 街 -machi-』
1997年にセガサターン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。表示されていくテキストを小説のように読み進んでいく、サウンドノベルと呼ばれるゲームです。

基本的には、主人公である8人の男女の物語を読み進めていくだけなのですが、途中でバッドエンドを迎えると終了してしまいます。そこで、プレーヤーが別の主人公の行動を変えればバッドエンドになる原因が消え、また物語を読み進めることができます。

これを繰り返しながら、主人公全員の物語を最後まで進めます。ただ、読むだけではない、頭を使う要素も組み合わさったゲームです。

大ヒットしたゲームではありませんでしたが、魅力的な主人公たちとそれぞれの数奇な運命を描いたストーリーなどが高い評価を受け、今でも多くの人が名作ゲームとして挙げています。

ちなみに、出演者の中には、まだ駆け出しだったころの窪塚洋介さんや、女性お笑い芸人・北陽の伊藤さおりさんなどもいました。

●『タクティクスオウガ』
『タクティクスオウガ』は、1995年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、シミュレーションRPGです。後に『ファイナルファンタジータクティクス』などを手がける松野泰己さんが開発代表・シナリオを担当しました。

シミュレーションRPGとしてのクオリティの高さはもちろん、独特の世界観や設定なども高い評価を受けました。また、やり込める要素も豊富だったため、多くのゲーマーが夢中になりました。後に、プレイステーションなどに移植されましたが、今でも初代のスーパーファミコン版が最高だったと述べる人もいるほどです。

●『アクトレイザー』
1990年に発売されたスーパーファミコン用のゲームソフトです。ゲームは横スクロールのアクションモードと、街を進化させるクリエイションモードの2つで構成されており、それぞれを交互に進めることでシナリオが進行していきます。

異なるジャンルのゲームを一つに融合した点も注目されましたが、今でも一番評価されているのがBGM。当然ながらスーパーファミコンソフトなので生音は使えません。それでも、オーケストラのような壮大なBGMを再現し、高い評価を得ました。

後に、続編が作られましたが、こちらはアクションパートだけになり、さらに難易度が上がっているため、そこまでヒットしませんでした。

●『ポピュラス』
『ポピュラス』は、世界的なゲームプログラマーのピーター・モリニューさんがデザインしたゲームです。最初にパソコン用ゲームとして発売され、その後コンシューマーゲーム機用のソフトが発売されました。

プレーヤーは神となり、その力によって自分が治める土地の民族を繁栄させるというリアルタイムシミュレーションゲーム。神の奇跡の力で土地を平らにして繁栄を助けたり、天災を引き起こしてプレーヤー側と敵対する民族を攻撃するなど、一風変わった内容でした。

非常に「プレーヤーを選ぶゲーム」であることから、万人に受け入れられませんでしたが、強烈にヒットした一部のゲーマーは、発売から長い年月が経過した今でも支持し続けています。

●『戦場の狼』
1986年に発売されたファミリーコンピュータ用ゲームです。もともとはゲームセンターなど、アーケード用だったものをファミリーコンピュータに移植しました。

ゲーム内容は、「スーパージョー」という名前の兵士を操作して敵を倒していく、縦スクロールのアクションシューティング。難易度はそこまで高いものではないので、難しくて投げ出したという人はいないかもしれません。

そこそこヒットしたゲームでしたが、一番強烈な印象として残っているのが本作のBGM。ゲームを進めると最初のステージでキャッチーなBGMが流れるのですが、当時そのBGMに合わせた強烈な内容の歌詞がはやり、それがプレーヤーの頭の中に残っています。とてもここに書けないような歌詞ですので、気になる方はぜひお調べください……。

●『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター』
最初にゲームセンターのゲームとして登場し、その後X68000というパソコンのソフトとして1991年に発売されたシューティングゲームです。映画『スター・ウォーズ』の本編にあった、デス・スターでの宇宙戦をワイヤーフレームという3D表現技術を駆使して再現し、その滑らかな動きは多くのゲーマーを驚かせました。

高い評価を受けた本作は、日本だけでなく、スター・ウォーズファンの多いアメリカでも話題になりました。現在でも、「あのワイヤーフレームでのデス・スター戦はすごかった」と当時を述懐する人がいるほどです。

今でもコアなファンに支持され続ける名作ゲームたち。中には現行のハードに移植されているタイトルもあるので、気になるものがあればプレーしてみてはいかがですか?

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年09月02日に公開されたものです

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