広さ?間取り?日本とアメリカの住宅の違いってどんなところ?「住宅の寿命が日本短い」
月並みな話ですが、アメリカの人が日本の住宅を見るとまず「狭さ」にびっくりするそうですね。アメリカの戸建て住宅は確かにどこも大きくて広いイメージがあります。この広さは日本とアメリカの住宅の「違い」の一つでしょうね。
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今回は、こうした日本とアメリカの住宅の違いを、不動産業者の方に聞いてみました。
日本とアメリカではさまざまな点が違う!
――日本とアメリカの住宅は、どんなところが違うのでしょうか?
住宅の大きさや広さは大きな違いの一つですが、間取りも大きく違いますね。アメリカの場合はリビングが非常に大きいです。リビング・ダイニング・キッチンだけで30畳、40畳もある住宅は珍しくありません。
――家族と過ごすスペースを大きくとるのは、なんだかアメリカっぽくていいですね。
あとは、玄関のドアを開けたらすぐにリビングというのも、日本の住宅にはない特徴ですね。
――確かに、日本は違いますね。いきなりリビングに入るのは戸惑いそうです。
あとは、部屋数が日本と比べて少ないと聞いたことがありますね。日本の住宅は部屋を多く作る傾向にありますが、アメリカではそうではないようです。それよりもLDKを大きくする方がいいのでしょうね。
――細かい部分だといろいろ違うのですね。
一般的な住宅でもバスルームが二つあったり、日本と違って廊下が少ないのも特徴ですね。
日本の住宅は寿命が短い
――住宅の寿命というのはどうなのでしょうか?
日本は短く、アメリカは長いです。国土交通省のデータによると日本は約26年ですが、アメリカは約44年です。
――かなり違うのですね。
日本は新築物件の数が多く、中古物件に住むという意識がアメリカより薄いようです。アメリカの場合は、中古物件を買うことが中心ですし、古くなった家でも改築などをして住み続けます。DIYの考えが強いのでしょうね。
――なるほど。日本だとまず新築を考え、中古は妥協案になってしまいますね。
住宅に関する意識の差も大きな違いですね。
――耐震などはどうなのでしょうか?
それも大きく違いますね。日本の耐震技術は世界でもトップクラスです。外国の人が常に驚くレベルですよ。
日本とアメリカの住宅はこのような部分が違うようです。これだけ違うのなら、アメリカの人が日本の住宅を見て驚くのも無理はないですよね。
(貫井康徳@dcp)