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「国際女性デー」「女性の健康週間」に開催! IMALU、石井亜美、くわばたりえ、バービーなどが出演したオンラインイベント『わたしたちのヘルシー ~心とからだの話をはじめよう in Mar.2024』

「国際女性デー」「女性の健康週間」に開催! IMALU、石井亜美、くわばたりえ、バービーなどが出演したオンラインイベント『わたしたちのヘルシー ~心とからだの話をはじめよう in Mar.2024』

「なんとなく不調」「生理がきつい」「気分の浮き沈みがある」etc……。これってわたしだけ?と思うことありますよね。誰に相談すればいいのかわからないうえ、相談しづらい話題なので、ひとりで抱え込み思い悩んでしまうことも。でも実際は多くの女性が同じような心とからだの悩みを抱えています。一歩踏み出して、みんなで声を上げてみませんか? 医療ヘルスケアの専門家と豪華ゲストを迎えて、一緒に考えていきましょう。

その悩み、モヤモヤ、きっとあなただけじゃない。知って、学んで、心とからだのケアをはじめよう!

わたしたちのヘルシー

女性の健康週間(3月1日~8日)と国際女性デー(3月8日)に合わせて、去る3月8日、X(旧Twitter)およびYouTubeでオンラインイベント『わたしたちのヘルシー ~心とからだの話をはじめよう in Mar.2024』が開催されました。“自分の心やからだに向き合いながら過ごしていくことができるようになるきっかけに”との思いを込めた、ウィメンズ・ヘルス・アクション主催のイベントです。

イベントは、ゲストの方にご自身のお悩みやエピソードを伺い、医療ヘルスケアの専門家から正しい知識を学ぶ授業形式で行われました。あなたの悩みはほかの誰かの悩みでもあり、一緒に共有できるもの。まずは、自分の心とからだに耳を傾け、正しい知識やケア方法などを知ることからはじめましょう。

参加者の紹介

大須賀 穣 先生 ウィメンズ・ヘルス・アクション共同代表、東京大学医学部附属病院副院長、日本産科婦人科学会副理事長。産婦人科を「女性に寄り添う科であり、女性の一生をみる科」として患者に寄り添い、診療と研究、教育、社会活動に取り組む。

対馬 ルリ子 先生 ウィメンズ・ヘルス・アクション共同代表、一般社団法人日本女性財団 理事長、NPO法人女性医療ネットワーク 理事、医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス 女性ライフクリニック銀座・新宿 理事長として、女性の生涯の心身の健康と社会的なウェルビーイングを支援。

小川 真里子 先生 東京歯科大学市川総合病院 産婦人科准教授。日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医、日本産科婦人科学会産婦人科専門医などの資格を持ち、更年期やPMSなどの診療にあたる。更年期医学と女性心身医学を専門とし、多くの女性のホルモンにかかわる悩みに対応している。

宋 美玄 先生 一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会 代表理事、丸の内の森レディースクリニック 院長。産婦人科医、医学博士として、周産期医療、女性医療に従事。『女医が教える本当に気持ちいいセックス』、『女医が教えるオトナの性教育 いまさら聞けないセックス・生理・これからのこと』など著書多数。

高尾 美穂 先生 産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道 副院長。産婦人科医師として研鑽を積む傍ら、ヨガと出会い、産婦人科医・スポーツドクター・働く女性を支える産業医として活動。「健康」「運動」「栄養」など様々な方面から、女性のより良い明日を支える。

吉形 玲美 先生 浜松町ハマサイトクリニック特別顧問、東京女子医大病院産婦人科非常勤講師、グランドハイメディック倶楽部東京日本橋倶楽部ドクター。大学病院にて産婦人科医療の最前線に立つ傍ら、女性医療・更年期医療の多くの臨床研究に携わる。更年期、妊活、月経トラブルなど、ゆらぎやすい女性のからだのホルモンマネジメントを得意とする。

赤澤 純代 先生 金沢医科大学 総合内科学 臨床教授、金沢医科大学病院 女性総合医療センター センター長、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員。女性特有の心やからだの問題に対し、ライフステージに合わせてやってくる変化とうまく付き合いながらWell-beingな人生を送れるよう、性差の視点を持って日々研究中。

藤本 智子 先生 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック院長。日本皮膚科学会認定専門医・東京医科歯科大学皮膚科臨床講師、日本発汗学会理事、日本臨床皮膚医会常任理事。汗に関する研究に取り組み、多汗症をはじめ、赤ちゃんから高齢の方に関わる、ありとあらゆる皮膚疾患の治療を行う。

間島 和奏 さん オーディション番組『ラストアイドル』にてデビュー。アイドル在籍時より、映画『がっこうぐらし!』、ドラマ『真夏の少年』などに出演。卒業後もTVや舞台などで女優としても幅広く活躍中。

湯上 響花 さん Popteen元専属モデルで、現在は中央大学に在学中。芸能活動と学業を両立させ、『所さんの目がテン!』『東大王』などのTV番組に出演。Z世代代表として情報番組のコメンテーターやリポーターとしても活躍中。

IMALU さん 映画や音楽好きで知られ、イベントや配信ライブなどでMCやゲストとして参加するなど、マルチな才能を持つ。からだや性の悩み、対人関係や恋愛、社会課題についての疑問をディスカッションする『ハダカベヤ』をPodcastなどで配信中。

くわばたりえ さん お笑いコンビ「クワバタオハラ」のボケ担当。三児の母として子育てしながら、全国各地での講演会、オンラインイベントなどの参加し、多くのママから共感を得ている。飾らないありのままの日常を映し出したYouTube『バタやんちゃんねる』も好評配信中。

石井 亜美 さん 「日本一親しみやすいモデル」として、日常で活かせるようなハッピーをテーマにYouTuberとしても活躍。YouTube登録者数は50万人を超え、20~30代から絶大な支持を得ている。書籍『日本一親しみやすいモデルが教える 太らないからだのつくり方』も好評。

バービー さん お笑いコンビ「フォーリンラブ」で人気を得て、現在はTV出演のほか、地元北海道の町おこしなどにも尽力。著書に『「わたしはわたし」で生きていく』(PHP研究所)、『本音の置き場所』(講談社)などがある。YouTube『バービーちゃんねる』も人気。

前田 有紀 さん 元アナウンサー。現在はフローリストとして、フラワーブランド「gui」を主宰。実店舗「NUR」を手がけ、株式会社スードリー代表取締役も務める。『眠りを楽しむWEEK』トークショーに出演するなど、心とからだの健康にも関心がある。

【オープニング】自分らしい選択肢をあなたへ。心とからだの話をはじめよう

自分らしい選択肢をあなたへ。心とからだの話をはじめよう

イベントが開催された3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。女性への差別撤廃や地位向上を目指し、世界各地で啓発イベントや記念行事が行われています。さらに毎年3月1日~8日は、厚生労働省が定めた「女性の健康週間」でもあります。女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援することを目的とし、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。

また日本を含め、さまざまな国で女性が健やかに輝ける社会のための取り組みが行われ、昨年5月に行われたG7広島サミットでは性と生殖に関する健康と権利「 SRHR (セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス ライツ)(※1)」を推進していくことが約束されました。これは結婚や出産などを自分で決めていく、女性の性と生き方に関わる大切な権利です。日本でも、フェムテックが広まり、月経(※2)や更年期(※3)など女性が抱える健康課題について語っていく風潮が生まれてきています。

また、対馬先生がフランスの女性支援センターや医療施設を視察した経験から、日本とフランスを比較しながら、現在の女性医療の問題点や参考にすべきポイントなどを紹介。心とからだのメカニズムについて、様々な選択肢があると知ることが、一人一人が自分らしく生きていくことが出来る様になる第一歩と語り、本イベントが伝えたい応援メッセージを発信しました。

(※1)現代女性の健康問題 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※2)月経 |女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※3)更年期 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

二十歳(ハタチ)になったらできること 寄り添う、お母さんの更年期

トークプログラム①では、『更年期のお母さんや同年代の女性の健康に寄り添う』ために、成人を迎える前後のタイミングを機に、更年期症状(※4)の理解を深め、どんなサポートが必要なのかを学びました。

更年期のお母さんや同年代の女性の健康に寄り添う

現在、23歳の間島さん。お母さんは50代で、最近、体調が悪そうだったり疲れやすくなっているなと感じることが多くなってきたそうです。汗対策のため、職場にもハンド扇風機が手放せなくなっているとか。「年齢的におそらく更年期だと思います。更年期世代にハンド扇風機は欠かせないんですよ。ホットフラッシュ(※5)と呼ばれる顔のほてり、のぼせ、滝汗や寝汗は、更年期症状のひとつであるVMS(血管運動神経症状)です。女性ホルモンのエストロゲンが揺らぎながら減少することで起きる自律神経の症状で、閉経後の女性の約80%がVMSを経験するともいわれています。VMSにより寝つきが悪くなる、睡眠の充足感が得られず、睡眠障害(※6)や睡眠の質の悪化、それに伴う仕事の生産性の低下がアメリカでは報告されています」と小川先生。

小川 真里子 先生

ただVMSを自覚していても、病院を受診せずに我慢している方が多いのが現状です。小川先生は、ぜひ医療機関に相談してほしいと訴えます。「病院ではエストロゲンを補うホルモン補充療法(※7)やサプリ、漢方薬(※8)をおすすめしています。セルフケアとして、栄養バランスの摂れた食生活や運動習慣を身につけておくことも大事です。また、家族や周囲の理解も大切。40~50代の女性は、体調が優れない日があるということを知っておいてください。もし体調が悪そうだったら“更年期じゃない?”とストレートに言うと傷つくので、“ホルモンの揺らぎかもね。婦人科で解決できるって聞いたよ”などと声をかけてあげてほしいですね」。

間島 和奏 さん

今まで更年期について、漠然とした知識しかなかったという間島さんですが、「母をどうサポートすればいいのか勉強になりました。これからは一歩踏み込んで、一緒に病院を調べたり、受診してみたらと声がけしたり、行動に移していきたい」と語ってくれました。 家族のことや家事に仕事になどと忙しく、つい自分のことを後回しにしがちなお母さんは多いもの。そんなお母さんや更年期世代の女性に寄り添うためにも、間島さんのような大人女性の家族や若い世代がしっかりVMS等の更年期症状について理解することが大切です。

(※4)早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※5)ホットフラッシュ | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※6)睡眠障害 |女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※7)更年期の治療法 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※8)女性と漢方 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

自分らしい人生を叶えるために。『ピル』について知ってほしいこと

トークプログラム②は、『避妊薬としての低用量ピル』についてです。人それぞれ思い描くライフプランがあり、自分の人生を思い通りに選択するためにも、性にまつわる基礎知識を学びました。

グラフ

マイナビウーマンが行ったアンケートによると、“いつかは妊娠(※9)・出産したいと考えているが、キャリアプランやライフスタイルなどを考えると今じゃない”と回答した人が62.2%いました。一方で、避妊(※10)に失敗してヒヤッとしたことがある人が約70%。この矛盾の解決策として、選択肢のひとつにしてほしいのが避妊薬としての低用量ピルです。

湯上 響花 さん

低用量ピルにはいろいろな種類があり、日本では大きく分けて避妊用と月経困難症(※11)や子宮内膜症(※12)に伴う痛みの改善のために使われる治療用の2つがあります。湯上さんも治療用ピルを服用しており、「よりハッピーでいられる時間が増え、ピルは相棒のような存在」と言います。湯上さんの周りにも治療用ピルを服用している友達が多い反面、避妊用のピルについては話題にならないそう。
宋先生によると、女性ができる避妊方法としてピルを選択している人は、まだまだ少ないとのこと。避妊方法には子宮内に器具を入れたり、手術をしたりなどさまざまな方法がありますが、真っ先に上がるのがコンドーム。しかし、コンドームを使用していても、年間13%のカップルが避妊に失敗してしまっているというデータがあるとのこと。これには湯上さんも「10人に1人以上ってことですよね⁉」と驚きを隠せない様子。コンドーム単独での避妊は、みんなが思っているよりもずっと不確かなものなのです。

宋 美玄 先生

また、コンドームを使ってほしいと思っても相手にうまく言い出せなかったり、雰囲気にのまれてそのまま……なんてこともあるはず。「だからこそ、女性主体になって選択できる避妊方法としてピルがあるということを知ってほしいです。OC(低用量経口避妊薬)と呼ばれる低用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを配合した飲み薬です。このOCを飲むと血液中の女性ホルモンの濃度が高まり、脳が妊娠したと錯覚して排卵を抑えます。そしてホルモンの働きによって精子の侵入をブロック、受精卵を着床しにくくし、避妊効果をもたらします」と宋先生。「ピルの成分が女性ホルモンと聞くと、ハードルが下がりますね」と湯上さんも安心したようです。

湯上 響花 さん宋 美玄 先生

気になる副作用については「飲み始めて1~2か月くらいは、吐き気や頭痛、胸の張り、不正出血(※13)などのマイナートラブルが現れることがあります。飲み続けることで症状がおさまることがほとんどなので、過剰に心配にならなくて大丈夫ですよ。症状が長引く場合は、ピルを変えることもできます。喫煙者や肥満、体質的にピルが合わない方は、副作用が出やすいので注意しましょう。まれに、脚の痛みや腫れ、しびれ、ほてり、強い頭痛、嘔吐などが起きる場合は、血管が詰まっている恐れがあるので、すぐに病院を受診してください。よく“ピルを飲んでいれば、コンドームはつけなくてもいいの?”と質問されますが、予定外の妊娠を避けるためには、ピルとコンドームの併用をおすすめしています。コンドームには今、増加傾向にある性感染症(※14)を予防するという重要な役割があるからです。性感染症は不妊(※15)の原因にもなるクラミジア、他にも淋病、ヘルペスなどたくさんの種類があり、性生活をしていればだれでも感染の可能性があるんです」。

避妊用の低用量ピルについて学んだ湯上さんは、「自分がいつ結婚して、いつ出産したいかを自分で選択できること、自分のからだに責任が持てることはいいことだと思います。友達にも避妊用ピルをすすめたいなと思いました」と語ってくれました。ピルは自分のからだ、自分の未来を守るもの。キャリアを築くなど、今後のライフプランを考えていくうえで、ひとつのツールになるものなのです。

(※9)妊娠 |女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※10)避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※11)月経困難症 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※12)子宮内膜症 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※13)不正出血 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※14)性感染症(STD) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※15)不妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

『おりもの』を通して、自分のカラダと向き合う機会を

トークプログラム③のテーマは、『おりもの』です。『おりもの』は女性が一生付き合っていくものでありながら、学校でも詳しく教わることがなく、ネットでの情報も足りていない状況……。

グラフ

マイナビウーマンのアンケートによると約7割の女性が『おりもの』について気になることがあったり、不安になったりしたことがあると回答しています。IMALUさんも「『おりもの』について、学んだことがないですね。言い方がちょっと悪いですが、『おりもの』って、生理の後の残りカスみたいなイメージ」とコメント。

高尾 美穂 先生

そこで高尾先生に『おりもの』とは何か、解説していただきました。「名前の通り、からだから下りてくるもの。腟、汗などの分泌物が交じり合ったもので、ネバッとしていたり、サラッとしていたり、時期によって変化します。成熟した女性なら誰にでも存在するもので、役割としては腟内をある程度、同じ状態に保つために、外からやってきたばい菌などをブロックするような自浄作用と、精子が子宮に入っていけるよう受精の手助けをしています」。

『おりもの』とは何か

IMALU さん

『おりもの』は周期的に変わるもので、IMALUさんも色や状態など、日々変化を感じているそう。ただなかなか人と比べることができないので、正常な『おりもの』を把握するのって難しいものですよね。そこで、小林製薬では実際に目で見て、においを嗅いで確認できるように『おりもの』のサンプルを制作! そのサンプルを見ながら、『おりもの』について理解を深めていきました。

高尾 美穂 先生

まず色について。「白やちょっと黄みがかっているのは、正常な生理周期の『おりもの』です。ピンク、茶色、黒っぽい色の場合は、ごくわずかな血液が混じっていると考えられます。生理の最後の方であれば問題ないけれど、それ以外だと不正出血(※16)と考えられます。黄緑や泡立っているような場合は、感染症の疑いがあります」と高尾先生。においについては、ヨーグルトのような少し酸っぱいにおいなら正常。魚が腐ったような腐敗臭や汗のようなにおいがしたら要注意とのこと。

今回、初めて『おりもの』のにおいを嗅いだIMALUさんからは「自分の健康状態を知るという意味でも、今度、嗅いでみようかな」と前向きな発言が。高尾先生によると、本人がにおいを気にしている場合もあれば、パートナーに指摘されて受診される方もいるそう。『おりもの』には自浄作用があるので少し様子を見て、気になる症状が続くようであれば、受診するようにしましょう。

IMALU さん

そして『おりもの』の変化に気づくためにも、まずは自身の生理周期や性交後などで『おりもの』がどのように変化するのか、知ることが大切です。白いショーツでない限り状態がわかりにくいので、『おりものシート』を使うのもおすすめです。IMALUさんも愛用されているようで「特に2枚重ねのタイプは、何度もお世話になっています! ナプキンに比べてサイズも小さいので、つけていてもストレスが減ります」と語ってくれました。

『おりもの』は色やにおいなどで、その時のからだの状態を知ることができるバロメーターでもあります。からだがベースに戻る生理後に、一度『おりもの』をチェックしてみて、『おりもの』を通して、自分の健康と向き合っていきましょう。

(※16)不正出血 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

いつかのために今はじめよう。かかりつけ医と更年期のお話。

トークプログラム④では、『心とからだに現れる更年期症状』について、どのように向き合えばいいのか、またかかりつけ医の大切さを学びました。

誰しもが迎える更年期。漠然とした不安がありますよね。そもそも更年期とは、閉経を挟んだ前後5年間のこと。日本人女性の平均閉経年齢は51~52歳なので、40代後半から50代半ばまでが更年期にあたります。更年期に起きるさまざまな不調は、女性ホルモンのエストロゲンが大きく影響しています。

グラフ

「8~10歳の小学校高学年くらいの頃より、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンが分泌されるようになります。卵巣には卵子があり、毎月毎月、卵子が減っていくことで卵巣がだんだんと小さくなり、40代後半になるとエストロゲンがゆらいできます。なだらかに分泌量が減っていけばいいのですが、激しいアップダウンを繰り返しながら収束していくので、頭がパニックを起こして自律神経が乱れ、さまざまな不調が更年期症状(※17)として現れてきます。治療しないといけないくらい、ひどい場合を更年期障害といいます」と吉形先生。

更年期の様々な症状

大きく分けると更年期症状には、からだの不調、こころの不調、そのふたつがミックスされた不調があり、代表的なからだの不調には、ほてり(ホットフラッシュ)、発汗、頭痛、肩こり、こころの不調にはイライラや不安感、ミックスした不調には不眠症などがあります。くわばたさんの年上の知人の方も、エアコンが効いているのにシャワーを浴びたかのように、首からの上の汗がすごかった時があると言います。吉形先生によると「自律神経が乱れると体温調節ができなくなってしまうんです。でも個人差があり、症状が軽い方もいるので、あまり恐れないでほしいです。今は更年期度が調べられるチェックシートがあるので、そちらで調べてみると、客観的に自分のからだを知ることができますよ」とのこと。

くわばたりえ さん

3児の母でもあるくわばたさんは、今年48歳に。「この年代って、まだ子育て真っ只中だったり、更年期と子どもの思春期や親の介護が重なったり、すごく大変なのでは?」と不安があるそう。吉形先生も、そのような変化する環境因子が更年期症状を強めてしまう原因のひとつだとおっしゃいます。

吉形 玲美 先生

できれば、更年期症状に悩まされることなく穏やかに過ごしたいものですが、その予防&対処法のひとつは、当たり前ながら食事と運動だと言います。特に、欧米に比べて日本人女性に頭痛、肩こりの更年期障害が多いのは運動不足が原因だそう。「軽く汗がにじむくらいの軽い運動でいいので、運動習慣があると更年期症状の予防になります。またかかりつけ医に相談して、ホルモン補充療法(※18)や漢方(※19)を処方してもらうのもおすすめです。」と吉形先生。このホルモン補充療法(HRT)ですが、実際にはじめた方に聞くと約7割の方が改善したと感じているそう。しかし、あまり知られていません。2004年のデータによると、閉経後女性におけるHRTの普及率はオーストラリアの56%、アメリカ、カナダ、フランスの40%前後に比べ、日本はたったの1.7%という状況です。この普及率の低さが、更年期を不必要に怖がってしまう原因ではないかと吉形先生は考えます。

くわばたりえ さん

更年期=漢方のイメージがあったというくわばたさんは「更年期に病院に行くっていうのが頭にない。生理で病院に行くこともないし、辛かったら市販薬で何とかするという考えがあるし、みんなも更年期で辛いんだから耐えればいいと思ってしまうのでは」と言います。これに対し、吉形先生は、辛くなる前に受診してほしいと訴えます。「生理が乱れてきた時が受診の目安と考えて。かかりつけ医がいない方は、人間ドックや婦人科検診の時に探してみるのもおすすめです。ホルモン補充療法も保険適用です。重く考えすぎずに、もっと気軽に婦人科を受診してみてください。相談できるかかりつけ医=ライフパートナーがいると心強くなりますよ」。

今回、吉形先生のお話を伺い、「30代の頃はいつか来るんだろうなと思っていたけれど、あっという間に自分が更年期世代に。不安だったけれど、治療法があるということ、軽い運動すれば予防になることを知ることができただけでも良かったです」とくわばたさん。正しい知識と対策を知っていれば、怖がる必要はありません。かかりつけ医との二人三脚で、更年期を前向きにとらえ、安心して過ごしましょう。

(※17)早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※18)更年期の治療法 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※19)女性と漢方 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

冷え症・肌質のお悩みに!『血流美人』になろう!

トークプログラム⑤では、女性に多い悩みである『冷え症や肌トラブル』について、血流をよくすることが健康面、美容面に関係していることを学びました。

石井 亜美 さん

「冷え症(※20)や肌荒れは血流が悪く、リンパの流れが悪いことで起きます。血流が滞ると、臓器の機能低下や細胞の代謝の低下が起こり、その影響で肌のターンオーバーが遅くなり、肌荒れが生じます。肌のバリア機能が低下することで、さらに肌荒れを悪化させることに。また、体内で作られた熱は、血流を通して全身を回るため、血流が滞ると冷えにつながります」と赤澤先生。長時間座ったままでYouTubeの編集をされている石井さんも、足のむくみや手足の冷え、肩や腰のコリを感じているそうです。

瘀血の解析と応用

ゴースト血管の出現

血流が滞ることを「瘀血(おけつ)」といい、高血圧や糖尿病(※21)などの生活習慣病などになると、血中に血栓ができやすくなり、血液の流れが悪くなります。血流が悪くなると血管が切れたり、ねじれたり、短くなったりして、末端までスムーズに血液が流れなくなってしまいます。このような状態の血管を無機能血管、通称ゴースト血管と言います。ゴースト血管になると血管が消滅してしまい、細胞に栄養や酸素が届かなくなり、細胞も死んでしまいます。それが、肌荒れや冷えにもつながるのです。

その対策としておすすめなのが、ナットウキナーゼの摂取です。ナットウキナーゼは、納豆のネバネバ部分に含まれているたんぱく質を分解する酵素で、納豆を作るときの発酵途中で生まれるものです。ナットウキナーゼの効果は、血栓の素になるたんぱく質を分解すること、体の中にある血栓融解酵素の働きを促進すること。実際に、2か月間ナットウキナーゼを摂取した人の血管を見てみると、ゴースト血管になりかけて3本くらいしか見えなかった血管が摂取後、10本ほどしっかり見えるようになり、体温の上昇も確認できました。つまり、ゴースト血管やその予備軍を増やさないためには、血液の流れをよくしておくことが大事なのです。

赤澤 純代 先生

推奨されているナットウキナーゼの1日の摂取量を納豆で補おうとすると、2~3パック食べる必要があります。また納豆には血液の凝固を促す働きのあるビタミンK2という成分が含まれているので、ナットウキナーゼの効果を弱めてしまうことも。確実に、そして手軽に摂取するには、ナットウキナーゼ協会のマーク(JNKAマーク)のついたナットウキナーゼが配合されたサプリメント (※商品お選びの際にはナットウキナーゼ以外の副素材に関してはご注意ください)がおすすめです。

また、運動も血流アップに効果的。ここでは「サラサラ体操」をご紹介します。
ひとつ目の体操が胸の前で手を組み、前に出します。そのまま上にあげて、「サラサラ」と言いながら手を下ろして脱力。ふたつ目の体操が、上で手を組み、「サラサラ」と言いながら、左右に体を傾けます。

サラサラ体操

サラサラ体操

一緒に体操をした石井さんは「簡単! 声に出して『サラサラ』と言った方が血流がアップしている気がします! 今まで血管について意識したことがなかったですし、年配の方が気にすることというイメージが強かったですが、今日、お話を聞いて、冷え症や美容にも関係していることを知りました。今から血流をよくしておいた方がいいんだなと、改めて思いました。ナットウキナーゼのことも、勉強になりました!」と語ってくれました。
冷え症や肌荒れのお悩みには、血流の改善が必須です。基本は運動や食事、睡眠、ストレスのコーピングスキルアップなど生活習慣の改善ですが、ナットウキナーゼも取り入れてみてください。健康と美はつながっています。今日から血流美人を目指しましょう!

(※20)冷え | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※21)メタボリックシンドローム・糖尿病 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

その汗のお悩み、ガマンせず相談してみませんか?

トークプログラム⑦のテーマは、『汗』です。2020年のアンケート調査によると、10人に1人が多汗症に悩んでいるという結果に。汗が多い場所としてワキ、頭、顔、手のひら、足裏などが挙げられました。

多汗症の分類

多汗症とは、日常生活に困るほど汗の量が多くなる病気で、汗が出る部位によって「局所性」と「全身性」に分類され、さらに原因が見当たらない「原発性」と原因が特定されている「続発性」に分けられます。ワキの汗が多い場合は「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」、手のひらの場合は「手掌多汗症」、足裏の場合は「足底多汗症」と言います。

バービー さん

多汗症かどうか調べられるセルフチェックシートがあり、今回、バービーさんも調べてみたところ、「原発性腋窩多汗症」の可能性が高いと判定されました。実際、日本人の20人に1人がワキの多汗症で悩んでいるといわれており、多くの方が悩まれているといえます。ワキや手の汗に関する具体的なお悩みとして、「シャツのワキの部分に汗ジミができて人目が気になる」「電車のつり革を持つことがためらわれる」「手のひらの汗でノートが濡れて、文字が書けない」「運動会などで手をつなぐイベントができない、やりたくない」などが挙げられました。

バービーさんも「グレーのTシャツは、大陸ができました! というくらい色が変わりますし、ワキにもグレープフルーツくらいの大きさの汗ジミが(笑)。エナメルのスカートをはいたときは、サウナスーツのようにべちゃべちゃになりますし、太ももの裏に汗がツーッと垂れたり、椅子の座面にお尻の形が残ることも……。夏でも涼しい顔をしている人がうらやましい! メイクを直さなくてもいいですしね」と、実体験を語ってくれました。あるデータではワキ汗のお悩みにより、「希望の職種や職業をあきらめた」という方が6.6%もおり、社会問題としてもとらえる必要があります。

バービー さん藤本 智子 先生

「私たち人間は、体温が上がったときにその体温を下げるために皮膚にあるエクリン汗腺から汗を分泌して体温を下げますが、なんらかの原因でエクリン汗腺の機能が高まってしまうことで多汗症になってしまいます。男女の性別で有病率はそれほど変わりませんが、女性の方が病院に受診することが多いです。女性の場合、更年期による自律神経の乱れなどが原因となることもあり、どなたも多汗症になりうる可能性があります」と藤本先生。

病院で何回か汗の治療を受けたことがあるバービーさんですが、きっかけは「専門家に聞いた方が早いかな」と思ったからだそう。汗の悩みは近くの皮膚科などで医師に相談してみるといいとのこと。ワキを見せるのが恥ずかしいと思っている方も多いですが、多くの場合はワキを見せることなく、どのような場面でどのくらいの量の汗をかくのか聞いて診断するそうです。

藤本 智子 先生

ワキの多汗症の治療法はいくつかあり、まずは塗り薬を試してみます。直接ワキに塗る薬で、汗の出口をふさぐ働きのあるお薬と、汗を出す指令をブロックする働きのある薬があるそう。後者の薬は、うれしい保険適応です。もし塗り薬で改善が見られない場合は、飲み薬、注射薬、レーザー治療などへとステップアップしていくんだとか。「さまざまな治療法があるというのは、夢をあきらめていた方にも希望が持てますね。困り具合って自分にしかわからないことだから、専門家に相談できて、治療法があるということを知っただけでも気が楽になりますね」とバービーさん。藤本先生も「汗は悪者ではなく、私たちにとって大切なもの。今は汗との向き合い方が自分で決められる時代になっているので、まずは気になることやお悩みがあれば専門医に相談して治療法を選び、自分らしくいられるようになってほしいです。バービーさんは“汗なんかに負けない!”というポジティブなメッセージをSNSなどで発信されていて、みんなの心の支えになっていると思います」と語ってくれました。

更年期やPMSの不調と睡眠 ~知ればこわくない!不調解決メソッド

トークプログラム⑧では、更年期にまつわる『睡眠』にクローズアップし、その解決策を学びました。

前田 有紀 さん

現在、3歳と7歳の男の子のママでもある前田さん。まだ不調を感じていないものの、ママ友の間では更年期の話題が増えてきて、母親から眠りにくくなったという悩みを聞いていたこともあり、今後、自分がどうなっていくのか不安だと言います。

更年期症状

先生によると更年期の睡眠トラブル(※22)は、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れからくるものだそう。2022年に厚生労働省が更年期症状のある方に行ったアンケートでも、「不眠や寝つきが悪い」と回答した方が30代で45%、40代で49%、50代で54%という結果に。半数以上の女性が更年期での睡眠に悩まれているようです。

対馬 ルリ子 先生

「更年期になると女性ホルモンの働きが下がり、ホルモンの調整をしている脳の視床下部下垂体というところが慌てるんです。視床下部は自律神経のバランスをコントロールしているところでもあるので、自律神経も乱れるように。それによりメラトニンなどの眠りをよくする物質も出なくなり、寝つきが悪い、眠りの質が悪い、早く目覚めてしまうなどの睡眠トラブルが起きるようになります。眠れないでいると、ますます体調が悪くなり、ますます自律神経が乱れるという悪循環に」と対馬先生。また更年期だけでなくPMS(※23)も同様に、ホルモンが乱れて睡眠の悩みが生まれるとのこと。若い時から自分なりの不調との向き合い方や、質のよい睡眠をとるスキルをアップすることが大事なのです。

SMIチェックシート

3軸6要素バランス状態チェック

自律神経は体温の調節、心臓の調律、胃腸の調節などを行うほか、脳の働き、やる気にも関係しています。やる気が起きずにだるかったり、寝ても寝た感じがせず、朝からどっと疲れていたりすることも……。ただ症状の程度には個人差があり、症状が強く出る人もいれば、不調に気づかない人もいるそう。だからこそ、自分の今の状況を把握しておくことが大事だと対馬先生。そのときに役立つのが、SMIチェックシート(更年期症状指数表)です。10個の質問に答えるだけで、更年期指数が自己採点でき、51点以上が受診の目安になります。そしてもうひとつおすすめなのが、クラシエ メノテックライフが提唱するバランス状態チェックです。漢方理論と世界の伝統療法を融合させて定義した独自の「虚-実、寒-熱、湿-燥」の3軸6要素の組み合わせで、個々の状態を8つに分類し判定します。バランスタイプを診断することで、どの軸に偏っているのかが客観的に把握でき、バランスを整えるためのセルフケアなどのアドバイスがもらえます。スマホひとつで簡単にチェックできるのでおすすめです。例えば、前田さんに対しては、「夜間に体が熱くなったら、布団から出てもOK。静かなリビングやソファで、アロマやハーブティーなどでリラックスしましょう」と、バランス状態にあったアドバイスが記載されています。

前田 有紀 さん対馬 ルリ子 先生

更年期と香りの関係についても研究している対馬先生によると、アロマテラピーも有効と言えそうです。「アロマオイルもいいですし、ゼラニウムの生花を枕元に飾ってもよさそうですね」と、フローリストである前田さんならではのコメントも。さらに、イベントでは寝る前に心をリラックスするハーブティーを前田さんが試飲してくれました。「スパイスが効いていて、シナモンの香りがいいですね。からだが温まって、よく眠れそうです」と前田さん。ハーブティーはノンカフェインなので、就寝前のリラックスタイムのおともにおすすめです。

対馬先生に不眠対策を伺うと、適度な運動、バランスのいい食事、決まった時間に起床&就寝して睡眠のリズムを整えることが大事とのこと。さらに「更年期になると月経が乱れ、眠りの質も悪くなります。そういった更年期のからだの仕組みを知っていることが大事です。自分のからだを客観的に見られるようになると、それを受け入れられるようになり、セルフケアやメディカルケアを受けてみようと行動できるようになります。更年期は、自分の健康や人生を見直すいいチャンス。我慢してしまうと、悪循環を生んでどんどん不調になってしまいます。アロマや漢方、植物の力を生かして、トータルでケアしてほしいなと思います」というお話もありました。
今回、年を重ねることに漠然とした不安感があったという前田さんですが、「今の自分の体調を把握しておけば、対策も取りやすくなりますね。ポジティブにとらえて、自分ともっと向き合って知っていくことが大切なんだなと感じました」と語ってくれました。

(※22)不眠 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)
(※23)月経前症候群(PMS) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

みんなで目指す。女性が健康に過ごせる社会へ

最後のトークプログラムでは大須賀先生と対馬先生に、女性が自分らしい人生を選択し、生涯を通して健康でいるために、視聴者へメッセージをいただきました。

大須賀 穣 先生

大須賀先生は個人の健康意識の向上に加え、社会の基盤整備も重要だと訴えます。「女性の健康は企業にとってのパフォーマンスアップにもつながります。トップダウンで女性の健康を会社が守ることができるよう整えること。同時にボトムアップの行動も必要で、企業で健康教育する場合も女性だけではなく、男性の問題としても社員ひとりひとりがとらえ、性差なく一緒に学んでいくことが大事」と。

対馬 ルリ子 先生

対馬先生は、からだも心も健康で幸せな状態=ウェルビーイングが社会にとって大事だと言います。女性も男性も、ひとりひとりが大切にされる社会、助け合い尊重し合って育っていく社会が目指すべき姿だと。「女性が妊娠、出産、子育て、キャリア形成などを実現するために、男性は家事や育児などのライフスキルのエキスパートになってほしいですし、女性も組織のなかでみんなをまとめるリーダーになれるように。みんなで役割をシェアして、育っていくことが大事です」と語ってくれました。

自分らしい人生を健康で生きるために、心とからだに目を向けてみて

いかがでしたか? オンラインイベントを通じて、さまざまな心とからだの不調や悩みについて知るきっかけになりましたか? 

女性ならではのお悩みについて語ることは、今までタブーとされてきましたが、少しずつ社会全体の意識が変わり、変化してきています。今ある悩みは、女性みんなが通る悩みでもあります。正しい知識や対処法を知ることで、漠然とした不安から解放されるはず。そして、自分ひとりで抱え込まず、かかりつけ医に相談したりセルフケアを実践してみたり、行動に移してみてください。自分の心とからだと向き合い、見つめる時間を作ってあげることが、自分らしく健康に過ごすことへとつながっています。

プレゼントキャンペーン

プレゼントキャンペーン

【ギフトセット内容】
●「わたしたちのヘルシー」オリジナルポストカード(※画像はイメージです)
●富士製薬工業株式会社 「LiLuLa(リルラ)」チラシ・付箋、
知っておきたい避妊のおはなし(B6サイズの小冊子)・はじめませんか?プレコンセプションケア(B6サイズの小冊子)
●久光製薬株式会社 マンガでわかる これってもしかして、更年期!?
●小林製薬株式会社 サラサーティ&おりもの冊子「My Body, My Self,」
●科研製薬株式会社 汗と生活を考える情報マガジン「sweæt」、多汗症を知る冊子

今回のオンラインイベントでは、スペシャルなプレゼントキャンペーンを実施しています。イベント中に発表される“合言葉”を集めて応募すると、抽選で100名様に「わたしたちのヘルシーギフトBOX」をプレゼント! 合言葉1つから応募可能で、全部の合言葉を集めると当選確率がアップします。当日見逃した方もアーカイブ動画から、ぜひご応募ください!(4月末日締切)

プレゼントキャンペーンに応募する

「わたしたちのヘルシー~心とからだの話をはじめよう inMar.2024」
アーカイブをチェックする(2024年4月末日まで)

『Women’s Health Action』とは?

ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会では、国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが連携し、現代日本における女性の健康推進の必要性とその課題について考えるための取組みを行っています。 女性は、思春期、妊娠・出産期、更年期、老年期と生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、また、結婚や育児などのライフステージによっても、心と体に男性とは異なる様々な変化が現れます。女性ホルモンの変動に伴い、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)、不眠やうつなどQOL(生活の質)の低下を伴う心身の失調を起こしやすい特徴があります。女性の健康リスクを低減させることは、人生各期における女性の自己実現と社会参加を促進し、日本全体の経済発展と活力増進を促す力となります。今、様々な場所で思春期や妊娠・出産期、更年期などのライフステージに応じた女性の健康推進サポート強化の動きが生まれています。
★公式HP:https://whasympo.com/

主催:
Women’s Health Action実行委員会
運営:
マイナビウーマン
ウェブサイト:
https://watashitachino-healthy.com/
協賛:
※五十音順
アステラス製薬株式会社、科研製薬株式会社、Fun to Me<ファントゥーミー>(クラシエ株式会社)、サラサーティ(小林製薬株式会社)、住友生命保険相互会社、日本ナットウキナーゼ協会、久光製薬株式会社、富士製薬工業株式会社(五十音順)
後援:
内閣府男女共同参画局、経済産業省、厚生労働省、(公社)日本産科婦人科学会、(公社)日本産婦人科医会、(公社)日本医師会、(公社)日本助産師会、(一社)日本女性医学学会、(公社)日本薬剤師会、日本女性ウェルビーイング学会、(公社)全国結核予防婦人団体連絡協議会、(一社)医療政策を提言する女性医師の会、(公社)女性の健康とメノポーズ協会、(一社)日本家族計画協会、(一財)日本女性財団、(一社)日本女性薬局経営者の会、(特非)女性医療ネットワーク 、(特非)日本医療政策機構 ※順不同
本件に関するお問い合わせ

ウィメンズ・ヘルス・アクション 実行委員会事務局(株式会社読売エージェンシー内)
E-mail:info@whasympo.com

「わたしたちのヘルシー」特設サイトをチェックする

INFORMATION

わたしたちのヘルシ―

Women’s Health Actionがお届けする、女性の心とからだの健康を考えるウェルネス&カルチャープラットフォームです。月経・妊活など女性特有のお悩みやヘルスケアに役立つ記事、専門家からのメッセージ、イベント情報などをお知らせします。
ウェブサイト:https://watashitachino-healthy.com/

Women’s Health Action公式サイト

パートナー企業・サービス紹介

アステラス製薬株式会社

アステラス製薬株式会社
性別に関わらず均等な雇用機会を提供し、全ての女性社員がいきいきとやりがいをもって働ける職場づくりに取り組んでいます。

アステラス製薬株式会社

科研製薬株式会社

科研製薬株式会社
科研製薬は研究開発型の製薬企業として皮膚科領域と整形外科領域に注力し、苦しんでおられる患者さんやそのご家族、治療に携わっておられる医療関係者の皆さんの「笑顔」に貢献するため、画期的新薬を創出・提供し続けていきます。

科研製薬株式会社

ワキ汗治療ナビ

クラシエ株式会社

Fun to Me <ファントゥーミー>
更年期(メノポーズ)によって現れる女性のさまざまな不調の悩みや不安をやわらげ、自分らしく楽しみながら毎日を過ごしていただくために、クラシエならではの知見を生かし、年齢によるゆらぎに負けない毎日をご提案します。

Fun to Me (ファントゥーミー)

メノテックライフ

クラシエ株式会社

住友生命「Vitality」

住友生命 「Vitality」
住友生命は、リスクに「備える」だけでなく、「健康増進」を応援し、リスクを「減らす」サポートをする新しい保険“住友生命「Vitality」”を通じて、現在の長寿社会においてお客さま一人ひとりの健康状態の向上に貢献し、健康長寿社会の実現を目指します。

住友生命「Vitality」

サラサーティ

小林製薬株式会社
日本初のおりものシート「サラサーティ」。女性が誰にも相談できず、密かに処理していた「おりもの」に最初に切り込んだ1988年誕生のフェムケアブランド。女性の健康のバロメーターである「おりもの」のお悩みやお困りごとを解決するおりもの専門家です。

サラサーティ

日本ナットウキナーゼ協会

日本ナットウキナーゼ協会
日本ナットウキナーゼ協会は、納豆菌が生み出す血液さらさら成分ナットウキナーゼに関して、消費者の方々に役立つ情報を提供しています。具体的には、ナットウキナーゼの研究関連情報の広報活動、安全性と品質が保証された製品に対する認定業務(JNKAマーク)を主に行っております。

日本ナットウキナーゼ協会

久光製薬

久光製薬株式会社
更年期は誰にでも訪れる、からだと心の転換期です。更年期について知ることは女性のライフステージにおいてとても重要なことです。明るくあなたらしく過ごすために、できることをしてみませんか。

久光製薬株式会社

エンジョイエイジング

富士製薬工業株式会社

富士製薬工業株式会社
富士製薬工業は、人々の痛みや障害の改善・克服に役立つ医薬品の開発、製造、販売を通して社会に貢献すべく事業を展開しています。重点分野の女性医療領域では、女性特有の疾患に対する医薬品を多く取り扱っています。また、アプリ『LiLuLa(リルラ)』では、生理日や基礎体温をまとめて管理できる「カラダログ」や自分で医師に質問を投稿することもできる「教えてDr.」など、女性の健康づくりをサポートしています。

富士製薬工業株式会社

女性のための健康支援アプリ『LiLuLa』

提供:Women’s Health Action実行委員会

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