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2024年06月15日 06:53 更新

娘のファーストブラ、いつ・どんなタイプを購入した? 購入のきっかけは?「走ると胸が痛い、と聞いて」「学校からのすすめで」

思春期になると女の子は第二次性徴を迎え、胸やお尻が丸みを帯びてきます。親として気になるのは、下着、特にブラジャーに関することです。購入の時期やスタイル、子どもに与えるきっかけなどを、現在18歳~25歳の女の子の子どもがいる30代~50代の先輩ママに聞いてみました。

 特集「10歳からの心とからだ」

先輩ママたちは、いつ、どんなブラを娘に用意してあげた?

子どもが何年生のときにファーストブラを購入しましたか?

子どもが何年生のときにファーストブラを購入しましたか?

ファーストブラを購入した時期は、小学5年生と6年生が同率の29%でした。次いで中学1年生が約18%です。

女の子の第二次性徴は、胸の膨らみから始まります。その後、陰毛の発生、初潮と進んでいくのが一般的なため、体の成長について親子で話しをしながら、ファーストブラや生理用品をそろえるのもオススメ。いざというときに慌てないようにしてあげたいですね。

購入したファーストブラは、どのタイプのものでしたか?

現在18歳~25歳の女の子に買ったファーストブラは、どのタイプのものでしたか? ※複数選択
※複数選択

もっとも多かったのは「スポーツブラ」で、58%の人が選んでいます。次点は「かぶりタイプのハーフトップ」が20%、3位は「カップつきキャミソール・タンクトップ」で16%でした。

スポーツブラとハーフトップブラは、見た目がほぼ同じ。異なるのは機能性です。スポブラはフィット感があり、吸汗速乾性に優れた生地やさらりとした肌触りの生地を使用しています。いっぽうハーフトップブラは、バストをやさしく包み、コットン素材ややわらかい不織布が使用されています。カップつきのキャミソールやタンクトップは下着感が薄く、抵抗なく着られる点がメリットです。

ファーストブラを購入したきっかけは?

現在18歳~25歳の女の子にファーストブラを購入したきっかけは?

ファーストブラ購入のきっかけは、「親から子どもに提案」が71%を占めています。第二次性徴を迎え、自分の体が変化してきていることは感じつつも、ブラジャーが必要な状態なのか子ども自身では判断しづらいことも一因ではないかと考えられます。また、少し気になるけれど子ども自身から言い出しにくい状態なのかもしれません。そのような気持ちを保護者が察し、早めの準備を心がけているという側面もあるでしょう。

娘のファーストブラ、エピソードあれこれ

購入したきっかけ

購入したきっかけ

●体育のときに、走ると胸が痛いと聞いて、購入を決めました。デザインは一緒に買いに行って選びました。(小6で購入/42歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

●小学校が私服だったので、夏場の胸が気になりました。お友達が体操服に着替えたときにブラをつけていたらしく、娘に欲しいと言われました。そのときはまだ早いかなと思ったけど、ちょっとだけでも気になるなら買うほうがいいと思い購入。(小4で購入/49歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

●学校からのすすめがきっかけになり、一緒に考えて話す機会になりよかったです。(小5で購入/49歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

具体的な購入のきっかけは、さまざまです。第二次性徴の初期は、周囲から見てバストトップが気になりだすことが多いようです。特に薄着になる季節には気をつけてあげるといいでしょう。

子どもからの提案は、「お友だちが着けていたから」という理由が目立ちました。「修学旅行などの行事をきっかけに購入した」という声もありました。

どんなものを購入した?

どんなものを購入した?

●体格がよかったので胸が目立つようになり、スポーツをはじめたのをきっかけに、スポーツブラをすすめ、購入しました。スポーツブラなので娘も抵抗感はなかったように記憶してます。(小5で購入/51歳/小売店/調理系)

●本人はあまり興味なく、着用するのに抵抗あったみたいだが、好きなスポーツブランドのを購入したら、カッコいいと着用するようになった。(中1で購入/53歳/警備・メンテナンス/事務職 オペレーター)

●抵抗感がないようになるべくやわらかい素材を選びました。(小5で購入/49歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

体の成長について恥ずかしさを感じる子も多いため、ただ「胸が目立つからブラジャーを着けなさい」と言うと嫌がる子もいます。その場合、見た目もスッキリしていて、ブラジャーっぽさがないキャミソールタイプやタンクトップタイプがオススメです。

ブラジャー着用に抵抗がなく、胸が大きいお子さんには、ジュニア用のワイヤー入りブラジャーもよいでしょう。大人とは胸の形が異なるので、成長にあわせたものを選んであげてください。

購入した場所は?

購入した場所は?

●スーパーの中の下着コーナーで購入。ジュニア向けのものでもいろんな柄や種類があり、あれがいい、これもいいと悩みながら選んでいました。(中1で購入/50歳/小売店/事務系専門職)

●試着できなかったので、サイズがあまりあっていなくて買いなおした。(小5で購入/46歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

●下着売り場に一緒に行くのも嫌がって通販で購入しました。(中1で購入/51歳/小売店/販売職・サービス系)

スーパーの下着売り場は、ママの下着を見るついでに……とお子さんを自然に誘えるかもしれません。

大手下着メーカーは、ジュニア向けブラジャーの展開も多く、売り場に行けば相談もできます。お出かけの際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

子どもの反応は?

子どもの反応は?

●昔と違ってブラジャーではなくカップつきタンクトップが気軽に購入できるので、自然とこれいいよねという感じで購入できた。(小5で購入/41歳/小売店/販売職・サービス系)

●子どもは少し緊張していたようですが、デパートで子どもと一緒に選んで安心して着用できたようです。(小6で購入/45歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

●最初は買ってもつけなかった。本人はめんどくさいと必要性を感じなかったよう。(小4で購入/45歳/医療・福祉/専門職)

ファーストブラを喜ぶ子、恥ずかしがる子、無関心な子、さまざまなタイプのお子さんがいます。また、表面にあらわれている感情がすべてではありません。本当はかわいいデザインが好きなのに周囲の目を気にして言い出せない子、心の成長が追いつかず自分の女性的な部分を否定してしまう子もいます。

ブラジャーを着けることは、自分の体を大切にするための方法のひとつで、自然なこととして受け入れていけるよう、保護者がサポートしてあげたいですね。

まとめ

子どもの成長はあっという間です。「なんでもひとりでできるようになった!」と思って安心したのもつかの間、思春期も保護者のサポートは引き続き重要になります。日々のコミュニケーションを通じて、ファーストブラ購入のタイミングを見逃さないように注意してあげましょう。ゆくゆくは、ブラジャーの洗い方や管理の方法なども教えてあげてくださいね。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2024年4月26日~29日
調査人数:214人(18歳~25歳の女の子の子どもがいる30代~50代のママ)

(マイナビ子育て編集部)

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