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2024年06月17日 11:59 更新

くわばたりえさん「子ども同士のケンカに介入しない」方針明かす「絶対やったらあかんと思うのが……」

タレントの菊地亜美さんがくわばたりえさんとYouTubeで対談。子どもの叱り方について、三児を育てる先輩ママであるくわばたさんに指南をあおぎました。

「ママ怖いって聞いてたら悲しくなりません?」

菊地亜美さんは2020年8月に第一子の女の子を出産。まもなく4歳になる娘について、くわばたりえさんに相談しました。

「子どもに怒ったりすることないの? すっごい穏やかな育児されてる感じ」と聞かれた菊地さんは、「めちゃくちゃ怒るときは怒る。どこまで怒ったらいいのかすごい聞きたい」と逆質問。最近は娘に「ママ怖い、怖い」と言われてしまい、「ママ怖いって聞いてたら悲しくなりません?」と悩んでいるといいます。

くわばたさんは「そうやんなあ」と共感し、「怒ると叱るってまた違くて。私は自分の感情で怒鳴ってた。食べんなら食べんでいい! とか何回言ったらわかんの! みたいな」と、自身も子どもを怒鳴りがちだと明かします。

ただ、くわばた家の子どもたちはもう小学生~中学生。菊地さんは「3歳の子に『それダメって言ってるでしょ』って怒ったらもっとやったりするんです」と、目下の悩みを打ち明けました。

仕事のため、自身の両親を娘に預ける際、「イヤなことがあっても人を叩いたりしないってお約束しようね」と言い聞かせるそうですが、この収録の前日にも両親宅に預けていたところ、母から電話がかかってきたといいます。

電話で「なんか今日すごい機嫌悪いけど大丈夫かな? 一回も目を合わせないで何も言ってないのに『来ないで!』とか叩いてきたりするんだけどなんだろう?」と聞かれた菊地さん。お迎えに行ったときに、「ママ約束したよね?」と言うと、今度は菊地さんが娘に叩かれ、「だからそれを言ってんの!」と怒ると、さらに叩いてきて……。

「何をしたらいいかわからなくて今の悩みです」という菊地さんに、くわばたさんは「たとえば私が亜美ちゃんを急に叩いたとするやんか、そうしたらなんていう? 私に」と問いかけました。

不意を突いた質問に、菊地さんが戸惑いながら「なんですか? なんで叩いたんですか?」と聞くと答えると、「じゃあ子どもにも、それが一言めかなと思う。『叩いたらダメですよね!?』って、いきなり私に言わないやん」。

くわばたさんは「子どもって自分で頭が整理できてないねん。でもなんで叩くのか、絶対理由あんねん」「確かに叩くのあかんねんで。でも、どうして叩くの? って」と、まずは話を聞いてあげてほしいとアドバイス。

くわばたさん自身もいつもそのようにできているわけではありませんが、この対話を続けてきたことで、「子どもが自分の気持ちを言える子になったかなっていうのはある」。その日、園や学校でどんなことがあったか、何が楽しくて何がイヤだったかなど、「言ったらママは分かってくれるって感じにはなってるかな」と実感しているそうです。

これに深く納得した菊地さんが、では「子ども同士のケンカ」の場合はどう対処するのがいいか尋ねると、くわばたさんは以前出演していた育児番組で専門家からもらったアドバイスを披露しました。それは、「親が裁判官にならない」ということ。

子ども同士のケンカはできるだけ親が介入しない方針で、「絶対やったらあかんと思うのが『どっちが先に文句言ったの?』」だというくわばたさん。大人は、先に文句を言ったり手を出したりした子が悪い、と決めつけてしまいがちですが、そうなるようなことを相手にされたかもしれないのに「どっちが先に言った?」「あなたが悪い、謝りなさい」などと大人が裁くのは子どもを傷つけてしまう、と説明し、菊地さんは「それ覚えとこ!」と感心しきりでした。

「どうしたいの!?」と問い詰めないで

幼い子どもの問題行動や反抗に手を焼く場面は、多くの親が経験しているでしょう。反抗が始まったら、まず子どもの気持ちを受け止め、共感する言葉をかけることがポイントになります。

たとえば「パンが食べたい」と主張する子どもに「今日はごはんだから食べて」と返すと、子どもは自分の気持ちをわかってもらえないと感じます。「パンがいいのね。食べたいよね。あげたいけど今はないんだ」と返すと、自分が言ったことをわかってもらえている、と感じるでしょう。

忙しい中でもできれば、時間をかけて子どもの言い分を聞いてみてください。幼くても、大人には想像もつかないような意見を持っていたりするものです。

子どもは何にでも「イヤ!」など否定する言葉を使うので、言葉通りに捉えてついイライラして「どうしたいの!?」と問い詰めたくなることもあると思いますが、それではさらに状況が悪くなります。

まずは子どもが何を伝えようとしているのか考え、時には気持ちを代弁しながら受け止めて。それから上手くやるべきことに誘うといったように、真正面から争うのではなく側面からアプローチする方法を試してみてください。

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