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2024年06月18日 11:59 更新

レイザーラモンRGさんが「THE MANZAI」で負けた夜、涙した息子のアツい言葉「そういう言い方はないと思います」

芸人のレイザーラモンRGさんが15日放送の『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)に出演。進学校に通う息子への、オリジナリティあふれる教育法を明かしました。

「勉強しろ」と言ったことはない

レイザーラモンRGさんの長男は、昨年放送された『東大王クイズ甲子園2023』(TBS系)に都立西高チームとして出演した出渕武丸さん。都立西高といえば、偏差値73の名門進学校です。番組ではこれまで一生懸命子育てしてきたRGさんに、その教育法を聞きました。

子どもの学習について、RGさんは「教育熱心な方はやってると思うんですけど、リビングで学習させる。親が常にいるとダラダラできない」と、リビング学習が奏功したといいます。自宅に子ども部屋のスペースが取れなかったため、リビングの端っこに学習机を置き、自然とリビング学習に。子どもが勉強しているときは親もテレビをつけないそうです。

「生活音の中で学習することで集中力が身につく」と言われ、「東大生の80%」が実践しているというリビング学習。かまいたちの山内さんはリビング学習を「全く知らなかった」と言い、中学生と小学生の姉弟のパパである千鳥の大悟さんに至っては、子どもの学習環境について「知らん」と苦笑いです。

「勉強しろ」と言ったことはなく、いろいろな高校の文化祭に連れて行く中で、息子が「この高校に行きたい!」と憧れたのが都立西高で、RGさんは「よし、じゃあこの高校に行くためには、家族一丸で何をしなきゃいけないかって」逆算。これにも大悟さんは「家族でやるんよな、あれ(受験)ってな」と肩を落とします。

幼少期から仲の良かったRG親子が高校生になった今もいい親子関係を保つべくやっている習慣は、毎朝のグータッチ。NBAが好きなRGさんは、「アメリカのバスケ選手が試合前にやってるあれをやってみようってなって、難しいやつをやって。それで『いってらっしゃい』してる」とうれしそうに明かしました。高校受験の日も、2人で目を合わせてかっこいいグータッチをして送り出したそう。

そんな親子の関係に、大悟さんは「親に嘘ついてたらそんなことできないもんな」と感心し、かまいたち濱家さんは「いいなーいいなー」とうらやましそう。ちなみに山内さんは毎朝子どもと「おはよう」と言い合った後、くるりと後ろを向いてお尻を出し、子どもを笑わせているそうです。

RGさんの妻からは「東大王に出たときに息子が“尊敬できる父です”とはっきり言っているのを聞き、夫の教育法は正しかったと思いました」とコメントも寄せられましたが、RGさんは「ラッキーだったのは俺は郊外に住んでる。郊外だと他に芸能人おらんのよ。結構ちやほやされる」と、変にイジられない環境も良かったと話しました。

芸人として培ったスキルは子育てにも「めちゃくちゃ役に立つ」と言い、「子どものイヤな話を全部笑い話に変えてあげる」ことを長く実践。子どもだって学校でイヤなことがあればプンプン怒って帰ってくることもありますが、ムカつく話も全部笑い話に変えていったことで、「仲が悪かった子たちとも、卒業の頃には仲良くなった。対人関係もポジティブになれたかなって気がします」と、自負しているようです。

そんな父・RGさんが忘れられないのが、“最も面白い漫才師”を決める大会「THE MANZAI 2013」の決勝でいい点を取れず負けてしまったときのこと。放送後、電話口で実家の親に「あまりウケんかったな」と言われたRGさんですが、すかさず息子が受話器を取って「その大会で決勝に残ることがすごいんで、そういう言い方はないと思います」と言ってくれたのだといいます。

思わず「抱きしめたくなった」という感動エピソードに、濱家さんは「気抜いたら一瞬で泣きそうになりますね。危なかった」と、思わず涙腺が緩むほど。しかもその「THE MANZAI」決勝戦の日、小学校の日直当番だった息子は、帰りの一言挨拶で「夜、お父さんがTHE MANZAIって大会に出ますのでみなさん是非見てください」と言っていたといい、思い出しながら泣きそうになるRGさんでした。

中学生になってもひどい反抗期で荒れることはありませんでしたが、もちろん成長過程として親に反抗的な態度を取ることは増えたそう。ただ、RGさんは「反抗期は怒る回数がすごく増えるんですけど、毎回普通に怒っていては関係性が壊れてしまう。だから僕は普通とは違う方法で怒ることにした」と、ある工夫をします。

それは、「くすぐりながら、ごめんなさいを言わせる」というもの。「門限を破った息子をどう叱る?」というお題で実演され、「ほっといてくれよ」とスマホに没頭する息子役に対して、RGさんは「ほっといてくれよ?…………何がほっといてくれよやお前、わしゃしゃしゃ!」と、抱き着いて思い切りくすぐりました。

くすぐりながら「ちゃんと言えよ、ごめんなさいって言えよ~」と迫り、「わかった、わかったから、ごめんなさい、早く帰ってくるから」「わかった?ちゃんと早く帰ってこいよ」と去ろうとしつつ、「ほんと?ほんとか?ほんとやろな」と念を押してもう一度、抱き着きくすぐりカムバック。最後は「遅くなるなら言って帰れよ、おやすみ」と、お互い穏やかな笑顔で終わるのがこの方法の良いところかもしれません。

ただ、これは親への嫌悪感がそこまでなく、日頃の信頼関係があってこそですよね。心底、親が気持ち悪いと感じている場合はこの作戦も通用しないかも……。実際、大悟さんの場合は現在中学生の娘に同じことをしたら「触らんといて!」とブチギレられることは確実だと話していました。

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