今年のトレンドは【とろみ鍋™】！ 心も体もあったまるお手軽鍋レシピ3選

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒い季節に食べたくなる鍋物。さまざまな具材を入れることができ、栄養バランスもとりやすく、調理も簡単！ 冬のお助けメニューとして重宝しますよね。

定番の味だけだと飽きてしまいますが、味つけや具材によってアレンジもしやすく、種類豊富に作ることができます。

次々に話題の鍋物が登場して人気となってきましたが、今年注目なのが「とろみ鍋™」。株式会社ぐるなびが発表している、その年のトレンド鍋®として、今年は「とろみ鍋™」が選ばれたということで、早速おうちで手軽に作れるとろみのある鍋を作ってみました！

とろみがついた料理の特長は、食卓に置いてみんなで囲む鍋物にとっては特にメリットがいっぱいです。

冷めにくい
とろみをつけると熱が落ちにくくなり、保温効果が高まります。キッチンで加熱調理を済ませて食卓に置いても、温かい状態をしばらく保てるので、卓上のカセットコンロ等の熱源を使わなくてもいいくらい。

よく味がからむ
スープにとろみがついていれば、具材によくからみ、味がしっかり感じられます。とろみによってのど越しがよくなり、食感が苦手な食材でも食べやすいということも。

温活
体にとって「冷え」は大敵。寒い季節だからこそ、血流をよくして代謝を上げ、免疫力をUPさせて体調を整えたいところ。「とろみ」のある飲食物は、先ほどもお伝えした通り冷めにくく、胃の中の滞在時間も長め。とろみ鍋™は冷えた体を中からしっかり温めてくれます。

光熱費カット
冷めにくいということは、加熱し続ける必要もなく、その分光熱費がカットできます。光熱費の値上げが続いているので、お財布に優しいのは◎

とろみのつけ方にはさまざまな方法がありますが、一番簡単で調整もしやすいのが粉ものによるとろみづけ。よく使われるのが片栗粉や小麦粉、コーンスターチや米粉などでもできます。

とろとろネバネバ食感のある食材によって、とろみをつける方法も有効。このとろとろネバネバ成分は整腸作用があったり、免疫力を上げてくれたり、有効なものも多いので、積極的に摂りたいですよね。代表的なものはオクラや納豆、山芋のようなネバネバ成分のある食材。えのきやなめこは加熱するととろみが出て、チーズは溶けてとろとろに。

上記のように、加熱によってとろみのつき方には変化するものもあり、使い方や量によって違いもあります。加熱してとろみが弱まるものは、仕上げに入れたり、食べるときに加えてみて。

鍋物は好きな肉や魚、野菜を入れられるので具材はさまざま。味つけや具材でバリエーションもでき、大きな失敗をすることもないですよね。

今回は味つけもとろみのつけ方も違う3種類のとろみ鍋™をご紹介します。

これでもかというほど、ヘルシー食材ばかりを入れたとろみ鍋™です。鍋物にはあまり使わない鶏むね肉ですが、驚くほどしっとりやわらかに仕上がります。ごぼうときのこがたっぷり入っているので、食物繊維もうまみもいっぱい。春菊が味のアクセントになります。香りのよい三つ葉などに変えても合いそうです。

材料（4人分）
・鶏むね肉……2枚
・ごぼう……1本
・ねぎ……2本
・春菊……1袋
・えのき……1/2株
・しめじ……1/2株
・なめこ……1/2株
・まいたけ……1/2株
・しらたき……300g
・しょうが……1片
・片栗粉……大さじ4
・めんつゆ（3倍濃縮）……100ml
・水……1000ml
・塩……小さじ1/2

下準備
・しらたき……食べやすい大きさに切り、熱湯で2～3分ゆでてアク抜きする。
・ごぼう……皮を包丁の背でこすり、斜め切りにして水に浸けてアク抜きする。
・鶏むね肉……食べやすい大きさにそぎ切りにし、塩を揉み込んでから片栗粉をまぶす。
・ねぎ……斜め切りにする。
・春菊……半分に切る。
・きのこ類……石づきを切り落とし、食べやすい大きさに分ける。長いものは半分に切る。

ごぼうは斜め切りなので、存在感があります。やわらかな口当たりがよい場合はささがきでもOK。きのこ類は、ほかのきのこに変えてもイイですよ♪

作り方
① 鶏むね肉と春菊の葉の部分は取り置き、ほかの具材を鍋に詰め、水とめんつゆを注ぎ入れる。
② 蓋をして加熱し、アクがでたら取る。
③ ごぼうがやわらかくなったら鶏むね肉を入れ、仕上げに春菊の葉を加えて火が通ったら完成。

※鶏むね肉にまぶした片栗粉でとろみがつきます。くっつかないように離しながら入れ、とろみが偏らないように軽く混ぜてください。

鍋のスープがとろとろの鍋になりました♪ 仕上げに大根おろしを入れてみぞれ鍋にしてもおいしそうです。

パサつきがちな鶏むね肉も、そぎ切りにして片栗粉をまぶすことで、加熱してもふんわりやわらかな食感になりますよ♪

冷めてもとろみが消えないコーンスターチを使って、優しいとろみの水餃子鍋にしました。つるんとした水餃子のおいしさと、野菜をたっぷり味わえます。

材料（4人分）
・餃子……20個
・豆腐……1丁
・白菜……1/4個
・小松菜……1/2束
・にんじん……1/2本
・ねぎ……1本
・もやし……1袋（200g）
・ニラ……1/2束
・鶏がらスープの素……大さじ2
・水……1000ml
・しょう油……大さじ1～2
・コーンスターチ……大さじ4
・食べるラー油……お好みで

下準備
・豆腐……8つに切る。
・白菜……食べやすい大きさに切る。
・小松菜……4cm幅に切る。
・にんじん……短冊切り。
・ねぎ……斜め切り。
・ニラ……4cm幅に切る。

かなり野菜の量が多めなので、使う量は調整してもいいかもしれません。きのこや海鮮ものを入れたりしても◎。餃子は手作りでも市販品でもOK。冷凍品の場合は、凍ったまま使用します。

作り方
① 鍋に鶏ガラスープの素、しょう油、水を入れて混ぜ、火の通りに時間がかかる具材と豆腐を詰めて加熱。
② 少しやわらかくなってきたら餃子、ニラ、もやし以外の具材を加えて煮る。
③ 餃子を入れ、もやしとニラものせる。
④ コーンスターチを水（分量外）で溶かして鍋に回し入れ、餃子に火が通って、とろみがついてきたら完成。お好みで食べるラー油を回しかける。

※餃子は煮すぎると崩れるので、必要以上煮ないようにしてください。
※食べるラー油は辛味が控えめですが、苦手な方はごま油をかけてもおいしいです。

焼き餃子のパリッとした食感と香ばしさもいいですが、水餃子もおいしいですよね～。餃子の肉や野菜から出るうまみが味の仕上げになってくれ、皮ののど越しのよさも◎

コーンスターチは片栗粉よりもとろみがやわらかく控えめ。少しとろみがついている程度の分量なので、好みで量を調整してください。

味つけは比較的あっさりめ。食べるラー油をかけるとちょうどよいくらいです。好みでしょうがを効かせたり、しょう油をもっと入れてみたり、和風だしの味つけや、豆乳鍋なんかもオススメ。

キムチを入れてキムチチゲ風にするのもおいしいですが、小さなお子さんなど辛味が苦手な人も一緒に食べるときは、取り皿のほうに加えれば、別の鍋に作らなくても大丈夫。

鍋物は洋風味もオススメです。人気のトマト鍋はうまみと栄養がたっぷりあるので、寒い季節にぴったり。野菜とミートボールをたくさん入れて、仕上げにとろ～りチーズをのせてとろとろに。

うまみと栄養の染み出たスープは、サラッと飲めるようにとろみはつけていませんが、チーズが溶けて混ざるとほんのりとろみが出てきます。

材料（4人分）
（ミートボール）
・ひき肉……400g
・卵……1個
・たまねぎ……1個
・パン粉……1/2カップ
・牛乳……大さじ3
・にんにく……1片
・薄力粉……大さじ1
・塩こしょう……適量

（具材）
・ベーコン……4枚
・キャベツ……4枚
・たまねぎ……1個
・にんじん……1本
・セロリ……1/2本
・じゃがいも……3個
・にんにく……1片
・トマト缶……1缶
・乾燥バジル……適量
・固形コンソメ……2個
・しょう油……大さじ1
・塩こしょう……適量
・水……1000ml

（トッピング）
・とろけるチーズ……100g
・ブロッコリー……1/2株

下準備
（ミートボール）
① たまねぎをみじん切りにして耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで3分加熱し冷ます。
② にんにくをみじん切りにし、ほかのミートボールの材料全部と一緒にボウルに入れて、粘りが出るまで練る。
③ 食べやすい大きさに丸める。

（具材）
・ベーコン……2cm幅に切る。
・キャベツ……ざく切り。
・たまねぎ……くし切り。
・にんじん……乱切り。
・セロリ……斜め切り。
・じゃがいも……4つに切る。
・にんにく……潰す。

（トッピング）
・ブロッコリー……小房に分けてゆでる。

作り方
① 鍋に具材を詰める。
② トマト缶、コンソメ、水を入れて蓋をして加熱し、 アクがでたら取る。
③ やわらかくなってきたらミートボールを入れて、アクがでたら取る。
④ しょう油と塩こしょうで味を整える。

⑤ チーズとブロッコリーをのせ、チーズが溶けたら完成。

※蓋をするとチーズが早く溶けます。

とろとろチーズをつけながら食べると至福の味。シチュー仕立てで作ってもいいですね♪

今年注目のとろみ鍋™は、とろみをつけることで食べやすく、体も芯までしっかり温める、お財布にも優しい鍋物です。とろみをつける方法に決まりはないので、使いやすい方法で取り入れてみてくださいね♪