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2018年10月05日 07:41 更新

鉄棒の子供への教え方。練習はいつから?前回りの教え方のコツも紹介

鉄棒っていつからどんなタイミングで教えたらよいのか、迷いますよね。遊具として公園、幼稚園や保育園、小学校にも設置されている鉄棒ですが、今回は子供への教え方についてご紹介します。

鉄棒の練習はいつから?4歳では遅い?

Lazy dummy

鉄棒をやらせて落ちたらどうしようという心配から、なかなか鉄棒にチャレンジさせられないママも多いのではないでしょうか。でも公園に行くと小さな子供が鉄棒で遊んでいる姿も見られますよね。みんなはいつから鉄棒の練習をさせているのか、どうやって教えているのかをみていきましょう。

2~3歳から鉄棒に慣れさせよう

何歳からやらなければいけないという決まりはありませんが、幼稚園や保育園の園庭には鉄棒が設置されているところが多いでしょう。鉄棒をして遊ぶことを考えると、年少さんの4歳よりも前に親しんでおいたほうがよさそうですね。

鉄棒に慣れるための鉄棒遊び

親子遊び

Lazy dummy

初めて鉄棒をするときは、慣れるためにぶら下がってみたり、斜め懸垂をするなど鉄棒を使った遊びをしましょう。慣れてくると自分の好きな体勢をいろいろ見つけて遊ぶ姿も見られるかもしれませんね。

さる(ぶら下り)

手は順手(手のひらを下に向けて、上から鉄棒を握る握り方)でも逆手(手のひらを手前に向けて、下から鉄棒を握る握り方)でも構いません。子供が握りやすい方だと安心して遊べるようなので、この段階はまだ握り方は本人に任せて良いでしょう。

つばめ(お腹で鉄棒に乗る)

順手でしっかりと鉄棒を握ります。このとき、親指はかけて握るのがポイントです。「1.2.3!」と声をかけて、「3!」で鉄棒の上に上がります。両足で肩幅くらいに開き、両足が均等な力でジャンプできているかをチェックしてください。鉄棒にのれたら肘はしっかりと伸ばし、顔は前を向くようににしましょう。おへそは鉄棒の下にくるようにして、お腹で鉄棒に乗る感じになります。足は閉じてまっすぐにし、つばめさんが止まっているときの姿をイメージするとポーズが取りやすいかもしれません。この形は”前回り”にもつながりますので、遊びながらもできるようになっていたいポーズのひとつです。

豚の丸焼き(腕と足でぶら下がる)

手で鉄棒をつかみ,両足は鉄棒に絡ませてぶらさがるポーズです。手は逆手のほうが体をひきやすそうです。勢いをつけて足を蹴り上げ両足を鉄棒にひっかける動作が腕の力が弱い子供にとっては意外と難しいので、最初は大人の補助が必要でしょう。足を上げるときにお尻のあたりに手を添えてサポートしてあげてください。手は決してはなさないように伝えておくことも大切です。逆上がりにつながる遊びですので、豚の丸焼きのポーズができたら、何秒その体勢をキープできるか数を数えてあげるなど、楽しくチャレンジしていきましょう。

こうもり(足掛けぶら下がり)

鉄棒に足をひっかけて逆さまになれるポーズです。鉄棒にしっかりとつかまったらまず片足を鉄棒にひっかけ、続いてもう片足もひっかけると自然とぶら下がる体勢になります。ぶらさがったら、顔は地面のほうを向くことを徹底するようにしましょう。降りるときは膝を抜いております。落下防止のために、片膝だけでも押さえておいてあげると安心ですね。

慣れてきたら前回りの練習

Lazy dummy

前回りの練習方法

鉄棒にジャンプして乗ること、腕を伸ばして体を支えられること、頭を下げて前に回れることが必要な要素になるので、これらの工程がクリアできるよう練習していきましょう。鉄棒をしっかり握れているかも練習の中で確認を。鉄棒が苦手な子は鉄棒から落ちてしまわないかという恐怖心が大きいため、練習の際もしっかり大人が補助をしてあげてください。どうしても体を支えられないというときは、斜め懸垂(足を地面に着けて斜めに懸垂を行う)をして腕力を鍛えたり、鉄棒に慣れさせてみてください。最初は低い鉄棒での練習をおすすめします。

前回りのコツ・ポイント

前述の”つばめ”の体勢から、頭を前に回して着地するのが前回りです。腕で体を支える力がないと前回りができませんので、つばめの練習が大切になります。最初は前に回るときゆっくりと頭を下げて回り、徐々に恐怖心を取り払うことがポイントです。頭が下がったら膝を曲げて着地の準備を。手は足が地面に着くまで絶対にはなさないように約束してくださいね。

前回りの補助のコツ・ポイント

補助のポイントは、まず鉄棒にのるところから。ウエストに軽く手を添えジャンプのサポートをしましょう。前に回ろうとしているときはひざ裏と胸に軽く手を添え、下に回ったら背中とお尻を支え、腰やお尻から落ちないようにしましょう。補助は一人でもできますが、二人で両サイドからしてあげるとさらに安心ですね。

さらにステップアップ!逆上がりの練習

Lazy dummy

逆上がりの練習方法

鉄棒を握ったら腕を曲げ、足で地面を蹴って振り上げられることが逆上がりに必要な要素です。上に上がれたら”つばめ”のポーズや”前回り”をして降りるという流れになるので、まずは鉄棒に体を引き寄せて、上に上げられるよう練習していきましょう。足を振り上げるタイミングや腕の力も合わせて見てあげられるとよいですね。

【タオルを使った練習】
スポーツタオルのような少し長めのタオルがおすすめです。タオルを腰にまわし両端を両手で持ち、鉄棒をつかみます。タオルを腰に巻いていることにより、鉄棒と身体が離れないため、逆上がりがしやすくなるのでせひ試してみてください。

逆上がりのコツ・ポイント

肩幅の位置で鉄棒を握り、肘を曲げて脇をしっかりしめます。前後に開いた足を振り上げる練習から始めますが、振り上げる位置を「ここまで足を高く上げてみようか」と子供の目線より上に手をかざします。前に置いた足を追いかけるように後ろ足で地面を蹴ってください。ここでつまずく場合は、準備の段階で体を鉄棒の近くに引き寄せているか、握った手の手首が下になっているか、足を前後に開いているか、蹴り上げた足が頭上ではなく、前に行っていないか、足を振り上げた際、腕や肘が伸びてしまっていないか、鉄棒とお腹の距離がはなれていないか、などのポイントをチェックしてあげてください。鉄棒にのれたら上体を起こしゆっくり足を伸ばし、前回りで降りてみましょう。

逆上がりの補助のコツ・ポイント

自分だけの力や勢いで上に上がれない場合に補助をしてあげましょう。足を蹴り上げると同時に片手を腰のあたりに手を当て、上に持ち上げるように補助し、もう片方の手は両ひざ裏に当てて回れるよう補助するのがポイントです。できるようになるまで何度も何度も繰り返し練習する度に補助をして、感覚がつかめるようサポートをするのが大切です。

上手に足を蹴り上げられない場合は、子供の横もしくは斜め前で補助する人が片足の膝を曲げその膝に子供の足を乗せます。膝を踏み台にして後ろ足を頭上に向かって蹴り上げる練習になります。踏み台を使うと、肘を曲げて鉄棒との距離が近い状態で、蹴り上げた足が自然と頭上に向かうので、体をひきつけやすくなるようです。

まとめ

鉄棒は腕の力のほかにコツやポイントが多いので、コツコツ練習が必要です。ぶら下がりなどの遊びを取り入れたり、ジャングルジムやうんていなどほかの遊具で筋力を上げるのもよいでしょう。また、室内用の鉄棒もあるので日常から慣れ親しむのも自然に上達する方法です。楽しみながら鉄棒ができるようになるとよいですね。

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