教育 教育
2018年10月04日 18:28 更新

交通ルールの幼児への教え方!交通安全の大切さを上手に教える方法

まだまだママやパパと一緒にお出かけすることが多い幼児(2歳、3歳、4歳、5歳)にも、交通ルールは早いうちから教えておきたいですよね。事故を防ぐために交通ルールをしっかり身につけさせ、交通安全の大切さを伝えていきましょう。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

子供の交通事故が多発!

Lazy dummy

警視庁交通局の「平成29年中の交通事故の発生状況」を見てみると、歩行中の事故では5~9歳が他の年代よりもかなり多く発生しているのがわかります。事故を防ぐにはどのような方法があるのでしょうか。まずは交通ルールの徹底を伝えることから始めてみませんか。

●警視庁ホームページ「平成29年中の交通事故の発生状況」P8
http://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/H29zennjiko.pdf

交通事故が多い年齢

子供が小さいうちから、交通ルールを覚えさせておいた方が良いでしょう。なぜ交通ルールを守らなければいけないのか、守らないとどうなってしまうのかなどを理解させておく必要があります。体にルールがしみついていれば、一人で行動する年齢になっても交通安全への意識を高くして過ごせるでしょう。

交通事故が多い時間帯

警視庁ホームページ内の資料「子供の交通人身事故発生状況~平成29年中~」によると、もっとも交通事故が多い時間帯は16~18時、次いで14~16時となっています。降園後、下校後外へ遊びに行っている間もしくは帰宅時間帯に発生しているようです。

●警視庁ホームページ「子供の交通人身事故発生状況~平成29年中」P3
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/vta.files/child.pdf

なぜ子供の交通事故が多いのか

大人に比べて視野がせまいので状況判断がしにくいそうです。自分のしていることが危険な行為かどうかわからない、また何が危険につながるか認知しにくい、さらに興味があるものや夢中になっているものがあるとほかのもの(車など)が目に入らなくなるという特徴があるため、事故につながりやすいと言われています。

保護者の目が届かなくなる年齢になると、これらの特徴が出てしまう傾向にあることを大人は認識しておく必要があるでしょう。

また、自動車の運転手にとって背の低い子供の姿を認識しづらいという現状もあるようです。うす暗くなってくる夕暮れ時や雨降りの日などは特に視界が悪くなります。洋服を黒やグレー、紺色などよりも赤や黄色、白など明るく目立つ色にするのも事故防止に役立つかもしれませんね。

まずは教えたい基本の交通ルール

Lazy dummy

道路を渡る時は横断歩道を渡る

横断歩道を渡ると遠回りになるからと、横断歩道のないところを渡ってしまいたくなるときでも危険が潜んでいることを子供にも伝えていきましょう。道路を渡るときは信号あるないにかかわらず、必ず横断歩道を渡るルールをふだんから習慣づけるとよいですね。

「赤は止まれ!」

「青は進め、黄色は注意、赤は止まれ!」

信号を守るのはもっとも大切な基本ルールです。歩行者用の信号機であれば、青が点滅した時点で「止まる!(渡らない)」というルールも教えておきたいですね。急いでいても決して焦らず無理はしないこと、そして大人自らが徹底して信号ルールを守ることこそが大切な姿勢と言えるでしょう。

道路の近くで遊ばない

道路上や道路の近くで遊んでいると、大好きな遊びに夢中になり遊具や友だちを追いかけて道路に飛び出して事故に遭うという状況、イメージできますよね。道路は車が通るから危険だという認識を失ってしまう可能性も高いので、道路から離れた場所や公園で遊ぶルールも加えておくとよいでしょう。

交通ルールの教え方

Lazy dummy

まずは大人が交通ルールを守る

「急いでいるから」とか「つい……」という理由で交通違反をしてしまっていませんか。まずは大人が徹底して守りましょう。言葉でどんなに言われていても、パパやママが違反している姿のほうが子供にとっては印象が大きいものです。身をもって教える姿勢が大切です。

交通ルールは具体的に教える

小さなころから、道路を渡るとき、信号がある交差点にいるとき、車や自転車が近づいてきたとき、止まれの道路標識があるときなど実際に体験をしながらひとつひとつ具体的に交通ルールを教える方法をおすすめします。一度教えただけでは当然身につかないので、毎度毎度繰り返すのがコツです。

子供と一緒に危険な場所を確認

通学路はもちろん、家の近く、よく行く公園、習い事をしている場所までの経路など、子供と一緒に行動範囲をできるだけチェック!

「ここは一時停止っていう道路標識があるから、歩いているときも一度止まって車や自転車が来ないか確認してね」

「横断歩道で渡らないと、自動車はスピードを出したままだから危険だよ。ちゃんと横断歩道まで行って渡ってね」

「この交差点は、見通しが悪いから必ず確認してから進もうね」

など、危険な場所を確認し合うと一人で出かけたときの意識に違いが出るはずです。交通安全がなぜ大切なのかも伝わるでしょう。

根気よく、繰り返し指導する

命や健康にかかわる交通安全のルールは、一度や二度教えただけではなかなか身につかないものです。毎日の生活の中で、交通安全への意識をママやパパがしていること、そしてじっくり子供に付き合い繰り返し伝えていくことが必要でしょう。大事に至らなくても、ヒヤリとさせられる場面では真剣に話をしてルールを守る大切さ、自分の身を守る大切さを教えていきたいものです。

交通安全に興味を持たせるコツ

Lazy dummy

交通ルールをクイズ形式で教え

交通ルールを覚え始めたら、実践しながらクイズを出して確認をするのもよいでしょう。

目の前の青信号が点滅していたら、「青信号がピカピカしています。道路を渡りたいけれどどうする?」とクイズを出して問いかけます。2択、もしくは3択にすると何が正解で何が間違っているかわかりやすいかもしれません。例を挙げてみましょう。

1.左右確認して危なくないと思ったら渡る
2.走って渡る
3.次の青信号をまって、渡る

このように、クイズ形式で教えていくとママも子供もルールを正しく覚えているかがわかるのでぜひ試してみてください。

交通安全を学べる絵本もおすすめ

子供向けの絵本を使って交通安全を教えていくのもおすすめです。年齢に合わせていろいろなストーリーでわかりやすく学べるので、やさしく語りかけながら読み聞かせを。また、交通安全が学べる紙芝居やDVDなどもあるので検討してみてください。

■たろうのおでかけ

たろうのおでかけ
¥ 972 (2018/10/04時点)
(2018/4/24 時点)

たろうくんが動物たちと、お友だちの家までアイスクリームを届けに行きます。途中、さまざまな車の危険が待ち受けています。たろうくんは交通ルールを守ってお友だちの家までたどり着けるのでしょうか?子供に交通ルールを教えるのにおすすめの一冊です。

■しんごうきピコリ

しんごうきピコリ
¥ 1,404 (2018/10/04時点)
(2018/4/24 時点)

不思議な信号機ピコリのお話。赤・青・黄だけではなく、どんどん他の色に変わってしまう信号機には子供もびっくり。赤・青・黄の意味も覚えられる人気の絵本。親子で楽しみながら読んでみてください。

まとめ

危険な目に遭わないように、できれば早い段階から交通安全への意識とルールを身につけたいものです。根気よく伝えていけば、子供にも大切さが届きルールを守る習慣がつくまで教えていきましょう。パパと意識の共有をしていくことも忘れずに。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-