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2018年09月21日 18:26 更新

子供へのスノーボードの教え方!上達するコツや練習方法などを紹介

スノーボードといったら、スキーと並ぶウィンタースポーツの代表。子供が4〜5歳くらいになったら、一緒にスノボを楽しみたいと考えるママも多いことでしょう。今回は子供と一緒にスノボを楽しむコツや滑り方の教え方、スキー場の選び方などについてご紹介します。

子供とスノーボードを楽しもう!

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子供とのスノボで、気になるのは、何歳くらいから練習を始められるかどうかではないでしょうか。小さな子供連れに適したスキー場はどのようなところなのかも気になりますよね。ここでは子供のスノボデビューに適した年齢や、子連れスノボにぴったりなスキー場の選び方について解説します。

幼児のスノボデビューはいつから?

まず大切なのは、子供がしっかりとママやパパの言うことを理解できている年齢であること。そのほか、「しっかり歩くことができる」「筋力」「バランスをとることができる」などの身体能力も重要になってきます。スクールによっては3歳から受講可能なところもあるため、3〜4歳児であれば、保護者か先生が同伴であればスノーボードデビューも可能でしょう。しかし、リフトの乗り降りや理解力の高さを考慮すると、本格的なスタートは5歳くらいからがいいかもしれません。

いきなりスノボデビューをさせるのではなく、1〜2歳の頃から雪の上で遊んだり、ソリやオモチャに乗るなど、雪遊びをして雪に慣れさせておくのもいいですね。

子供と行くスキー場の選び方

子供と一緒に行くスキー場選びで大事なのは、子供が滑りやすいかをまず優先して考えること。ゲレンデは傾斜がゆるやかで初心者向けであれば安心ですね。人が少ないゲレンデであれば、ゆとりをもって練習させてあげられるだけでなく、他のボーダーやスキーヤーとの衝突も防ぐことができます。

また、ボーダーとスキーヤーは滑るスタイルが異なるもの。衝突やケガを防ぐためにも、あらかじめスキー場のスキーヤーとスノーボーダーの比率も調べておきましょう。ネットでは、各地のゲレンデのスキーヤーとボーダーの比率を見ることもできますよ。

ボード・ウェアの選び方

ウエアは、女の子であればカラフルなネオンカラー、男の子なら雪に映える濃いブルーやなど、白い雪の上でもはっきりとわかる目立つ色のものを選ぶようにしましょう。逆に淡い色や景色と同化しそうなカラーは避けます。ウエアの中には、袖丈や股下をアジャスターでサイズ調節できるタイプを選ぶと、成長に合わせて、長い期間着ることができますよ。

また、ウエアやグローブははっ水加工がしっかりとしているかもチェック。特にグローブは濡れると不快感が高まるだけでなく、冷えてジンジンと指先が痛くなり、子供のモチベーションもダウンしてしまうので、防水スプレーを利用して濡れない工夫をすることもおすすめです。

ボードは、子供の身長など体格に合わせて選ぶことが何よりも大事です。子供の横にボードを立たせてみて、子供の目線と同じ高さのものが、ちょうどいいボードサイズであると言われています。ブーツは普段履いている靴のサイズと同じものを。分からないときや迷ったときは、お店の人に聞いて、適した道具を選んでもらうと安心ですね。

基本の、初心者幼児・子供への教え方

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道具もそろえ、いざゲレンデへ! でも、まず最初に何から教えたらいいのか迷うところですよね。はじめは基本姿勢と転び方をしっかりとマスターしましょう。ここでは子供への教え方のコツをご紹介します。

準備運動

スノーボードで大事になる動きは「ひざを曲げる動き」。そのために、ひざを曲げ伸ばしする屈伸運動をしながら、ひざの位置をチェックしてみます。スピードをゆるめる時は、つま先でコントロールするので、つま先を上下に動かす動きも取り入れましょう。

基本姿勢

スノーボードでは姿勢の維持がとても大切です。基本姿勢は「ゴリラのポーズ」といわれており、ひざ、足の付け根、腰を軽く曲げ、おなかを少し丸める体勢です。スキー場に出かける前から、家などでゴリラのポーズの練習をしておくのもいいですね。

ポーズをしっかり習得させても、いざボードを装着すると、最初のうちは後傾になりやすいもの。そのため、やや前足に重心を置く姿勢を覚えさせることもポイントです。

転び方を教える

続いて転び方を教えます。ボードに乗って滑っているうち、怖くなったら、手で頭を守りながら、尻もちをつくようにしたり、胸から倒れるようにしましょう。怖さゆえ、手をついてしまいがちですが、手首を痛めてしまう場合があります。ボードを付けて、フラットな面で「頭を守って尻もち」「胸から倒れる」の練習をさせてみましょう。

スケーティング練習方法

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準備運動、基本の姿勢やいざという時の転び方をマスターしたら、いよいよスケーティングの練習です。焦らず、一つひとつの技術をしっかり身に付けられるようにしましょう。

まずは片足でスケーティング

初心者の子供にとって、両足をボードに固定されるのはかなりの恐怖を伴うもの。まずは前足だけを固定して、徐々に慣らしていきます。雪上にボードを置いたら、後ろ足は前足のツマ先あたりの雪面に置き、そこから蹴り出すように伝えましょう。

最初のうちは足元が気になり視線が下を向きがち。ママやパパがすこし前に立ち、「こっちの方を向いてごらん」などと声をかけて、目線を進行方向に向けられるようにします。

慣れたら直滑降

片足で上手にバランスを取って滑ることができるようになったら、両足を固定する練習方法にレベルアップ。ボードの上にまっすぐに立たせると、ボードは斜面をまっすぐに進んでいきます。これが直滑降です。何度も繰り返していくうちに、子供はだんだんと滑る感覚がわかるようになります。

サイドスリップ

慣れてくると、直滑降でスピードが出てくるようになるかもしれません。その段階になったら、スピード調整ができるサイドスリップに挑戦してみましょう。

この時に大切なのが、準備体操で行ったつま先を上げる動作です。かかと側はひざを軽く曲げて、つま先を引き上げる動作を練習します。次はつま先側を上げる練習をしましょう。子供はつま先やかかとを引き上げることが難しいかもしれませんが、何度も繰り返して感覚をつかませていきます。かかとへの加重が強くすれば、止まることができます。

紐(コーチベルト)をつけて一緒に滑る

子供の滑走誘導用として使用できる紐「コーチベルト」を装着して滑るのもおすすめです。ベルトをつけ、子供が前、親が後ろを滑ります。一緒に滑りながら、進む方向をコントロールするなど、サポートすることができますよ。

ただし、子供はまだうまくスピード調整ができない段階。親が子供にぶつからないように気を付けましょう。

上達するために!教え方のコツ

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子供の吸収力は大人の想像以上。ちょっとした言葉かけ次第でやる気もスキルもアップします。ここでは子供のスノーボードの上達のコツについてまとめました。

子供を楽しませる

少し滑れるようになると、親の方は「もっと上達してほしい」と思ってしまうもの。子供が少し休憩したいと言っても「もうちょっと頑張ってみよう」と練習を促すこともしてしまいがちです。でも子供の上達のために大切なのは、子供が「スノーボードが楽しい」と思えるようになること。疲れて嫌にならないように、適度に休憩を取り入れたり、飽きてきたと感じたら、キッズパークで雪遊びに切り替えてもいいですね。

曲がり方は体で覚えさせる

子供には言葉で説明しても、なかなか伝わらないことが多いものです。滑るときは、行きたい方向に手を出すと、体に重心がかかるため進みたい方向に行くことができます。何度もそれを繰り返すうちに自然と子供は重心のかけ方を覚え、曲がり方もマスターするようになります。

基本姿勢を守り、低い姿勢でしっかりとボードを踏み、ボードに加重をさせること。これを徹底していくうちに、自然にターンが身に付きます。

怒らない

ボードに両足を固定し、雪の上で滑ることは、子供はとても怖く感じるようです。スノーボードに興味はあるものの、恐怖心もある中で練習中に怒ってしまうと、子供は萎縮してしまいます。「なぜできないの?」「何度も言ってるのに」という言葉もNG。「せっかくのやる気もなくなってしまう場合もあるので、褒めることに徹しましょう。

まとめ

Lazy dummy

子供にスノーボードを教えるのにあたって大切なのは「根気強く」「焦らず」接すること。幼児の集中力は短い上、体力もないので一度にあれもこれも詰め込むのは無理があります。まず、楽しむことを第一にゲレンデに訪れ、休憩や雪遊びも交えながら、ゆっくり上達を見守りたいものですね。

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