
エレベーターを拒否する子どもたちを連れて階段を上がっていると、男性が…… #「ありがとう」を伝えたい
小さな子どもを連れてのお出かけで難関となるのが階段。エレベーターやエスカレーターにすぐ乗れればよいのですが、イヤイヤ期だとそうもいかず……。エレベーターを拒否する子どもに悩んでいたママの体験談をご紹介します。
ふたりの子どもと外出、エレベーターに乗ろうとしたが

上の子が3歳、下の子が1歳半だった頃の話です。
下の子はまだ十分に歩けないので、お出かけ時は抱っこひもとベビーカーが必須。
その日も、下の子を抱っこひもで抱え、ベビーカーを押しながら3歳の息子と駅構内を歩いていました。
乗車する路線のホームへ行くには、駅の上階へ上がらなければなりません。
エレベーターで向かおうとしたのですが、そこで3歳の息子が、「エレベーター嫌! 絶対乗らない!」と言い出したのです。
エレベーター拒否の息子、仕方なく50段はありそうな階段へ

実はこの頃、上の子はイヤイヤ期まっただ中。
特にエレベーターへの拒絶がひどく、なぜかかたくなに乗りたがらないのです。
仕方なく階段で上がることにしたものの、見上げるとその階段は50段はあろうかという長さ。
ただでさえ昇るのが大変なのに、抱っこひもには下の子、ベビーカーは重さ5kg……。
さすがに泣きたくなりましたが、ここで止まっているわけにもいきません。
意を決し、階段を上がろうとしたそのときでした。
階段に現れた救世主

上から降りてきた40代くらいの男性が、なぜか私たち親子のほうへ駆け寄ってきます。
そしてベビーカーを手に取ると「ベビーカー、持ちますよ」と手を差し出してくれました。
男性は私たちとは逆方向の階下へ進んでいたのに、わざわざ戻る形でベビーカーを上まで運んでくれたのです。
ビジネスマンのような服装をした男性でした。移動中で急いでいたと思われますが、私たちのために足を止めてくれたことに、「こんなにやさしい人がいるのだな」と感動したのを覚えています。
あのとき助けてくれた男性に、あらためて感謝の気持ちを伝えたいです。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
エピソード募集中
妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。
あなたのすてきな体験談を教えてください。
投稿フォームはこちら