お買い物中、お店のコロッケを落としてしまった娘。すると店員さんは…… #「ありがとう」を伝えたい

5歳の娘を連れて、買い物に行ったときの話です。

お惣菜を買おうと思い、セルフサービスのお店に入りました。
そこは、大皿にコロッケや唐揚げ、天ぷらなどが並べられ、セルフでパックに入れてお会計する仕組み。トングで惣菜をとり容器に入れているお客さんを見て、娘が「私もコロッケとりたい！」と言い出したのです。

「落としちゃうといけないからダメ」と言い聞かせても、娘は「私がとる」と言ってききません。
普段、おもちゃのトングやおもちゃの食べ物でお買い物ごっこをしていることもあり、「本物を使ってみたい！」と好奇心が高まったのでしょう。

ここでぐずられても大変……と、私は娘が持つトングのすぐ横に容器をスタンバイし、キャッチできる態勢を整え、娘にトングでコロッケをとらせてみました。

が、しっかりトングで挟めてなかったようで、コロッケは落下、床をころころ……。
私は「やってしまった！」と慌ててコロッケを拾い、店員さんのほうを振り向きました。

コロッケをムダにしてしまった申し訳なさで私が平謝りすると、店員さんは、「落としちゃったりするのはよくあることなので、気にしないで下さい」とにっこり。申し訳なさと店員さんのやさしさに、思わず泣きそうになりました。

私の横では、娘も泣きそうな顔。コロッケを落としてしまったことにやはり大きなショックを受けているようです。

そんな娘に店員さんは、「もう1回チャレンジしてみようか」と一言。

再度挑戦すると今度は無事成功し、娘はにっこり笑顔になりました。

その後、「落とした分もお支払します」と言ったのですが、店員さんは「同じ状況の場合、他のお客様からもお代はいただいていませんから」と、落とした分の代金はお会計に含めませんでした。

私にも娘にもやさしく対応してくれたあのときの店員さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。
あなたのすてきな体験談を教えてください。

投稿フォームはこちら