マーガレットこどもクリニック田中純子先生｜親子の「つらい」に共にたちむかうクリニック

マーガレットこどもクリニックの院長を務める小児科医の田中純子先生は2人の子を持つお母さんでもあります。子育てに熱い思いを持つ田中先生は、初台駅徒歩6分・参宮橋駅徒歩7分の立地にある保育施設である「おやこ基地シブヤ」で、クリニックを開設されています。今回は田中先生にクリニックの特徴や診療のモットーなどをお聞きしました。

お話をお聞きした先生
マーガレットこどもクリニック院長

田中純子先生

千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部附属病院・松戸市立病院・千葉市立海浜病院などの勤務を経て平成26年にマーガレットこどもクリニックを開設。
NHKで放送されていた人の体に関する番組に感動したことがきっかけとなり、人の役に立ちたいという想いから医師を目指す。自身も2児の母として日々奮闘しており、自身の子育て経験から「親子のつらいにたちむかう」という想いで臨床に取り組んでいる。
「子育ては不完全でも大丈夫です。私も2児の子どもを育てる母親ですが、完璧に子育てができているわけではありません。些細な悩みごとでもいいので相談に来てください。子育てのつらさを軽減するお手伝いができればと願っています。」（田中先生）

保育施設と連携して医療を提供するクリニック

渋谷区にある保育施設の「おやこ基地シブヤ」でクリニックを開設されているマーガレットこどもクリニック。保育施設にあるクリニックならではの特徴についてお話を伺いました。

クリニックの特徴はどんなところでしょうか？

健常児、障害児、病児、すべての子どもが保育を受けることができる新しい形の保育施設である「おやこ基地シブヤ」でクリニックを運営しているため、保育園に通園しているお子さんの体調が優れないときにすぐに診察ができますし、保育園の園児さんの日常の困っていることに関して相談を受けることができます。
またクリニックで保育の仕方について困ったときも、下の階にいる保育士さんに相談させてもらったこともあります。
このように保育施設にあるクリニックのため連携ができることが特徴です。

マーガレットこどもクリニックがある「おやこ基地シブヤ」。
すべての子どもが保育を受けられる保育施設の中にあるマーガレットこどもクリニックは、下の階にある保育園とも良好な関係を築いています。

子どもだけではなく親御さんにも安心を与えたい

自身の経験から、子育てのつらい悩みを少しでも解決して安心を与えてあげたいと話す田中先生。
母としての苦労と医師としての知識を持つ先生だからこそ、同じように悩む親御さんに安心を提供出来るのではないでしょうか。

日々の診療で心がけていることは何でしょうか？

どんな方でも、子育ては初心者からのスタートになります。現代はインターネットが発達し、情報が溢れています。親御さんはお子さんのことで心配があると、検索できる便利さもありますが、逆に情報が多すぎて不安になることもよくあります。実際には、子どもたちは大半のことは自身の力で乗り越えていくものなんです。私の仕事は、親御さんの不安を解消することと、まれにあるこども達が一人で乗り越えられない状況を察知することだと考えて診察をしています。

ご自身の子育ての経験から、親御さんに安心を与えたいとお話ししてくださった田中先生。
先生の言葉から、子どもだけではなく「家族」を診ようとしていらっしゃる優しさが感じられました。

子育ては不完全でも大丈夫。

完璧に子育てをしなければと考え込んでしまう親御さんがいらっしゃいますが、皆さん子育ては初心者から始まり完璧にはできません。子育てがは親御さんだけで抱え込むことではないと考えています。子どもの成長に悩んだら独りで抱え込まないですぐに小児科や保育園、近所の友達でもいいから頼ってもいいんだよとお伝えしたいです。子育ては不完全でも大丈夫です。