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2024年05月31日 11:01 更新

「白」の意味と読み方例、男女赤ちゃんの人気&珍しい名前一覧、白の名づけに込める願いや注意点

「白」という漢字にはどんなイメージがありますか? 柔らかくで純真な印象もありますね。そんな「白」を子供の名前に入れたいと考える人も多いことでしょう。そこで今回は、名づけにおける「白」に注目。意外と知らない由来や成り立ちをまとめました。

「白」の漢字の意味や読み方・画数・由来

イメージ仮

「茜」「碧」「緑」など、名前に色が使われている人も多くいます。では「白」はどうでしょうか。あまり見かけたことがないかもしれません。でも「白」には意外な読みがたくさんあり、実は名づけにも使いやすい字なのです。

白の漢字の画数

5画

白の漢字の読み方

訓読み/しろ・しら・もう・せりふ・あき・か・あき・つくも
音読み/ハク ビャク パイ
名のり/あきら きよ きよし し しろし つぐも ぱく

白の漢字の由来

「白」の漢字の由来は諸説あり、人間の頭蓋骨、日光の象形、どんぐりの実などです。どんぐりは茶色がスタンダード。しかし、茶色になる前は白っぽい色をしているのです。

「白」がつく名前の有名人・芸能人・キャラクター

・佐野 真白(さの ましろ/俳優)
・松本 白鸚(まつもと はくおう/歌舞伎役者・松たか子の父)
・山本 武白志(やまもと むさし/元野球選手)
・坂本 舞白(さかもと ましろ/Kep1er・アイドル)
・茶崎 白湯(ささき さゆ/漫画家)
・野々村 真白(ののむら ましろ/声優)
・安永 真白(やすなが ましろ/アーティスティックスイミング選手)
・崇岡 白(たかおか はく/元俳優・TVディレクター)

「白」の名前のイメージ

皆さんは「白」にどんなイメージを抱きますか? ここでは、「白」が持つイメージを大きく分け6つに分類。それぞれについて見ていきましょう。

始まりや再スタート

「白いキャンバス」と聞くと、描かれる前の何もない状態の帆布を思い浮かべます。また、「白紙に戻す」とは、それまでの計画や経緯をなかったことにする状態を指します。これらから「白」は、始まりや再スタートをイメージする人もいることでしょう。

清潔、潔白

「白」は、清潔や潔白を指す場合もありますよね。例えば、常に清潔であるべき調理場や医療現場などにおいては、「白」の割烹着や医務服が重用されます。「白」は汚れが目立つので、取り換えたり洗濯したりする必要があります。だからこそ清潔に保てるのです。

正義、真面目

不正や不祥事が、世に知れ渡る際に使われるのが「白日の下にさらされる」や「白日の下にさらす」という言葉。この「白日」から、「白」に関して、正義や真面目といったイメージも持つことができます。

爽やかで明るい

多くの学校の夏用の制服には、「白」が採用されています。爽やかな印象で、夏服の学生を見かけると一気に夏が来たなと感じますよね。さらに、古くから日本では嫁入り衣装として白無垢を着る文化があり、花嫁さんの顔がパッと明るく華やぎます。これらのことから「白」は、爽やかで明るいイメージを与えてくれるのです。

神聖・神秘的

昔から日本では、白蛇や白鹿など「白」が付く生き物を見かけると吉兆だと言われています。特にこれらの生き物は、神の使いとしても有名。よって「白」に、神聖なイメージや神秘さを感じる人も。

雪や霜は白くて寒さをより引き立てます。しかも気温が下がると、私たちが吐く息までも白くなります。そこから「白」と言えば、「冬」を思い浮かべる人もいるでしょう。

古風・和風なイメージもある?「白」が名前につく歴史上の人物

「白」は古くから名づけに使われてきました。その証拠に、「白」が入った歴史上の人物がいます。

杉田玄白(すぎたげんぱく)

日本の医療界の礎を築いた人物と言えば、杉田玄白が有名です。オランダ語で書かれた医療書との出会いに衝撃を受け、約3年をかけて前野良沢・中川淳庵らと解体新書を完成させました。

新井白石(あらいはくせき)

江戸幕府6代将軍・徳川家宣と7代将軍・家継時代に将軍補佐を担ったのが新井白石です。彼の政治は、「正徳の治」といわれています。この正徳の治は、儒教思想を取り入れた「文治政治」。江戸時代初期の武力制圧による政治とは対照的でした。

「白」がつく名前はよくないイメージもある?

「白」の漢字の由来のひとつが、白骨化した頭蓋骨です。このことから、「白」に対して、マイナスな印象を持つ人がいます。しかし、「白」の由来は他にもあり、日光の象形やどんぐりの実の形というものまで。どれが正解か分からないので、由来に関して縁起が悪いと気にすることもないでしょう。

それどころか、「白」はおめでたい席でよく使われます。その例が99歳のお祝いの際の「白寿」です。これは百の漢字に一本足りないことから「白」が使われるようになったのが由来です。
99歳は現代でも十分長寿で、めでたいことですよね。加えて、紅白饅頭もお祝いに配られる縁起ものです。「白」はおめでたくて良いイメージばかり。どうぞ胸を張って、「白」を名前に使いましょう。

「白」を使ったかっこいい男の子の名前例一覧(読み方付き)

男の子

「白」の読みには、「きよし」や「あきら」などそのまま使えるものがいっぱい。男の子の名づけでも重宝するはず。ぜひ、参考にしてみましょう。

・白都(あきと)
・白博(あきひろ)
・白 (あきら)
・白 (きよし)
・白瀬(きよせ)
・白人(きよと)
・白 (しろし)
・白亜(はくあ)
・白栄(はくえい)
・白夜(びゃくや)
・琥白(こはく)
・白玖(はく)
・白狼(しろう)
・白翔(はくと)
・白澄(きよと)
・白彦(きよひこ)
・白悠(しゆう)

「白」を使ったかわいい女の子の名前例一覧(読み方付き)

「色の白いは七難隠す」ということわざからも分かるように、「白」は女性にとって、重要な色でもあります。そんな「白」を使った女の子の名前にはどんなものがあるのでしょうか。

・白江(あきえ)
・白子(あきこ)
・白名(あきな)
・白未(あきみ)
・白華(きよか)
・白瑚(きよこ)
・白実(きよみ)
・湖白(こはく)
・白雪(しらゆき)
・麻白(ましろ)
・茉白(ましろ)
・白音(しおん)
・白乃(しの)
・白羽(しう)
・白彩(はくあ)
・白季(しき)

まとめ

白湯、白菜、白昼など、「白」は私たちの生活に身近な漢字です。その「白」を名前に入れることで、親しまれやすい人になれるでしょう。名づけの際の願いとしては、清廉潔白な人生を歩んでほしい。真っ白な雪のように、人々の心を穏やかにする人になってほしいなどが浮かびます。
「白」は書きやすく、読みも豊富なので多くの名前に活用できるはず。ぜひ、名づけに使ってくださいね。

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