ユーカリの花言葉｜ユーカリの名前の由来も解説

爽やかな香りが特徴のユーカリ。
「ユーカリ」と聞くとコアラが食べているイメージもあるかと思います。

ユーカリの花言葉には、「再生」「新生」「思い出」「記憶」「慰め」「追憶」などがあります。

「再生」「新生」の由来はユーカリの特性。
ユーカリの自生地であるオーストラリアの特性では、頻繁に山火事が起こります。
ユーカリの葉から「テルペン」という引火性のある成分が出ています。猛暑時にはテルペンを放出する量が増え、何らかのきっかけで火がついてしまうと、周りの木や落ち葉を巻き込みながら火災へと発展します。
そんな災害に見舞われた跡地でも、降雨によって、ユーカリの種は発芽して生長することから、「再生」「新生」という花言葉が生まれました。

「新生」「再生」といった花言葉の他にも、「思い出」「記憶」「慰め」「追憶」といった花言葉もあります。これらは山火事によって焼失されたものを偲ぶ気持ちが込められています。

ユーカリはたくさんの雄しべが伸びた独特な形状の白色・ピンク色・黄色・オレンジ色の花を咲かせますが、特に色別の花言葉はないようです。

ユーカリの代表的な花言葉は「再生」や「新生」といった再出発やリスタートを意味する花言葉が多く、特に怖い意味合いの花言葉はないようです。

ユーカリの葉は、品種によって形状が異なり、細長いものや丸形のものなどがあります。南半球のオーストラリアやタスマニアなどに自生しており、非常に大きく成長するのが特徴です。

ユーカリには数多くの種類があり、現在では800種以上が確認されています。
一般的にオーストラリアで自生している品種では細長い形状のものが多く、葉色はシルバーがかった緑色をしています。

日本には1875年ごろに渡来し、街路樹や切り枝（生け花）として利用されてきました。葉には芳香があり、ポプリやアロマオイルに使われます。品種や変種が多く、柑橘系の良い香りがするレモンユーカリや、銀白色で円形をした葉を持つ「ギンマルバユーカリ」など品種や変種が多く見られます。

近年ではユーカリはシンボルツリーとして育てる方も多く、シルバーがかった葉色（銀葉）がおしゃれな木々でもあるので、観葉植物としてお部屋のインテリアの一部として育てたり、高木になることや、香りがよく開花時期は見ごたえのある花が咲くことから、お庭のシンボルツリーとして栽培を楽しまれる方も多いようです。
また、ドライフラワーや切り花にも用いられており、生花店などでもその姿を見ることができます。

ユーカリといえばコアラを思い出す方も多いのではないでしょうか。実はコアラが食べるユーカリの葉は、数百種あるうちの数種類だけです。

・分類…フトモモ科・ユーカリ属
・原産地…オーストラリア、タスマニア島、ニュージーランド
・別名…ユーカリ樹（ユーカリじゅ）
・開花期…品種により異なる
・出回り期…周年（9月〜4月が流通量が増加する）

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ユーカリが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

ユーカリはアロマオイルとしての効能があり、特に呼吸器系のトラブルには欠かせないアロマオイル（精油）で強力な殺菌作用があります。その他、抗ウイルス、消炎、去痰作用にも優れているそうです。
そして、風邪やインフルエンザ、花粉症などの予防や症状の緩和に効果を発揮します。ユーカリの葉の主成分が免疫力を高めることや室内の殺菌消毒にも効果的なので、普段からディフューザーなどで香りをお部屋に広げておくだけでも感染症予防につながります。

またユーカリのアロマオイルは、ダニやノミ、ハエ、蚊などの駆除に役立つ香りをもち、自然由来の防虫剤にもなります。夏場、ユーカリのアロマオイルを配合したアロマスプレーをひと吹きしたり、ダニが繁殖しやすいカーペットや布団掃除の際にスプレーするとダニやノミを寄せ付けない効果があるといわれています。

そのほか、ユーカリオイルはミントに似たスッと爽やかな、スッキリ感のある香りなので、心身のリフレッシュや集中力アップの効果も期待できるそうです。

爽やかな、すっきりとした香りが特徴のユーカリは、近年、ドライフラワーやスワッグなどのアレンジ類としても人気が高く、贈り物としても大変喜ばれるかと思います。玄関などに置くと明るい印象をもたらしてくれたり、香りのよい葉っぱが疲れや不安を癒してくれます。庭木としてもインテリアとしてもおすすめの木です。

スッキリとした香りで私たちを癒してくれる「ユーカリ」。
花言葉も前向きな花言葉が多いので、贈り物やインテリアとしてもおすすめです。