エリカの花言葉｜小さな花が寄り添いあって咲くエリカ、名前の由来や特徴を解説

「孤独」「寂しさ」「裏切り」「博愛」「良い言葉」
「博愛」という花言葉は、細い枝に釣鐘型の小さな花がびっしりと咲く姿が、寄り添いあって見える様子からつけられました。

エリカの英語の花言葉
solitude「孤独」

エリカの色別の花言葉
白色のエリカ「幸福な愛」
紫色のエリカ「閑静」「静寂」

エリカの種類別の花言葉
ジャノメエリカ「博愛」「幸運」「裏切り」「希望」
スズランエリカ「幸福」「幸せな愛」
クリスマスパレード「博愛」「心地良い」「謙遜」

エリカには「孤独」「寂しさ」「裏切り」など、ネガティブな花言葉がつけられています。たくさんの花を咲かせるエリカには「孤独」や「寂しさ」という言葉は似合いませんが、他の植物が生えないような荒野に自生することからつけられた花言葉です。エリカは可愛らしい花を咲かせるので大切な人へプレゼントしたくなります。しかし、人によってはネガティブな意味にとらえてしまうこともあるので、注意が必要です。エリカの花を贈る際は、しっかりとメッセージや花言葉を添えてプレゼントしましょう。

アフリカやヨーロッパ原産のエリカは、ツツジ科エリカ属の常緑性の植物です。花の形は、ベル状や筒状、壺状など種類によって様々で、細い枝に小さく可愛らしい花をたくさん咲かせます。樹高は1mにも満たない品種がほとんどですが、中には2mを超すものも存在します。日本へは大正時代に持ち込まれました。エリカはピンク色の花を咲かせるイメージが強いようですが、白色や赤色、黄色やオレンジ色など花色も豊富な植物です。花の形や花色など、種類によって異なるのが特徴のエリカは、庭植えや鉢植えだけではなくドライフラワーなどでも楽しむことができます。

・分類…ツツジ科エリカ属
・原産地…アフリカ、ヨーロッパ
・別名…ヒース、ハイデ、エイジュ（栄寿）
・開花期…11月～4月（品種によって異なる）
・出回り期…11月～6月

学名である「Erica」は、ラテン語で「ほうき」という意味の「eric（エリック）」が語源となりました。エリカの近隣種であるカルーナの枝でほうきを作っていたことからこの名前がつけられたといわれています。

ヨーロッパではエリカが荒野に自生することから、イギリスで「荒野」を意味する「Heath（ヒース）」やドイツで同じ意味を持つ「Heide（ハイデ）」と呼ばれています。

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされています。エリカが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

エリカは700種以上の野生種があり、園芸品種も多くつくられているのでいくつかご紹介します。

「ジャノメエリカ」
開花期…1月〜4月
アフリカ原産のジャノメエリカは、耐暑性が高く日本で最もポピュラーな品種です。花の中から出ている雄しべの葯が蛇の目に見えることから「ジャノメエリカ」という名前がつけられました。

「スズランエリカ」
開花期…2月〜4月
スズランの形に似た小さな花を咲かせることから「スズランエリカ」という名前がつけられました。クリスマス用に促成栽培で咲かせた鉢物が出回ります。

「アワユキ（淡雪）エリカ」
南アフリカ原産のアワユキエリカは、薄いピンク色の花が特徴です。ジャノメエリカと同じく、蛇の目のような葯が見えています。

「カナリーヒース」
南アフリカ原産のカナリーヒースは、冬に黄色のスズランのような花を咲かせます。暑さには強いですが乾燥に弱い品種です。

「アケボノエリカ」
南アフリカ原産のアケボノエリカは、春から夏にかけてピンク色の徳利型の花を咲かせます。

種類や花色が豊富なエリカには、ネガティブな花言葉がたくさんつけられていました。エリカの花をプレゼントする時は、伝えたいメッセージと一緒に花言葉を添えることをおすすめします。品種によって開花時期も異なるので、季節を問わずいろいろな品種を楽しむことができますね。鉢植えはもちろんですがドライフラワーにもできるので、インテリアに合わせて飾ってみてください。