ユッカの花言葉｜「青年の木」という別名もあるユッカの特徴や名前の由来を解説

観葉植物として育てられることも多いユッカ。まっすぐ上に伸びた葉っぱは緑が鮮やかでオフィスやリビングでも存在感を発揮します。

そんなユッカの花言葉は「勇壮」「偉大」「颯爽とした」。

ユッカの葉は尖っており上向きに伸びています。その葉が剣や刀にたとえられ、男性的なイメージからこのような勇ましい花言葉がつきました。

同じくその男性的なイメージから、ユッカには「青年の木」という別名もつけられています。

ユッカは北・中央アメリカを原産地としており、ニューメキシコ州の州花にもなっています。ユッカの受粉システムはかなり特殊で、原産地にしか存在しないイトランモグリガという虫のみが花粉を媒介できます。

ユッカは古くから存在しており、古代アメリカ先住民はユッカの花を食用にしていたという記録も。その後17～18世紀ころから園芸用として海外に輸出されるようになりました。

日本では育てやすさから観葉植物とし人気があり、新築祝いや開店祝い、引っ越し祝いなどでも用いられています。

・ユッカの分類…リュウゼツラン科イトラン属
・原産地…北・中央アメリカ
・別名…セイネンノキ（青年の木）
・開花期…4月～10月
・出回り期…通年

ユッカとは変わった名前ですが、なぜこの名前がつけられたのでしょう。

名前の由来として、昔カリブ諸島で「ユカ」と呼ばれるキャッサバ（トウダイグサ科イモノキ属の植物）と混同されていたからという説があります。

別名のセイネンノキ（青年の木）は、前述したとおり、まっすぐに尖って伸びる葉の様子からつけられたものです。

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ユッカが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

特徴的な葉っぱがピックアップされることの多いユッカですが、花も咲かせます。

ユッカの花は白や黄色の鈴のような形。大ぶりなその花が胡蝶蘭にも似ていることから、ユッカの中には「厚葉君が代蘭」と呼ばれる種類のものもあります。

ユッカが観葉植物として置かれる理由には、育てやすいというほか、風水的に縁起がよいこともあります。

ユッカには新芽が矢継ぎに生えてくるという特徴があり、「成長・発展の植物」といわれています。

そのことから風水でも金運や仕事運、勉強運のアップにつながる縁起のよい植物とされ、贈り物としても人気に。店の開業祝い、開店祝いにもおすすめです。

ユッカは風水において「邪気を払う」ともいわれており、開店祝いだけでなく新築祝いや引っ越し祝いにもよいとされています。また、邪気が入ってこないよう玄関に置かれることも多いです。

インテリアグリーンとしても申し分なく、多くの店やオフィス、個人宅に置かれています。

開店祝い、新築祝いにもおすすめのユッカ。ただ、ユッカを贈る際の注意点もあります。ユッカのプレゼントを検討している人は、以下の注意点やマナーも知っておきましょう。

お祝いはできるだけ早く贈りたいものですが、開店当日や引っ越し当日は先方もバタバタしているもの。そんなときに観葉植物が届いても、かえって負担をかけてしまうかもしれません。

開店祝い、引っ越し祝いなどでユッカを贈るときは、開店や引っ越しの当日よりも1週間ほど遅らせ、落ち着いた時期を見計らって贈るのがよいでしょう。

観葉植物をプレゼントする際は、そのお店やお宅のスペースを考慮して選ぶ必要があります。スペースに対してあまりに大きいものだと先方も置き場所に困ってしまうでしょう。

ユッカは30cmほどのものもあれば160cm以上のものもあり、サイズはさまざま。適切なサイズのものをプレゼントしましょう。

赤色は火事を連想させるため、開店祝いや新装祝い、新築祝い、引っ越し祝いなどでは避けるのが望ましいとされています。ユッカをラッピングして贈るのであれば、包装紙やリボンは赤色以外のカラーがおすすめ。

ただ、あくまで縁起を担いだ言い伝えのひとつであり、そこまで神経質になる必要はありません。赤を基調としたお店などには赤色の鉢植えが合う場合もあります。先方が喜ぶカラーを選びましょう。

風水的な理由から贈り物に選ばれることが多いユッカですが、男らしい花言葉をふまえて男の子の出産祝いにプレゼントするのもよいでしょう。

明るい緑のユッカが置いてあれば、それだけで部屋の見栄えもよくなりそうですよね。