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2021年07月17日 13:30 更新

自分でお着替えできたときに「えらい」と言ってない? 「えらい」がダメな理由『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』Vol.5

「すごい!」「ダメって言ったでしょ!」などの言葉が、親子関係や子どもの育ち方に影響するかも⁉ 『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした、オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方叱り方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、3~12歳向けの具体的な言葉がけ例を紹介します。

【ほめ方】自分で服を着られたとき

ほめ方 自分で服を着られたとき
(イラストレーター:亀山鶴子/ブックデザイナー:西垂水敦・市川さつき(krran))
1人で何かができるというのは、自立欲求が強い幼児(特に2~3歳)にとってはとても嬉しいことです。大人でも自分の好きなことに取り組んだときに「えらい」と言われるたら違和感を覚えませんか。子どもも自分がやりたいからやっているだけで、誰かのためにやっているわけではありません。着替えやごはんも、生活するうえで必要なスキルであって、本来は「えらい」ことでもないですよね。もし子どもががんばっていたとしたら、その努力に気づいてあげて、見ていたことを伝えてあげましょう。

こんな言い方もGOOD!

もっと具体的に

片足ずつゆっくりとはいて、1人で着られたね

自由回答式の質問

どこがいちばん大変だった?

書籍『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』について

自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
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(2021/5/12 時点)

「すごい!」「よくできたね!」「さすがお姉ちゃんだね!」
よかれと思って、そんなほめ方をしていませんか?

「ダメって言ったでしょ!」「早くしなさい!」「どうして約束が守れないの?」
しつけのために、そんな叱り方をしていませんか?

「ほめる」「叱る」の声かけ次第で、親子関係や子どもの育ち方に大きな影響が見られます。日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、謙遜文化による「ほめ不足」が原因ではなく、「非効率的なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。
注目が集まっているプログレッシブ教育(進歩教育、オルタナティブ教育)の代表格である「モンテッソーリ」と近年最注目の「レッジョエミリア」を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士による、エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方叱り方という「声かけ」に落とし込んだ画期的な子育てバイブルです。

(文:島村華子『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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