お金が学べる日本&海外の映画6選~金融・経済を楽しく勉強しよう~
「お金について学びたいけど、何から手をつけたら良いの?」という人は、お金にまつわる映画を見るのがおすすめです。金融業界や経済、借金、横領などを題材とした映画は、ときに知識を与え、ときにお金との関わり方を教えてくれるでしょう。今回は、勉強のきっかけ作りにおすすめの邦画&洋画を、6つ紹介します。
ニューヨークの投資会社で働く女性の物語「ワーキング・ガール」
1988年に放映されたアメリカ映画「ワーキング・ガール」は、ニューヨークの大手投資会社で働く秘書テス(メラニー・グリフィス)の、ロマンスありコメディありのサクセスストーリー。テスの上司であるキャサリン(シガニー・ウィーバー)が事故で休職し、キャサリンの恋人であるジャック(ハリソン・フォード)と共に、仕事に恋にと奮闘していく物語です。
舞台はウォール街にある投資会社のM&A(合併と買収)部門。この映画を見ることで、合併や買収の仕組みや難しさが楽しく学べます。また、大企業で働く女性の悩みや葛藤、対立も細やかに描かれているので、働く女性はきっと共感する部分があるでしょう。
投資やM&A、当時の経済について学べ、「私も頑張ろう!」と勇気がもらえる作品です。
日本のファンド対中国ファンドの買収合戦!「ハゲタカ」
2007年にNHKで放送された連続ドラマ「ハゲタカ」の4年後を描いた続編映画で、2009年に放映された日本の金融映画「ハゲタカ」。主人公である外資系ファンドマネージャーの鷲津政彦(大森南朋)が、中国政府系ファンドの劉一華(玉山鉄二)が狙う日本のトップ自動車メーカー『アカマ自動車』を巡って、壮大な買収戦争を繰り広げるというあらすじです。
M&Aやリーマンショック当時の経済状況について勉強になるだけでなく、『ホワイトナイト(友好的な買収者)』や『TOB(株式公開買付け)』などの、普段耳にしにくい用語も多数散りばめられているので、金融用語を学ぶことにもつながります。
映画はひとつの物語として完結しているので、ドラマを知らない人でも楽しめますよ。
現代にも通じる金融の基礎が学べる「殿、利息でござる!」
2016年に放映された日本の映画「殿、利息でござる!」は、磯田道史氏の「穀田屋十三郎」が原作の、江戸時代を舞台とした痛快エンターテイメント映画。破産や夜逃げが多数でるほど重税を課していた仙台藩に、主人公である穀田屋十三郎(阿部サダヲ)や篤平治(永山瑛太)らが立ち向かっていくという物語です。
本来年貢を収める側の十三郎が、殿様にお金を貸付け、金利をもらうことで、苦しむ仲間達を救おうという逆転の発想は、現在の金融業界や社会においてもきっと役立つでしょう。コメディ要素も多く含まれているので、楽しく金融について学べる映画です。
お金と借金の怖さを知り反面教師にしてほしい「闇金ウシジマくん」
2012年に放映された「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平氏の漫画が原作の日本の映画。2010年に放送されたドラマの劇場版で、2014年と2016年にも新作映画が公開された人気シリーズです。
非合法な金利で貸付けを行う金融屋・丑嶋馨(山田孝之)を主人公に、取り立てに追われる未來(大島優子)や、丑嶋に恨みを持つ純(林遣都)などが登場し、お金と共にどう生きていくかが描かれています。
作中では、金融業界の裏の姿や生活保護の実態など、現代社会のリアルともいえる姿が映し出されていて、普段では知ることが少ない世界を垣間見ることができます。荒々しい取り立てなど、借金やお金の怖さを学ぶことにもうってつけの作品といえるでしょう。…
※この記事は2020年09月16日に公開されたものです