【医師監修】赤ちゃんとの旅行はいつから?持ち物や移動方法、宿泊先選びなどのポイント

【医師監修】赤ちゃんとの旅行はいつから?持ち物や移動方法、宿泊先選びなどのポイント

赤ちゃんを連れて旅行に行きたくても、わからないことだらけで困っているお母さんお父さんは多いことと思います。ここではそんな方のために、旅行デビューするのにおすすめの時期、持ち物や移動方法、旅行先のことなどをお伝えします。


旅行デビューの調査結果

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赤ちゃんのいる家庭では生後何ヶ月頃、どこで旅行デビューをしているのでしょうか?

ミキハウス子育て総研による調査結果によると、初めて旅行した年齢でもっとも多かったのが生後6ヶ月~1歳未満で全体の32%。続いて1~2歳未満が21%、6ヶ月未満が19%でした[*1]。

赤ちゃんの旅行

初めての旅行先で一番多かったのが、「旅館」で全体の34%。続いて「リゾートホテル」で29%、実家が14%でした。

なお、年齢ごとに選ばれている宿泊先にも違いがあります。
生後6ヶ月未満で最も多い宿泊先は実家ですが、生後6ヶ月~1歳未満では4割が旅館を選んでいるのです。さらに2歳以上になると旅館は減り、リゾートホテルが増加しています[*2]。
生後6ヶ月未満では本格的な旅行ではなく実家に行くくらいにして、その後もしっかりと歩けるようになる1歳未満までは和室のある旅館、歩くのが上手になる2歳以上からはファミリー向けの設備なども期待できるリゾートホテルが選ばれている、と考えることができそうです。

赤ちゃんとの旅行はいつから?

全体的な傾向がわかったところで、赤ちゃんのいる家庭の事情を見ながら、いつから旅行するのがおすすめなのか考えてみましょう。

赤ちゃんの事情

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それぞれの航空会社でのお知らせを見ると、赤ちゃんが飛行機に搭乗できるようになるのは、生後8日からとなります。国内線・国際線のどちらでも基本的にこの決まりは変わらず、生後7日までは原則的に飛行機に乗ることはできないのです[*3][*4]。

以下の状態にある方も航空機搭乗には適しておりませんが、病状、体調などが安定しており、医師が「診断書」などにより搭乗の適正があると判断・証明した場合には、この限りではありませんので、ご相談ください。

14. 生後7日以内の新生児

以下の項目に該当するお客さまは、事前にプライオリティ・ゲストセンターまでご相談ください。

生後7日以前の新生児

ただし、生後まもない赤ちゃんを旅行に連れ出すのは、荷物が多い上に横抱っこが多く、お父さん・お母さんも大変です。比較的安心して赤ちゃんを旅行に連れていきやすい時期としては、首がすわる生後4ヶ月頃以降と考えるといいでしょう。
また、予防接種が進んだ生後6ヶ月頃以降だと、ある程度感染症のリスクも抑えることができます。

お母さんの事情

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産後のお母さんの事情も考えてみましょう。

産後の女性が国内線・国際線の飛行機に乗れる時期については、特に決まりはありません。 産後いつからでも乗ることはできるのです。

なお、産後の体は妊娠前と違ってダメージを受けています。
お母さんの体が妊娠前の状態に戻るまでの産褥期は産後約6~8週間と言われています。この時期は旅行は控えて、十分に休養を取るようにしたいですね。

ただし、いわゆる産褥期が終わっても何ヶ月も体調が優れないという人は珍しくありません。産後、自分の体調がどんなふうになるのかは、その時にならないとわからないのです。
そのため、産前に旅行の計画を立てて予約を取るのはおすすめできません。産後、体調が戻ってきて旅行に出ても大丈夫だと思えるようになってから計画を立てるのが安心です。

早くても生後6ヶ月以降がおすすめ

赤ちゃんとお母さんの事情を考えると、首がすわって予防接種も進んでくる生後6ヶ月頃から、赤ちゃんを連れ出しやすくなってくることがわかります。
季節としては、赤ちゃんと一緒の旅行はインフルエンザなどの流行しやすい時期や熱中症などの危険性がある時期は避けて、春や秋の穏やかな気候の時期を選ぶようにしましょう。
また、旅行中に病気になってしまっても、海外では言葉が通じにくく医療機関で症状を伝えるだけでも苦労することになります。初めての旅行なら、急な病気でも医療機関に連れていきやすい国内の観光地などを旅行先に選ぶと安心です。

スケジュールの立て方

赤ちゃんとの旅行で気をつけたいのが、旅行先でのスケジュールです。

あれもこれも見ようとスケジュールを詰め込んでしまうと、赤ちゃんが疲れて体調を崩しやすくなってしまいます。そのため、スケジュールはできるだけゆったりと組むようにしましょう。
たとえば、毎日1カ所だけ行っておきたい場所を決めて、そこに行けたらその他の場所は諦めてもいいと考えておきましょう。旅行当日には赤ちゃんの体調を見て、疲れがたまらないように気をつけながらどこに行くか考えるといいですね。

移動方法も考えよう

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赤ちゃんとの旅行でおすすめの移動方法は自動車です。 赤ちゃんが飽きたり疲れてしまわないように、小まめに休憩を取りながら行くことができます。赤ちゃんはベビーシートに座らせて、安全に行きましょう。

1~2歳頃からは電車移動もいいでしょうが、、あまり長い時間電車に乗り続けるのは赤ちゃんが飽きてしまったり授乳しにくかったりと大変でしょうから、長くても1~2時間電車に乗る程度にしておきたいですね。

なお、飛行機を利用する時には、バシネット(機内に設置できる赤ちゃん用の簡易ベッド) があると赤ちゃんを抱っこし続けなくても済みます。バシネットを設置できる座席や利用できる赤ちゃんの年齢・体重を航空会社に確認してから、飛行機の予約を取るようにしましょう。
また、座れるようになる6~7ヶ月頃以降は、赤ちゃん用に1人分の席を用意しておくと、親子ともに疲れを減らすことができます。 チャイルドシートの貸し出し を行っている航空会社もあるので、確認しておきたいですね。

鉄道会社や航空会社によっては、ミルク作りのサポートや離乳食の提供、オムツ交換台など、赤ちゃんや子どものためのサービスを用意しているところもあります。 より快適に旅行ができるように、利用する鉄道会社や航空会社などのサービスも旅行前に調べておきましょう。

旅行先を選ぼう

安全で衛生状態のいい場所を

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旅行先を選ぶ時には、赤ちゃんにとって安全で衛生状態がよく、安心して旅行できる地域にしましょう。
慣れない海外に行くなら、飛行時間が約5時間以内で時差も少ない地域にしておくと家族みんなの疲れを抑えることができます。 ちなみに、赤ちゃんのお昼寝時間が定まってきたら、フライトのタイミングをお昼寝時間に合わせると、機内で眠ってくれるのでいいかもしれません。

なお、旅行会社によっては赤ちゃん連れのファミリー向け旅行プランを用意しているところもあります。こうしたプランでは赤ちゃんのお世話グッズが用意されていたり、宿泊先での離乳食がいくつか選べるようになっていたり、赤ちゃん向けのプレイスペースが設けられていたりします。赤ちゃんも旅行先で楽しく快適に過ごせそうですね。

また、旅行先では、ホテルのインフォメーションや旅館の仲居さんなどに、赤ちゃん連れ向けの観光・レジャースポットを聞いてみましょう。現地の人だからこそ知っているおすすめを教えてくれることもあります。

あると便利な持ち物

赤ちゃん連れでの旅行に持っていくと便利なもの・必ず必要なものも旅行前にチェックしておきましょう。また、海外に行く場合は旅行保険に加入しておくことを強くおすすめします。

医療関係

☑少量の整腸剤、風邪薬、解熱薬
☑持病の薬
☑母子手帳
☑小児用安全カルテ(海外旅行に行く場合)

赤ちゃんのお世話グッズ

☑日焼け止め、保湿クリームなど普段使っているケア用品
☑おむつ替えグッズ一式、着替え
☑ミルクグッズや授乳ケープなどの授乳用品
☑離乳食(宿泊先や移動中に必要な回数分)
☑おもちゃ(お気に入りや興味を持ちそうな新しいおもちゃ)

移動グッズ

☑ベビーカーや抱っこヒモ
☑チャイルドシート(車に乗る場合)
☑バスタオルや肌掛け

その他にも、普段公園や児童館などで過ごす時に携帯していて便利なものがあれば持参していきましょう。

旅行先で紙おむつやミルクが不足したら

しっかりと準備してきたはずなのに紙おむつが足りなくなったり、授乳する場所やミルク作りができる場所が見つからなくて困ることがあるかもしれません。
国内旅行なら、授乳やおむつ替えができてミルク用のお湯も提供している「赤ちゃんの駅」という施設が全国に設置されています。この「赤ちゃんの駅」は鉄道の駅という意味ではなく、さまざまな赤ちゃん向けの施設のこと。たとえば埼玉県だけでも5878か所もの施設が登録されています[*2]。

また、国内外の空港には乳幼児向けの休憩室や授乳室が設けられているところがたくさんあります。赤ちゃん連れのファミリーのために、サポートサービスを用意している航空会社や空港もあるので、旅行前にチェックしておきましょう。

まとめ

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赤ちゃんとの旅行は、お母さんの体調が回復し赤ちゃんの予防接種もある程度進んだ生後6ヶ月以降にプランを立てると安心です。季節性の感染症の流行が少なく体調も崩しにくい春や秋に行くようにすると、安全で快適に過ごしやすくなります。なお、旅行先は安全で衛生状態のいい、安心して過ごせる地域を選びましょう。赤ちゃん連れの旅行プランを選び、旅行前に利用できるサービスや施設を調べておくと、さらに快適に過ごせます。親子で疲れをためないように、のんびりとスケジュールを組んで、楽しくリフレッシュしてきたいですね。

この記事の監修ドクター
梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

(文:大崎典子/監修:梁尚弘先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]Weekly ゴーゴーリサーチ第588 回「“子連れ旅行”実態調査」(ミキハウス子育て総研)
https://www.happy-note.com/research/10588.html
[*2] 「平成27年度乳幼児連れ及び妊産婦旅行促進事業報告書」平成28年3月 観光庁観光産業課
http://www.mlit.go.jp/common/001226063.pdf
[*3] ANA「病気やけがをなさっているお客様へのご案内」
https://www.ana.co.jp/share/assist/pdf/shindan.pdf
[*4]JAL「健康に不安のあるお客様へ」
https://www.jal.co.jp/health/before/health/unfit.html

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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