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【自由研究にピッタリ】まるで科学実験! キラキラ宝石のような琥珀糖を作ってみよう
「食べる宝石」とも呼ばれる琥珀糖は、作る工程が実験のようで、自由研究としても人気です。色の混ざり方や結晶ができていく様子を観察しながら、親子で一緒に作ってみるとおもしろいですよ♪
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
何年も前からSNSでも話題となっている琥珀糖。鉱物スイーツ、サイエンススイーツとしても注目されています。キラキラ光る姿はまるで宝石のようで心がときめきますよね。
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実は使う材料は少なく、作り方もとっても簡単。子どもと一緒に実験感覚で作れてしまいます。長期休みなどに、親子で琥珀糖作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
琥珀糖って?
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琥珀糖は古くから作られてきた和菓子のひとつ。昔はクチナシで色づけしており、琥珀色にできあがったことから「琥珀糖」という名前がついたとか。現在はカラフルな色でも作ることができ「食べる宝石」とも呼ばれるようになりました。
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見た目以外の大きな特徴として、その独特な食感があげられます。表面はシャリッとしているのに、中はぷるんと弾力がある不思議な噛み応え。
琥珀糖は、沸騰した熱い状態でたくさんの砂糖を溶かして飽和水溶液を作りますが、冷めて乾燥させる際に限界を超えた分の砂糖が結晶化し、表面がシャリッとするんです。中がいつまでもぷるんとしているのは、水分を寒天が閉じ込めてくれるから。
実はとっても科学の勉強になってしまう琥珀糖作りは、子どもの自由研究としても人気なんですよ。
琥珀糖を作ってみよう!
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それではさっそく琥珀糖の作っていきましょう。
琥珀糖ならではの食感を作り出すために、水と砂糖の割合は1:1.5。砂糖をたくさん使いますが、飽和水溶液にしないと結晶化しないので、琥珀糖作りにはこの割合が大切。
まずは基本の作り方をマスターしましょう!
材料
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琥珀糖の材料はとってもシンプル。必須のものといえば寒天、砂糖、水の3つのみ。そこに色や香りをつけるための材料を好みで加えるだけです。
材料(作りやすい水分量)
・粉寒天……4g
・砂糖……300g
・水……200ml
・アイシングカラー……少量
・レモンオイル……数滴
※今回の色づけはアイシングカラー、香りづけはレモンのエッセンシャルオイル(摂取可能なもの)を使用。
下準備
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固めるときの容器は、後でカットしやすい形のものがオススメ。今回は色も見やすいガラス容器を使用しました。
下準備として、寒天液を流し入れる前に水でぬらしておきます。こうすることで、固まってから取り出すときにはがれやすくなります。
寒天液を作る
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琥珀糖は砂糖をたっぷり溶かした固めの寒天です。鍋に水と寒天を入れて加熱していきます。
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寒天を溶かしながら2分沸騰させます。しっかり沸騰させないと固まらないので、ここが大事なポイント。
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弱火にして砂糖を加え、溶かしていきます。
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砂糖が溶けても、続けて弱火で煮詰めていきましょう。このとき泡が立たないように静かに混ぜるようにします。
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ヘラで持ち上げたときに糸を引くようになったら、火を止めます。
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レモンオイルを加えて混ぜれば、寒天液の完成です。
色づけ
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色づけ方法はいろいろとありますが、簡単に鮮やかな色がつけられるアイシングカラーで今回は色づけしていきます。
寒天液大さじ2に混ぜて、好みの色を作っていきます。淡い色づけをしたい場合には、水でよく溶かしてから寒天液に混ぜてみてください。一度濃い色になってしまうと薄めるのは大変です。少量で色を作ってから、寒天液に混ぜていくと調整しやすいです。
アイシングカラーのほかにかき氷シロップ、食品着色料、香りや味のついたフレーバーシロップなどで色づけしてもOK。シロップを色づけのときに加える場合、量が多いと固まらなくなる可能性があるので、大さじ1~2程度にしておきましょう。
バタフライピーやマロウなどのハーブティーを使った色づけは、自然の色を活かしている安心感があって人気。レモンなど酸性のものを加えると青から紫~ピンクに変化したりするので、その科学変化を実験感覚で試してみるとおもしろいですよ!
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色づけ用の寒天液ができたら、残りの寒天液は容器に流し入れます。
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あとは色つきの寒天液をスプーンで加えて混ぜていきます。
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全体に混ぜていってもいいし、いくつかの色をマーブル模様にしてみても◎。ランダムに落としてぐるぐる混ぜたりなど、思い思いに色づけしていきます。色の組み合わせや、混ぜたらどんな色になるかも学べます。
粘度があるので、水彩絵の具を水に溶かすようにぱ~っと色が広がっていきません。混ざり方はゆっくりで、しっかり混ぜないと広範囲には色づけできませんが、その分様子を見ながら混ざり具合を調整しやすくて◎。混ざってしまうと元には戻らないので、混ぜすぎには注意してくださいね。
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気泡があるとそのまま固まってしまいます。中にできた気泡はなかなか取り除けませんが、表面ならアルコールをシュッと吹きつければ取ることができます。ラップを静かにのせて、はがして気泡を取ることも有効。
色づけも終わったら、固まるまで待ちましょう。寒天は常温でも固まりますが、冷蔵庫で冷やすと短時間で固めることができます。
カット
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しっかり固まったら、取り出してカットします。かなり固めの寒天ですが、糖度が高いため触るとべたべたします。隙間に包丁やパレットナイフをさし込んで、慎重にはがしてみてください。
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あとは正方形にカットしたり……
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長方形にカットするのもいいですが、
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手でちぎって鉱物っぽくしてみたり、
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宝石のようにカットしてみるのもいいですね!
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宝石のように角をカットして出たかけらをパクッと味見してみて。ほんのりレモン風味をつけた琥珀糖は、甘くてぷるんとした食感。これが意外においしいんです♪
乾燥させる
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できたても食べられますが、琥珀糖は乾燥せるとまた違った味わいが楽しめます。すき間を空けて並べ、風通しのよい場所で1週間ほど乾燥させると、表面はシャリッと中はぷるんとした琥珀糖ならではの食感に変身。できあがるまで時間がかかりますが、この変化の観察も子どもと一緒に楽しんで♪
琥珀糖の変化を観察してみよう!
1日目
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できたてほやほやの琥珀糖は、触るとべたつきがある状態。ツヤツヤでつけた色も鮮やかです。クッキングぺーパーを敷いたバットに並べて、時間をかけて乾燥させていきます。
べたつきがあるということは、ほこりやゴミが飛んでくればくっつきやすいということ。風通しは確保したいので、ラップではなくガーゼや布巾を軽く掛けてほこり除けにし、密閉しないようにします。
2日目
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2日目はあまり変化はなし。同じ向きだと乾燥具合に差が出てくるので、向きを変えてあげると◎
3日目
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3日目もそこまで変化なし。少し乾燥してきた箇所がではじめたかも。
4日目
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今回はなかなか乾燥してこなかったため、布巾をかけて扇風機の風を当ててみると、うっすら表面が結晶化してきました。固さが出てカサカサした触り心地で、表面が白っぽく見える箇所もあります。でもまだべたつく部分のほうが多め。
5日目
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さらに結晶化が進み、すりガラスのような見た目の表面に。鮮やかだった色が優しいふんわりした色合いになってかわいい♪ かけらを味見してみるとシャリッとしていました。まだべたつく部分が残っている状態。
6日目
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とうとう表面が結晶化しました! 触ってもべたつきはなく、軽くて表面が固い琥珀糖の完成です。
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鮮やかさも残しつつ、すりガラス状の柔らかい色合いに落ち着きました。とっても涼し気なビジュアルできれい。固くなったのは表面だけなので、力をちょっと入れるとバリッと割れてしまいそうな感触です。
琥珀糖の仕上がりと味
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カットの仕方で見た目の印象はかなり変わります。カット面が多ければ多いほど結晶化が進みやすいので、早く乾いてきます。
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手でちぎった琥珀糖は天然石のようになりました。
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宝石のようにカットしたものもかわいい♪ 弾力のある寒天をきれいにカットするのは難しくてちょっと粗が目立ちますが、ケーキなどのスイーツにデコレーションしてみたらキラキラしてかわいいですよね。
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でき立ての透明感とはまた違った、ノスタルジックな風合いがステキ。色づけ次第で印象がガラッと変わりそう。
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割ってみると中は作りたてのときのような鮮やかな色のまま。手で割ってみると、キラキラ度が増してなんだか幻想的です。
食べてみると外側はしっかりとシャリシャリ。中はぷるんと弾力がありますが、寒天なのでゼラチンのような粘りはなく、ほろほろとほぐれて食べやすいです。シンプルな材料で作った雑味の無い甘味が、想像よりもずっとおいしい!
作る工程のおもしろさばかりに気を取られ、実は味にはあまり期待していませんでしたが、これは予想を裏切られました~。香りや味つけをアレンジしたら、また違った琥珀糖ができそうです。
琥珀糖の保存方法
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しっかり乾燥させて完成させた琥珀糖は、糖度も高いので常温で保存可能。2~3週間は持ちますが、気をつけたいのが湿気。水滴がついたりしないように、密閉できる容器に詰めて、乾燥材も入れておくと安心。
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ガラス瓶はしっかり密閉できて、壊れやすい琥珀糖も守ってくれるのでオススメ。見た目にも涼しげでいいですよね。ラッピングしてプレゼントしても喜ばれそう。
糖度の高い琥珀糖は、凍ってもカチンコチンにはなりません。冷凍保存なら1ヶ月程度持つので、冷凍庫で保管するのも◎。フリーザーバッグはコンパクトですが、琥珀糖が潰れたり、崩れたりしそうなので、固い密閉容器に入れて冷凍庫に入れると安心です。
まとめ
琥珀糖は寒天、砂糖、水の3つの材料で作ることができる伝統的な和菓子です。きれいな色や香りをつけて作られた琥珀糖は「食べられる宝石」と呼ばれて人気となっています。
作る工程は難しくありませんが、しっかり乾燥させるには時間が必要です。ゆっくり結晶化していく様子を観察しながら、科学のおもしろさや不思議さを発見してくださいね♪