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2024年06月23日 06:30 更新

<おうちガーデニングのススメ>「春~初夏の寄せ植えに」おすすめ植物10選

春~初夏にかけては、たくさん花を咲かせてくれる植物が豊富に揃い、寄せ植えするのが楽しい季節です。温かくなり、成長の早いこの季節に合わせた苗の選び方やお世話のポイントがあります。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

すっかり暖かくなってくると、植物も成長の早い季節になってきます。色とりどりの花の苗がお店には並び、おうちでも飾りたくなってきますよね。

花壇にたくさん植えると管理が大変ですが、いくつかを組み合わせて植える寄せ植えなら、コンパクトで場所もそこまで取らずお世話もしやすいのでオススメです。

春~初夏に咲く花の組み合わせポイント

ガーデニング, 寄せ植え, 春, 初夏

寄せ植えの魅力は、ひとつの鉢にさまざまな植物を集めて楽しめること。一緒に育てるために気をつけなくてはいけないことや、より魅力的にするためはどんなことをすればよいでしょうか?

① 好む環境が合っているかどうか
② 性質
③ 成長の仕方
④ 花、葉、伸び方、大きさ

この4つは必ずチェックして、植物同士がケンカしないよう、相性のよいものを組み合わせることが失敗しないための大きなポイントです。

ガーデニング, 寄せ植え, 春, 初夏

色合いや全体のバランスなど、自分好みに選んで寄せ植えにすれば愛着も湧きますよね。多少性質や好む環境が違ったりしても、お互いに補い合ったりすることもあるので、あまり難しく考えすぎなくても大丈夫。

植物は花がたくさん咲くものも多く、色も豊富。オススメの植物をご紹介しますので、特徴やお世話の仕方などチェックしてくださいね!

春~初夏におすすめの植物

オステオスペルマム

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南アフリカを原産とするキク科の植物で「アフリカンデージー」「アフリカキンセンカ」などの呼び名もあります。

花色が多彩で、シックなものから蛍光色みたいな色合いまでさまざま。花びらの形も一重、八重、丁子咲き、スプーン型の花弁のものなど、これが同じオステオスペルマム? とびっくりするくらい種類が豊富です。深みのある落ち着いた雰囲気にも、パッと明るい雰囲気にもできるので、好みのものを見つけてみて♪

【開花時期】3月~6月、9~11月
【植えつけ】3月~6月、9月~11月
【花色】薄紫、紫、ピンク、白、赤、オレンジ、黄色、アプリコット色、褐色、複色、バイカラーなど、とにかく多種多様!

一年草のものと多年草のものがあるようですが、日本で流通しているものは多年草のようです。耐寒性も耐暑性もあるので、寒冷地でなければ地植えにして越冬し、大株になることも。

ガーデニング, 寄せ植え, 春, 初夏

次々に花が咲き、蕾もどんどん出てきます。寄せ植えにすればメインの花になってくれ華やかさが出ます。どんどん咲いてくるので、花がら摘みはこまめにしましょう。これをしないと花の咲く数が減ってしまったり、蒸れや傷みにつながります。

開花時期も長いため、肥料は定期的に必要。梅雨になる前に切り戻して、風通しをよくして蒸れないようにすれば、秋にまた花が咲きます。乾燥には比較的強いですが、蒸れや多湿は大敵です。日当たりがよく、水はけのよい環境を好みます。

イベリス

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「イベリス」はふわっと甘い香りがするアブラナ科の花。「キャンディタフト」「マガリバナ」とも呼ばれ、ヒマワリのように太陽に向かって花を咲かせます。

花は4枚の花びらがあり、内側の2枚は小さく、外側の2枚は大きいのが特徴。この小さな小花がいくつも集まって可愛らしいひとつの花房になっています。

【開花時期】3月~6月、9月~11月
【植えつけ】3月~6月、9月~11月
【花色】白、赤、ピンク、紫

一年草と多年草のものがあり、多年草のものは常緑で耐寒性も耐暑性も強いです。一年草のものは夏を超えるのは難しいですが、多年草のものは夏を超えて秋にも花が咲くものもあり、長期間楽しめます。

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花つきがよく、次々と花を咲かせます。成長も早く、横に広がるようにこんもりとボリュームが出ますが、多湿は苦手なので梅雨に入る前に切り戻してあげましょう。花がら摘みもこまめにして蒸れないように気をつけてください。日当たりと水はけのよい環境を好みます。

スカビオサ

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「スカビオサ」はイベリスにも少し似ていますが、より可憐でふわふわしたやわらかい花弁の花で、切り花も人気があります(個人的にすごく好きな花です!)。和名は「マツムシソウ」。

【開花時期】4月~6月、9~11月
【植えつけ】3月~4月、9月~11月
【花色】白、紫、ピンク、赤紫、青、黄、赤

耐寒性や耐暑性は品種によって差があり、開花時期も品種によって異なりますが、寄せ植え用の苗が出まわるのは春ごろが多いです。蒸し暑さは苦手なため、日本で夏を超えるのはちょっと難しいかも。

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花色や姿がエレガントな雰囲気を出してくれます。高温多湿は苦手なので風通しのよい場所に置いてあげるようにしましょう。意外に花つきもよく、次々に花芽が伸びてきます。蕾も個性的でステキ。

花かんざし

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コロンと小さな蕾が咲くと何とも可愛らしい姿を見せてくれる「花かんざし」は、花弁がカサカサと音が鳴り、まるでドライフラワー。実際にドライフラワーにしてみると、この姿をキープしたまま簡単に乾燥させることができます。

蕾は赤みがかっているのに、咲くと真っ白で花芯は黄色。この色の対比がキレイです。実は白い部分は総苞と呼ばれるもので、花弁は黄色い部分なんですよ。

【開花時期】3月~5月
【植えつけ】10月~4月
【花色】白

耐寒性・耐暑性はともに弱い関係で夏越しは難しく、本来は多年草ですが日本では一年草扱いとなっています。蒸れが大の苦手なので、花の上から水やりをするのも控え、根元にあげるようにしてみて。

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花つきはよく、たくさん蕾を伸ばし次々と咲きます。花がら摘みはこまめにし、蒸れないように気をつけましょう。風になびく姿は軽やかで可憐。全体にふわっと広がるような姿になります。

ワスレナグサ

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爽やかな空色の「ワスレナグサ」も、この季節の人気の花です。原産地では多年草ですが、高温多湿を嫌うため、日本の夏を超えるのは難しく一年草扱いとなっています。

【開花時期】3月~6月
【植えつけ】2月~4月、9月~10月
【花色】白、ピンク、青、紫

水を好み、水切れしないようにしなくてはいけませんが、水はけが悪くなりすぎる場所も注意。日当たりと風通しのよい場所で育ててください。

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ひとつひとつの花は小ぶりですが、ほかにはなかなかない空色が魅力的で、存在感を出してくれます。小花で寄せ植えの主役になるような花ではありませんが、主役をより魅力的に見せてくれる名脇役として重宝します。梅雨の前くらいまで咲き、そのころには花芽もすっと丈が伸びてまた違った味わいに。

コロニラ・バレンティナ

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マメ科の常緑低木である「コロニラ・バレンティナ」は、葉も鮮やかな黄色い花もキレイで、寄せ植えをしたときによく映えます。特に斑入りの葉の「コロニラ バレンティナ バリエガータ」はカラーリーフとしても◎。花が終わっても葉の美しさで重宝します。

【開花時期】2月~5月
【植えつけ】3~6月、9月~11月
【花色】黄

耐寒性はあり、耐暑性はやや弱く、日向を好みますが夏は半日陰がおすすめ。寒冷地でなければ、庭に植えて育てることも可能です。高温多湿にならないようにし、梅雨時は雨にずっと当たらないように気をつけましょう。

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マメ科らしい花と葉の形が、ほかにはなくてイイですよね。半つる性のような横に伸びる姿は、寄せ植えに入れると動きを出してくれる存在に。

マトリカリア

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明るいライトグリーンの葉と、小ぶりなマーガレットのような可愛らしい花が魅力の「マトリカリア」。「フィーバーヒュー」という名でハーブとしても古くから用いられ、カモミールに似たリンゴを思わせる香りがします。

【開花時期】5月~7月
【植えつけ】3~4月、10月~11月
【花色】白、黄

一重、八重、ポンポン咲きのものがあります。繁殖力は強く、こぼれ種でも増えるくらいですが、高温多湿はちょっと苦手。風通しのよい場所で湿気がこもらないように気をつけてください。水やりは土の表面が乾いてきたらたっぷりと。

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初夏に次々と花を咲かせてくれるマトリカリア。花も可愛いですが、葉の色や形もステキで、香りもするので癒されます♪ 香りは好みもあるので、購入時に確かめてみてくださいね。

ネメシア

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色がとにかく豊富で華やかさが出る「ネメシア」。一年草のものが多く出回っていましたが、近年は夏越しする宿根ネメシアが次々と登場して人気となっています。花の形はキンギョソウに似ています。

【開花時期】10月~6月
【植えつけ】3~4月、9月~11月
【花色】黄、オレンジ、青、白、紫、ピンク、バイカラー、複色

耐寒性はありますが、耐暑性は弱いため、夏の高温多湿を避ける耐暑が大切です。一年草のものは夏を超えるのは難しいですが、宿根タイプは半日陰の涼しい所で管理してあげると秋にまた花が楽しめます。

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カラフルな複色のものもあり、花つきもよく次々と咲いてくれます。日当たりと水はけのよい環境で育てればOK。花がらはこまめに取り除き、蒸れないように気をつけましょう。花がたくさん咲いた後は株が弱ってしまい、姿も乱れてきます。半分程度に切り戻すことで、新しく脇芽が出てまた花が咲きます。

ラベンダー

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深い紫色と香りが魅力のハーブの女王といえば「ラベンダー」。スッと上に伸びる姿は、寄せ植えでは高さを出してバランスを取ってくれます。種類によって花の姿や性質は異なりますが、オススメなのはイングリッシュラベンダー。

【開花時期】5月~9月
【植えつけ】3~5月
【花色】紫、ピンク、白

耐寒性は強いものの耐暑性はやや弱く、特に蒸れが苦手。真夏は刈込んで風通しをよくすることが肝心です。日当たりと風通しのよい場所で管理し、水は土が乾いてきたらたっぷりとあげるようにしましょう。

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花が終わってから刈込もうと思うのはちょっと遅いです! 収獲を兼ねて早めに刈込んで、株が弱らないように気をつけましょう。ラベンダーの花はドライフラワーにしたり、クラフト素材としても使うことができます。

マリーゴールド

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鮮やかな黄色やオレンジの花が春~夏に咲くマリーゴールド。長期間次々と花を楽しませてくれます。育ってくるとこんもりとボリュームが出るので、植えるときはスペースを取るようにしてみてください。

【開花時期】4月~12月
【植えつけ】4~6月
【花色】黄、オレンジ、クリーム、白、赤、褐色、混色

よく見かけるフレンチ種のほかに、丈も花も大ぶりなアフリカン種などもあります。日当たりと水はけのよい環境を好み、暑さには強く、真夏にも花が咲き強靭。水やりは土が乾いてきたらたっぷりあげましょう。

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花は咲き終わったら早めに摘まないと、種を作って株が弱ってしまいます。病気にもなりやすくなるので、こまめに摘むようにしましょう。株が大きく育ったら、枯れた葉や傷んだ茎は切り戻し、風通しをよくすると、また芽が伸びてきて花が咲いてきます。

春~初夏はカラーリーフも豊富

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春~初夏にかけては花つきのよい植物も多く、華やかな寄せ植えができますが、組み合わせや成長によっては、ちょっとモリモリになりすぎてうるさい印象になってしまうことも。

少し抜け感を出すために、花ではなく葉っぱのキレイなものを入れてバランスを取ってみて。葉の色や形がほかの植物と被らないものを選べば、花を惹き立てたり、花に負けない存在感を出してくれることもあります。

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セダムやクローバー、ツルニチニチソウやタイムなど、葉がキレイなものの中には春~初夏の季節に花を咲かせるものもあります。

春~初夏に気をつけるポイント

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春~初夏にかけてはたくさん花を咲かせるものも多く、それなりに手を掛けてあげることでより長く楽しめます。耐暑性があるものでも、ほとんどの植物は蒸れが苦手なので、風通しの確保と株が弱らないために花がら摘みや刈込み作業も大切です。

水やりや好む環境は植物によって異なりますが、梅雨や湿気の対策、強い日差しへの対策など、それぞれに合わせてお世話してみてください。

まとめ

春~初夏にかけては花つきもよく、色のバリエーションも豊富な苗が手に入ります。寄せ植えにする場合は、組み合わせ方がとても大切になってくるので、まずはお気に入りのひとつを選んで、それに合わせてほかのものを組み合わせてみてはどうでしょうか。

多くの植物は高温多湿が苦手なので、花がらをこまめに摘んで株が弱らないようにし、蒸れないように切り戻したり、風通しのよい場所に置いたりして、長く楽しんでくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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