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2019年04月14日 11:00 更新

【ガーデニング】春~初夏にかけて咲く花のおすすめ10選

温かくなった春は本格的なガーデニングシーズンの始まりです。1年の中でもひときわ華やかな花が次々と咲いてきて、楽しい季節でもありますよね。たくさんの種類の花が出まわりますが、春~初夏にかけて咲くおすすめのものをピックアップしてご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

温かくなってくると、お庭やお店ではさまざまなお花が咲き始め、なんだかガーデニングをしたくなってきませんか? 園芸店では、たくさんの種類の苗や鉢植えが並び、選ぶのに困ってしまうほどです。花の種類によって、開花時期や、その後のお手入れ方法も変わってしまいます。今回は、春~初夏に咲く花を集めてみました。

春~初夏に咲く1年草

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春は花がたくさん咲く季節です。特に春~初夏にかけて咲く植物は、この時期にたくさんの花を咲かせます。そのため、株を弱らせないようにするのが長く楽しむコツ。

特に1年草の植物は、この期間にエネルギーを一気に使って花を咲かせようとします。次々咲く花は、とても華やかできれいなものばかり。花数が多いので、こまめに花柄摘みをして株が消耗しないようにお世話をすることが大切です。夏越し、冬越しは考えなくてもよいので、花が咲いている期間を長く楽しめるよう花柄摘みをし、次の年のために種を採る場合は最後の時期にします。

バーベナ

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小さな桜のような花が集まって咲くバーベナ。別名は美女桜。クマツヅラ科のバーベナ属で、たくさんの種類があります。1年草のものと宿根性の多年草のものがありますが、夏の暑さには比較的強いのに対し、冬の寒さには弱く、冬越しできないものも多くあり、日本では1年草扱いになっている種類もあります。

【開花時期】4月~10月ごろ
【植え付け】4~6月、9月
【花色】白、ピンク、赤、紫、オレンジ、黄

春から初夏どころか秋まで咲くバーベナ。花が少なくなる真夏でも元気で、水はけと日当たりがあれば育つため、初心者向きです。乾燥には比較的強く、ジメジメした環境は苦手。風通しの良い状態にしてあげると元気に育ちます。

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たくさんの種類があるので、花色や育ち方もさまざま。背の高く育つタイプや、地面に這うように伸びるタイプもあります。地面に這うタイプは耐寒性のあるものもあり、グランドカバーにすることも。伸びて姿が乱れた時は、切り戻してあげると脇芽が出てきます。宿根性のものは挿し芽で増やすことも可能。

ガザニア

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キク科ガザニア属。パッと咲いた姿は鮮やかで勲章のようなことから、勲章菊の名前が付けられています。本来は常緑の多年草ですが、耐寒性があまりないため、日本では1年草扱いとなっています。徐々に寒さにならせば冬越しすることも。

【開花時期】4月~10月
【植え付け】3~5月
【花色】白、ピンク、赤、オレンジ、黄、赤紫、

南アフリカが原産のガザニアは、高温乾燥には強く多湿には弱いため、梅雨時には蒸れないように気を付けてください。

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日の当たるときは開き、当たらないときは閉じる性質があります。日当たりがとても好きなので、よく日の当たる場所で育てると、花がたくさん付きます。反対に日陰だと花は少なく、株も弱ってしまいます。

カンパニュラ

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釣鐘上の花を付けるカンパニュラはキキョウ科カンパニュラ(ホタルブクロ)属で、1~2年草と宿根性の多年草があります。

【開花時期】5~7月
【植え付け】9~10月
【花色】白、ピンク、紫、青

日当たりと風通しの良い場所を好みます。多湿は苦手なので、蒸れないように気を付けましょう。初夏に種まきをして、秋に定植、次の年に花が咲くので2年草扱いになっていることもあります。

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大輪で草丈が高くなる高性種と背の低い矮性種があり、どちらにも1年草のものと宿根性多年草のものがあります。釣鐘上の花とは少し違う桔梗に似た花の品種もあって人気がとてもあります。

ヤグルマギク(ヤグルマソウ)

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キク科ヤグルマギク属の1年草。近年までヤグルマソウと呼ばれることが多かったのですが、ユキノシタ科に同じ名前のヤグルマソウがあるため、区別するためにヤグルマギクという名前に統一されてきています。耐寒性があって強靭、雑草のように育ちます。

【開花時期】4~7月
【植え付け】9~11月
【花色】白、ピンク、赤、青、紫

1年草ですがこぼれ種で毎年出てくることも。苗で植え付ける場合は、秋植えとしていますが、ほぼいつでも植えることが可能です。水はけと日当たりの良い場所を好みます。

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元々雑草のように育っていましたが、品種改良が進み、八重咲のものや花色も増えました。なんといっても鮮やかな青系の花が印象的。ドライフラワーにも簡単になるので試してみてはどうでしょうか。

ロベリア

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ロベリアはキキョウ科ロベリア属の1年草。原産地では本来多年草ですが、日本では夏越しできず1年草扱いとなっています。宿根性の品種もあります。蝶のような形の花が無数に咲き、とてもきれいです。

【開花時期】4~7月
【植え付け】3~5月
【花色】白、ピンク、赤、青、紫、混色

日当たりと水はけの良い場所を好みます。湿気は苦手なので風通しが必要です。

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上手に育てるとこんもり茂ってあふれるように花が咲いてきます。伸びて姿が乱れたら花付きも悪く、蒸れてしまうので刈込んでください。梅雨時に刈込んで群れを防げれば、上手くいくと秋にもう1度咲くことも。

ストロベリーキャンドル

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マメ科シャジクソウ属でクローバーの仲間であるストロベリーキャンドル。名前はその花の姿からきています。本来原産地では多年草ですが、暑さに弱く、日本では夏越しがほとんどできないため1年草扱いとなっています。日当たりの良い場所を好みます。

【開花時期】4~6月
【植え付け】11~4月
【花色】赤

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牧草として用いられてきストロベリーキャンドルは、条件が揃えば群生になるほど丈夫。秋に種をまいて寒さに当てると、花の色が鮮やかでたくさん咲きます。

ルピナス

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マメ科ルピナス属のこの花は長く大きな花穂が見事で、庭に植えるととても見栄えします。1年草と宿根性の多年草の種類があります。耐寒性はありますが、あまり暑さには強くなく、日本では夏越しが難しいようで、涼しい地域が適しています。

【開花時期】4~6月
【植え付け】3~4月
【花色】白、ピンク、赤、オレンジ、紫、黄、複色

日当たりと水はけの良い場所を好みます。

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見ごたえする大きな花穂ですが、そのままにしておくと種を作って株が弱ります。早めに摘み取ってあげると脇芽が伸びて、2番花や3番花が出てきます。切り花として楽しむのもおすすめです。

春~初夏に咲く 多年生植物

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春~初夏は、多年生の植物も見事な花を一斉に咲かせます。1年中緑の茂る常緑性のものや、苦手な季節は地上部にでる部分が消える宿根性のものもあります。夏や冬を越して次の年も咲かせるために、続けてお世話が必要になってきますが、毎年春になると花を見られるのでとても楽しみになります。

マーガレット

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キク科を代表するかのようなきれいな花を咲かせるのは、常緑性の多年草であるマーガレット。低木と分類されることもあります。高温多湿を嫌い、半耐寒性で厳しい寒さの中での越冬も難しいので、鉢植えで管理した方が育てやすいです。温暖な地域では、霜よけすれば庭上でも越冬可能です。

【開花時期】3~6月(地域によっては11月~6月)
【植え付け】3~4月、9~10月
【花色】白、ピンク、黄

育てる地域によっては、冬場や夏場に花が咲き続けます。植え付けも真夏、真冬を避ければ可能です。真夏はほとんど成長はなく、蒸れも苦手なのでやや乾燥気味に管理します。花が終わったら切り戻してあげると、元気を取り戻してまた花を付けます。

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マーガレットというと一重の白い花をイメージしますは、ピンクや黄色、八重咲きやポンポン菊のような姿の品種もあり多彩です。派手さはありませんが、清楚な可愛らしさがあって人気です。

クレマチス

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キンポウゲ科センニンソウ属のクレマチスは、多種多様な花色、花の形があり【つる性植物の女王】ともいわれるほど人気。1シーズン咲く品種だけでなく、四季咲きの品種もあります。種類によって性質は変わりますが、寒さには強く、高温多湿にはやや弱いものが多いようです。宿根性の多年草だけでなく、品種によっては常緑性のものもあります。


【開花時期】5月~11月(品種によって)
【植え付け】2~5月、10~11月(品種によって)
【花色】白、ピンク、赤、黄、青、紫、茶、黒、複色

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クレマチスが咲き乱れるフェンスや壁に憧れる人は多いですよね。つる性なので、きれいに咲かせるためには誘引するなど計画的に管理することが大切です。我が家にも数種類のクレマチスがありますが、ほぼ放置で何も世話をしていないので花数は少ないものの、毎年GW~梅雨入りあたりに大きな花が咲き、楽しませてくれます。

バラ

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これぞ花の中の花、ローズガーデンといえばガーデナーの憧れです。バラ科バラ属のものは実に多く、世界中に原種がありますが、さらに品種改良されて年々新しい品種が誕生しています。性質も、低木のものもあればつる性のものもあり、花の色や形も多彩。多くは茎や葉に棘があるのも有名ですね。分類は咲き方や、花の形、系統や姿や開花時期によってそれぞれあり、多岐にわたっています。

【開花時期】5~6月、6~11月(四季咲き)
【植え付け】真夏以外
【花色】白、ピンク、赤、黄、オレンジ、紫、茶、黒、緑、複色

主な薔薇の咲く季節は初夏ですが、四季咲きタイプはその後秋まで何度か花を付けます。色は本当に豊富で、花の姿も種類がたくさん。香りも品種によって違いますが、よい香りのするものがたくさんあります。

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花が終わってからの剪定、病気や害虫対策は必須。つる性のものは長く伸びますが、勝手に絡みつくというわけではないので、人の手による誘引が必要です。きれいに咲かせ、元気に育てるには少々手がかかりますが、その分きれいな花を咲かせて応えてくれます。

我が家には白いモッコウバラが3本あり、植えてから10年以上経ちます。とっても元気で年に数回きつめの剪定をしなくてはいけないくらい伸びて暴れん坊ですが、毎年GW前後には、小さなかわいらしい花を無数に咲かせてくれます。棘のないタイプで、暑さ寒さにも強く頑丈でおすすめです。

こちらで紹介している植物も春の終わりごろまで咲くものがたくさん! 今回紹介したものと一一緒に組み合わせて植えてもすてきです。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

春は花が咲く植物が多く、とても紹介しきれません。温かくなって庭仕事もしやすくなって楽しみですね。成長期に入り、育つスピードが速かったり、花が次々咲くので花柄摘みをこまめにしなくてはいけなかったり、お世話するのはちょっと忙しい季節かもしれませんが、その分ガーデニングの楽しみも多くやりがいもあります。

園芸店や花屋さん、ホームセンターではたくさんの花の苗や鉢植えが所狭しと並ぶ季節です。ぜひ足を運んでお気に入りの花を見つけてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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