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2018年08月13日 20:00 更新

【ガーデニング】寄せ植えのコツは? 苗の選び方からメンテナンスまで

季節ごとに咲く色とりどりの花やグリーン。玄関前やお庭に自分好みの寄せ植えを置きたいけれど、うまくできるかちょっと不安。どんな種類を合わせて、どんなお世話をすればいいのか、そしてお花が終わった後のメンテナンスは? など疑問点もいっぱい。そんな迷ってる方に向けて、寄せ植えのポイントをまとめてご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

実は私、元花屋店員です! 子どものころからお花に触れる機会は多かったのですが、家には植えるスペースがありませんでした。同じように、自宅には植えるスペースがあまりない方でも(たくさんある方でも)寄せ植えは限られた場所で、お花を楽しむことができます。

そんな寄せ植えを、より楽しむためのポイントを今回はご紹介します。

寄せ植えするのに必要なものは?

Lazy dummy

「我が家に素敵な寄せ植えを飾りたい!」……お花やグリーンに囲まれた生活を夢見る人は、少なくありません。そんな思いを叶える方法は、大きく分けるとこの3つ。

(1)お店ででき上がった寄せ植えを購入する
(2)自分で好きな苗を選んで植える
(3)得意な人に作ってもらう

もし(2)を選ぶなら、寄せ植えのいくつかのポイントを知っておくと安心です。

Lazy dummy

寄せ植えを作る前に、必要なものを揃えましょう。道具は軍手、シャベル、はさみなど最低限のもので構いません。

・器
素焼きや陶器、ワイヤー、ブリキ、木製のものまでさまざまあります。

・土
植える植物によって適する土は変わりますが、初心者は「お花用の土」「観葉植物用の土」など、あらかじめ配合されているものを使うと簡単です。

・底石
排水や通気性を良くし、軽量化も考え底石を使います。発泡スチロールなどでも代用可能です。

・鉢底ネット
器の底の穴から害虫が入らないよう、穴をふさぐように置いてから土を入れます。

・苗
植えたい苗を選びましょう。選び方のポイントを次でご紹介します。

寄せ植えの苗を選ぶポイント

寄せ植えは、いろいろな種類の苗を組み合わせて植えるので、選ぶ時にチェックすべきポイントがあります。お店にはたくさんの苗が並んでいるので、その中からどれを購入するか悩むところ。選ぶときに気を付けることは、この4つ。

(1)植物ごとの好みの環境
植物は湿気を好むものと乾燥を好むもの、日当たりを好むものと日陰を好むものなど、好む環境に違いがあります。あまりに好む環境が違うものを、一緒に植え込むのはNGです。ただし、多少の違いは植物自体が順応したり補い合ったりしてくれるので、神経質になり過ぎなくても大丈夫。

(2)開花期間・性質
開花期間や性質(1年草か多年草かなど)を知っておくことで、次に植え替える時期や手入れ方法などを、前もって計画しておくことができます。

(3)姿
植物によって成長していく度合い、姿は異なります。もちろん花の大きさや形も違います。一緒に植えるので、お互いに引き立つようバランスを見ることも必要です。

(4)設置場所
設置する場所の環境、背景(日当たり、家の外壁の色など)が具体的なほど選びやすいです。

例えば、この時(春)に寄せ植えしたものは……

「リナリア」
スッと上に伸びて成長します。お花の開花時期は長くボリュームも出ます。1年草と多年草があります。

「ビオラ」
次々と花を咲かせ、姿形も可憐です。こまめに花がら摘みをすれば、株が弱らず6月ごろまで咲きます。1年草ですが、こぼれ種で次の年も芽が出ることがあります。

「スイートアリッサム」
こぼれるように次々花を咲かせ、横に広がるように成長します。こちらは「スーパーアリッサム」という品種で開花期間が長く、夏越え可能(通常のものは6月ごろまで)。

「忘れな草」
小さなきれいなブルーの花を咲かせてくれます。開花時期は6月ごろまで。とっても可憐で可愛いです。

「シルバーレース」
シルバーの葉色が素敵です。耐寒性もそこそこある常緑多年草。挿し木もできます。アレンジメントのグリーンとして使っても素敵です。

「ヘリクリサム」
シルバーの葉色で横に広がるように伸びます。常緑の低木。半耐寒性で冬越し可能(地域にもよります)。

「アイビー」
庭のアイビーを剪定ついでに水に差して室内で楽しんでいましたが、1カ月ほどで発根したので、一緒に植え込みました。挿し木でも発根します。這うように広がります。

寄せ植えの植え方

植える前に、それぞれの位置を考えてから植え始めるとスムーズにできます。

器に鉢底シートを敷き、底石を入れてから、苗を入れて鉢から出ない高さまで土を入れます。苗をポットから出して土の上に並べて、隙間にしっかりと土を詰めていきます。この時に土の詰め方が甘いと苗がぐらぐらしてしまうので、十分に入れてください。

水をあげたときに溢れてしまわないように、器の縁よりも土の高さが少し低いくらいに植えるのがポイントです。

植えたばかりの姿だけでなく、成長していく過程を想像して高さを出すもの、ボリュームを出すもの、横に広がるもの、垂れ下がるものなど変化のあるよう組み合わせると素敵です。

寄せ植えのメンテナンス

植えた後は、こまめに花がら摘みをし、追肥が必要なものはしてください。春に植えた寄せ植えのお花が終わりになったら、夏に向けて植え替えします。

1年草の花物は取り除き、伸びた葉物は刈込んで、新しく夏の暑さに強い苗を植えました。刈込みなどしているので、少しバランスは悪いですが、成長と共にまとまっていきます。

こちらは、別の年の初夏に植えたもの。

多年草の物や宿根草のものは、植え替えのときに庭に植えるときもあります。特に、宿根草は土より上の部分がなくなって、根だけ残る時期があり、存在を忘れてしまうことが。植える場所があるときはおろしてあげてください。

季節感を演出して楽しむ

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季節やイベントのお花を飾ると雰囲気がとっても出るので、積極的に取り入れたいですね♪

例えば、クリスマスシーズンにはポインセチアやシクラメン、コニファーなど。

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お正月なら葉ボタンや南天。

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ハロウィンには南瓜の飾りをプラスしても。

多肉植物の寄せ植えも素敵ですよ♪

まとめ

素敵な苗がたくさんあるので、どれか絞り込むのは大変です! 限られた予算と場所で楽しむならポイントを押さえて、失敗しないようにしましょうね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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