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2023年10月09日 08:21 更新

インフルエンザで学級閉鎖が続出! もしも子どもがかかってしまったらどうすべき?

例年は12月〜3月ごろに流行する季節性インフルエンザ。それなのに今年は一年中感染者が発生していて、今も流行中です。その理由と特徴と対策について森戸先生に聞きました!

季節性インフルエンザがずっと流行中⁉︎

(※画像はイメージです)
(※画像はイメージです)

新学期が始まるとともに、再びインフルエンザの流行が始まりました。現在では、学級閉鎖も相次いでいます。通常、インフルエンザは空気の乾燥する冬の時期に流行するもの。

でも、ここ数年は新型コロナへの感染対策によって流行が抑えられていたため、集団免疫が低下していて、今年はずっと収まっていません。ただし、ここで大事なのは「昨年かかっておけばよかった」「感染対策をしないほうがいい」という話ではないこと。

以前の記事で詳しくお伝えしたように、様々な症状に苦しみ、さらに合併症や後遺症などの恐れのある感染症には、できるだけかからないほうがいいのです。それに新型コロナウイルス感染症と同時にかかると重症化する恐れもあります。

インフルエンザウイルスは飛沫感染が多く、接触感染することもあります。多くは1〜3日程度の潜伏期間を経て、急な高熱(39〜40℃)から症状が出始めることが多いでしょう。

子供の場合、ただの風邪だと高熱が出ていても元気なことが多いものですが、インフルエンザの場合は関節痛、悪寒や頭痛、筋肉痛、強い倦怠感などがあるため、しんどそうにすることが多いと思います。

「うちの子、インフルエンザかな」と思ったら、小児科を受診しましょう。発熱などの症状が出てから半日くらい経っていたら、迅速検査キットで診断することができます。周囲で流行している場合は、臨床的な症状から診断が下りることも多いでしょう。

抗インフルエンザ薬はいつ使うもの?

実際にインフルエンザと診断されたら、学校保健安全法で出席停止とされている日数は登校・登園ができません。

発熱日を0日として「5日間」、または発熱日を0日として「乳幼児は解熱後3日の平熱期間、小学生以上は解熱後2日の平熱期間をおいてから」の長いほうを終えてから、登校・登園が可能になります。結構長いですね。それほどインフルエンザの感染力は強いのです。

ほとんどは1週間くらいで自然治癒しますが、つらい症状が多く、発熱期間も長いので、抗インフルエンザ薬や解熱鎮痛薬、去痰薬、抗ヒスタミン薬などが処方されることもあります。

タミフル、イナビル、リレンザ、ラピアクタなどの抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるため、発熱期間を1日弱ほど短くすることができます。ただし、発症してから48時間以内に服用しないと効果を発揮できません。

以前、タミフルを服用後に10代の子供が窓などから飛び降りたという事例があったことから、お子さんに抗インフルエンザ薬を飲ませていいのか不安な人もいるかもしれません。しかしインフルエンザにかかると、抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず、こうした異常行動が起こることがあります。発熱から2日間はできるだけ目を離さないようにしましょう。

最後に、インフルエンザはかかるとつらいだけなく、確率は低いとはいえ5歳未満の場合は特にインフルエンザ脳症、中耳炎、クループ、肺炎などを引き起こす恐れもある怖い病気です。

今月頃から様々な医療機関でインフルエンザワクチンの接種が可能になりますから、ぜひ家族みなさんで受けておきましょう。また、手洗いやマスクも有効です。

参照)森戸やすみ『小児科医ママの子どもの病気とホームケアBOOK』(内外出版社)

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