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2023年06月28日 11:21 更新

得意教科に変わる! 算数がニガテにならない方法『SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』Vol.6

「勉強しなさいと言うのに疲れた」そんな「勉強」に関する悩みを、中学受験塾SAPIX小学部の先生たちにぶつけました。『SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から、学びの本質についてふれながら「自ら学び続ける子に育てる」メソッドについてご紹介します。

算数ができる子になる習慣

算数を得意にするには?

× 算数の問題は、間違えないように丁寧に解くように伝える

◯ 算数の問題は、ゲーム感覚で解く。間違えてもOKと伝える

不正解が怖い子は算数が伸びにくい

「算数が得意」というと、天才的なひらめきをもっている子をイメージするかもしれませんが、決してそれだけではありません。

ゲーム感覚で楽しめる子は算数を楽しんで解けるようになる傾向があります。失敗を恐れるのではなく、「間違えたらもう1回やってみよう」と思える子は、算数が得意になることが多いのです。

一方で、「間違えたくない」と思って手が止まって動けなくなる子は、算数の問題を解き進められないケースがでてきます。「この道を歩めば絶対に頂上まで行けるよ」というルートがはっきりしないと歩き始められないタイプは、算数に苦手意識をもちやすいといえるでしょう。

また、「ゲームだ」ととらえると、算数の問題に対して「なんでこういうルールになるの?」「こんな状態、絶対に起きないじゃん」といったことに子どもが引っかかりにくくなります。

たとえば、「分数の割り算は、なんでひっくり返して掛け算するのか?」と思ったことはありませんか?
 
この質問に対する答えをすごくシンプルにいうと、「そういう決まりだから仕方がない」ということになります。

ほかにも、「時速60キロで3時間進みました」といった文章題があるときに、「その速さで走れるわけないでしょ」「ずっと同じ速度のはずないよね」といったことに引っかかってしまうと、問題を解く手が止まってしまいます。

「こんなことあるわけないじゃん」とどこかで思っていたとしても、「ゲームだし」「こういうルールなんだな」と客観的にみられると、すんなりと取りかかることができるようになります。

Check!
正解か不正解かは気にしないでゲームだと思って楽しく問題を解く
「トライ・アンド・エラー」が大切だと伝える

佐藤智『10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

『10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』では、子どもが学ぶ楽しさを知るヒントがたくさん紹介されています。ぜひ書籍でもお楽しみください。

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佐藤智さんのプロフィール

両親ともに教員という家庭に育ち、教育の道を志す。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。中学校・高校の教員免許を取得。出版社勤務を経て、ベネッセコーポレーション教育研究開発センターにて、学校情報を収集しながら教育情報誌の制作を行う。その後、独立し、ライティングや編集業務を担う株式会社レゾンクリエイトを設立。全国約1000人の教員へのヒアリング経験をもとに、現在は教育現場の情報をわかりやすく伝える教育ライターとして活動中。著書に『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』(共著/翔泳社)がある。

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