育児 育児
2023年01月05日 18:00 更新

松原眼科クリニック 松原令先生|辛い症状を抱えて来院される患者さんを笑顔にして帰したい

松原眼科クリニックの院長を務める松原令先生は、いつも元気よく診察室から、患者さんのお名前をお呼びします。素敵な笑顔で診察にあたっている松原先生は、患者さんだけでなくスタッフからも人気者。 今回は、松原先生にクリニックの特徴や日々の診察で心がけていることなどをお聞きしました。

NO白衣で患者さんとフラットな関係を大切にしているクリニック

松原先生は開業当初から「もう一回自分から行きたいと思える楽しいクリニック」であることをを大切に思っています。インタビュー中は松原先生の明るいお人柄がひしひしと感じられ、患者さんが笑顔になるのも納得!松原先生に、クリニックの診療方針についてお聞きしました。

大学病院と変わらない最新機器を常に導入している

当クリニックの一番の特徴は、大学病院と変わらない最新機器を常に導入していることです。「多焦点眼内レンズを使った日帰り白内障手術」に力を入れており、白内障の手術を年間約700件行っています。最新機器を導入することで、より安全かつ短時間で手術を行えるため、患者さんの精神的や時間的な負担を解消することができます。

診察時や術後の感染症を防ぐため徹底した衛生管理を

診察時や術後の感染症などを防ぐため、目に入る用具はすべて使い捨てをしています。クリニックのスタッフの安全性にも配慮し、メスやカバーなどもその都度廃棄しています。
コロナ対策にも力を入れており、換気や消毒、体温測定はもちろんのこと、患者さん同士の接触を少なくするため、第二待合室を用意しています。

お子さんの患者さんにはカプセルトイや松原先生の特製シールのプレゼントも

お子さんの患者さんの中には、見慣れない機器に囲まれて恐怖心を抱く方もいらっしゃいます。私を見ると「何かされる!?」と察知して泣いてしまうお子さんも…そのようなお子さんにも笑顔で帰っていただき、また来たいと思ってもらえるよう、アメニティを用意しています。
ちゃんと検査できたらカプセルトイが出てくるマシーンで遊べたり、私の写真入り特製シールや缶バッジをプレゼントしたりしています。
ガチャポンの中身は、流行りのものであったり、動物や車などのミニチュアなどです。私の写真入り特製シールは「スーパー戦隊アイレンジャー」を2種類用意していて、大変好評で喜んでいただいております。

NO白衣で1対1で向き合う診察を

私は開院当初から白衣を着用しないで診察にあたっています。それは昔からのこだわりで、医療は医師と患者さんの上下関係でなく、人としてフラットな関係を築くことが大切だと思っているからです。日常会話の中で、病気の問題点を把握するためには、白衣を着ないで話すのが一番だと思っています。実際に、普段着で接することで、患者さんの緊張感がやわらぎ、気楽に話せる環境になります。その結果、症状に関して困っていることを引き出すことができます。

また、患者さんが症状についてリラックスして話せるよう、診察室は基本1対1。看護師も席を外します。「手術はしたくない」「ちょっと見えたらそれでいい」など、1対1で話すことで患者さんも素直な気持ちを話しやすいようです。NO白衣での診察は、症状に関して困っていることを引き出すことができると、効果を感じています。

もう一回行きたい病院を目指している

遊園地のように、自分から行きたいと思ってもらえるクリニックを目指しています。病院って患者さんにとって「いやなところ」じゃないですか?なぜかというと、辛い症状を見せるところだからです。「できることなら行きたくない」「怒られる…」そんな風に思っている方が大半だと思います。しかし気になる症状を我慢していたら、手遅れになってしまうこともあります。「あそこに行ったら楽しい」と思えるクリニックにすることで、患者さん自ら足を運ぶようになり、病気の進行を遅らせることができます。

辛い症状を抱えて来院される患者さんを、笑顔にして帰したい

私が一番大切にしているのは、「辛い症状を抱えて来院される患者さんを、笑顔にして帰したい」という思いです。最新医療の提供だけでなく、待ち時間の快適性や、気軽に声をかけやすいアットホームな雰囲気、気持ちが明るくなるような笑顔での対応などをスタッフとともに心がけています。

お子さんの患者さんで多いのは、斜視や色覚異常、学校の視力検査で要検査になった、結膜炎、けが、目やになどの症状です。白衣を着用しないで診察してても、中には怖がるお子さんもいらっしゃいます。恐怖感を抱かないように寄り添い、「がんばってよく来たね」と、常に笑顔で接するように心がけています。

松原先生をはじめ、クリニックのスタッフの皆さんは明るくて元気。アットホームな雰囲気のクリニックです。

眼科医を目指したきっかけ

元気いっぱいの笑顔で優しく患者さんに接している松原先生。インタビュー中も、関西のノリでとても楽しく松原先生のお話を伺うことができました。松原先生に、医師を志したきっかけややりがいを感じるときなどもお聞きしました。

眼科医だった父の姿を毎日見ているうちに医師を目指すことを決意

眼科医になろうと思ったきっかけは、父が眼科医だったことです。自宅の一階が職場で、子どものときから医師の世界に慣れていました。毎日父の働く姿を見ているうちに、自然と自分も医師になろうと志すようになりました。
私自身、小学校の1年生から5年生まで長期間の入院生活で、学校に行けなかった時期がありました。病気で苦しむ辛さを知っていたというのも、医師になりたいと思ったきっかけです。子どもの頃から手先が器用だったこともあり、父と同じ眼科に進みました。

医師2年目で初めて執刀した白内障手術をきっかけに感謝の気持ちを忘れないように

今から約30年前、医師になって2年目のとき、田舎の病院に赴任した時期がありました。そのときのエピソードは今も強く記憶に残っており、忘れないようにしています。
初めてご年配の方に白内障の手術を執刀したんですが、上の先生なら早く終わる手術に2時間くらいかかってしまいました。新米医師であることが丸わかりだし…術後、もしかしたら患者さんに、時間がかかったことで怒られると思って落ち込んでいたら、その患者さんから「ありがとう。感謝しています」と仰っていただいたんです。そのときいただいた言葉にはもう、感謝しかありません。あの人がいるから、今こうして医者をやっている、医者として人間としての基礎ができたと思っています。この経験から、感謝の気持ちを忘れないように、日々診察にあたっています。

元気になった患者さんを見れたときにやりがいを感じる

なんといっても、患者さんが喜んでくれることと、素敵な笑顔を見ることですね。お子さんだと、昔からずっと来てくれる中で成長する過程を見ると、とても医師としてのやりがいを感じます。 再診で来院されたお子さんが、当院のオリジナルバッジをつけてくれてたりすると、とてもうれしく思います。

大学病院と変わらない最新機器を常に導入しています。

悩む前に医師の意見を聞きましょう

目の不調で悩みがあるときは、些細なことでもいいので一度眼科に来て欲しいと思います。 タブレット端末を使った授業や、スマホやパソコンを使用する機会が増えて、お子さんの視力が落ちるスピードが早くなったように感じます。しかし、今はスマホやパソコンがないと生活できない社会になってきています。1時間に1回は目を休めて疲労をとる、遠くを見るようにするなどして、自分の生活をより豊かにするためにも、上手につき合っていくとよいですね。

松原眼科クリニック

■住所:神戸市東灘区住吉宮町4-4-1 KiLaLa(キララ)住吉2F-216
■電話番号:078-857-1146
■診療時間:
診療時間
9:00-12:00
15:00-18:30

■休診:土曜午後、木曜、日曜、祝日
※火曜午後・金曜午後:手術(診療を行ってません)
■HP:https://www.matsubaraganka.com/
■アクセス
・JR「住吉」駅より徒歩1分(改札を出て左へ)

(取材・文:株式会社メディコレ

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-